パク・ヘジン主演の新ドラマ「ジェネシス - クローン人間」制作会社のコメントに監督が反論…“賃金はまだ未払い状態だ”

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写真=マイデイリー DB
「賃金未支払いが制作中断の原因という内容は事実ではない」(Victory Contents)

「私を含め撮影、武術、特殊効果、編集などを担当するスタッフたちの賃金、雇用費などがまだ未払い状態だ」(チャン・テユプロデューサー)

制作会社Victory Contentsが発表した立場を、演出者であるチャン・テユプロデューサーが全面的に反発した。事前制作ドラマ「ジェネシス - クローン人間」を巡る論争が、真実攻防の方向に向かっているのだ。

「ジェネシス - クローン人間」は俳優パク・ヘジン、AFTERSCHOOLのナナ、イ・ギウ、クァク・シヤンなどの豪華出演陣と「星から来たあなた」のチャン・テユプロデューサーの出会いで制作発表段階から期待を集めた作品だった。しかし「ジェネシス - クローン人間」の撮影は5月半ばから中断された。初撮影が今年1月に行われたが、撮影分量も当初の目標にはるかに足りない4話分に過ぎない状況だ。

しかし、このような制作中断の状況に対する制作会社と監督の立場は違う。10日、制作会社であるVictory Contentsは「『ジェネシス - クローン人間』はフレープロダクション段階でVictory ContentsとMountain Movement Storyが共同制作会社として参加して活動したことがあるが、今年初めに制作会社の合意の上に共同制作ではなく、Victory Contentsが単独で『ジェネシス - クローン人間』の制作を担当している。一部のメディアで報じられた賃金未支払いが制作中断の原因という内容は事実ではなく、弊社はすでに主演俳優の出演料、賃金など数億円に達する製作費を支払った状態だ」と立場を伝えた。

また提起されたチャン・テユプロデューサーが姿を消したという噂に対して「『ジェネシス - クローン人間』の演出を担当するチャン・テユ監督は、制作過程で当初決められた予算をはるかに超える制作費を要求し、5月8日頃には脚本家の交替を要請しながら、これを受け入れてくれないと降板するという立場を間接的に表明して来た。その後、連絡は受けていない状態だ。チャン・テユ監督と彼のスタッフを除いた演出部の全員は今日も事務室に出勤し撮影準備に集中しており、俳優たちも同じ心で撮影の再開を待っている」と主張した。

そして翌日となる本日(11日)、姿を消したというチャン・テユプロデューサーが立場を伝えた。チャン・テユプロデューサーは自身のFacebookに「Victory Contentsが発表した公式コメントの事実と違う部分を直す必要があると思い、コメントする」という文から始まるコメントを残した。

チャンプロデューサーは「Victory Contentsはコメントで賃金未払いが制作中断の原因ではなく、すでに主演俳優の出演料、賃金など数億円に達する製作費を払ったとしている。しかし私を含めて撮影、武術、特殊効果、編集などを担当するスタッフたちの賃金などはまだ未払い状態だ。有能な撮影チームを掴むために、撮影チームの3ヶ月間の賃金は私が代わりに払ったこともある」と伝えた。

続いてチャンプロデューサーは「多数のスタッフたちは公式に未払い賃金を解決してほしいという内容証明を送り、その資料はスタッフたちがお互いに共有している。したがって、賃金未払いが制作中断の原因ではないという立場は事実ではない」と強調した。

ここに「決まった予算を深刻に超える要求をしたというが、これも事実ではない。私が制作費を決める位置にいたわけでもないし、私はドラマの監督として完成度の高い作品を制作するために必要な要請をしただけだ。しかしVictory Contentsは監督である私とは合意せず、一方的に特殊効果に必要なセットの核心的な部分の図面を削除した。監督である私は撮影スタジオを訪問し、そのセットが作られなかったことを知って困惑した状況もあったのだ」と伝えた。

脚本家交替の要求については「Victory Contentsが指定した脚本家チームは、最初の2ヶ月間は協調的な雰囲気だったが、2月の旧正月前後から監督である私との会議なしに台本を書くと話しながら、4月末まで2ヶ月間以上、一方的に台本を執筆した」と付け加えた。

「チャン・テユ監督と彼のスタッフを除く演出部の全員は今日も事務室に出勤して撮影準備に集中している」という制作会社と、「多数のスタッフたちがこれ以上制作に参加しないという立場を伝えた状態であり、着実に賃金をもらった演出部のスタッフたちだけが残っている状態だと知っている」と主張するチャン・テユプロデューサー。「ジェネシス - クローン人間」を巡る真実攻防は当分、続くとみられる。

記者 : イ・スンギル