放送終了「アバウトタイム~止めたい時間~」イ・サンユン&イ・ソンギョン、2人の寿命時計と恋の行方は?

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN「アバウトタイム~止めたい時間~」放送画面キャプチャー
イ・サンユン&イ・ソンギョンが愛の力で寿命時計のいたずらを乗り越え、愛の実を結ぶハッピーエンドを迎えた。

10日に韓国で放送された「アバウトタイム~止めたい時間~」最終回では、イ・ドハ(イ・サンユン)がチェ・ミカ(イ・ソンギョン)の代わりに交通事故に遭い、命をかけた愛を見せた。しかし、数日後、チェ・ミカとイ・ドハは何もなかったかのようにデートをする姿が描かれ、視聴者を驚かせた。交通事故の後、二人の寿命時計が完全になくなり、全てが元に戻ったのだった。

余命を宣告されたチェ・ミカは自身の運命を克服した。そして次回作のオーディションのオファーも殺到し、“幸せな悩み”を持つことになり、イ・ドハも新しいミュージカル作品の制作を始め、事業を拡大した。チェ・ミカの家にイ・ドハが招待され、一緒に食事をし、イ・ドハも家族にチェ・ミカを連れてくると宣言するなど、彼らの愛情はさらに深まった。仕事と愛を全部ゲットした二人の男女の幸せな瞬間が眩しく描かれ、視聴者たちを喜ばせた。

その一方で、寿命時計が突然なくなった理由を知りたがるチェ・ミカにオ・ソニョ(キム・ヘスク)は「ただ大胆に目の前に迫ったことを渡ってきた、あなたたちが作り出した奇跡」と賛辞を惜しまなかった。イ・ドハは「気持ちの問題だと思う。僕たちに与えられた時間を乗り越えるほど切実な心があったんだ」と言い、特別な意味を与えた。平凡な真昼、ロマンチックなデートを楽しむ二人の姿で作品は幕を閉じた。予測不能な“寿命時計ロマンス”で最後まで緊張感を与えた「アバウトタイム~止めたい時間~」が残したものをまとめてみた。


◆運命を乗り越えた愛、ファンタジーロマンス

「アバウトタイム~止めたい時間~」はチェ・ミカの寿命時計が長くなればなるほどイ・ドハの寿命時計が減っていく“運命のいたずら”が最後まで二人を苦しめる中、お互いを救おうとする二人の変わらない愛が視聴者から強く支持された。ストレートな男性イ・ドハと彼を救うためやむを得ず逃げなければならなかったチェ・ミカの切ない恋愛模様が視線を釘付けにした。そしてお互いを守ろうとする気持ちにより、寿命時計がなくなる心温まる結末が繰り広げられ、運命を乗り越えたファンタジーロマンスを見せてくれた。


◆人生の意味を再確認した胸に響く感動的な展開

「アバウトタイム~止めたい時間~」は誰かが死ぬ日を教えてくれる“寿命時計”を題材にし、周りの人々の死を予め準備し、淡々と受け入れる過程を描き、感動を与えた。イ・ドハが余命を宣告された兄ユン・ドサン(チョン・ムンソン)とこれまでやりたかったことをやり、D-DAYを迎える姿が切ない感動を与えた。また、人々をたくさん集め、祭りのような雰囲気を楽しんだオ・ソニョの死の前の“セルフ葬式”も新しい意味を与えた。それとともに時限付きの人生の中でもミュージカル女優の夢を叶えるため最善を尽くしたチェ・ミカの情熱的な人生はそれだけで視聴者に感動を与えた。


◆俳優らの再発見

このドラマでは俳優らの情熱あふれる熱演が特に際立った。イ・サンユンはいつ、どこでもチェ・ミカに積極的にアタックする姿で胸をときめかせ、寿命時計を見る特別な能力を持ったイ・ソンギョンは余命を宣告された人生を持ち前の感性で表現し、視聴者はチェ・ミカの魅力にハマッた。イ・ドハを所有しようとする欲で次第に“黒化”したペ・スボン役のイム・セミと天才ミュージカル監督チョ・ジェユ役のキム・ドンジュンも劇中人物に入り込み、ドラマに活気を吹き込んだ。この他にもチェ・ミカのメンター(良き指導者)として活躍したオ・ソニョ役キム・ヘスクとチェ・ミカの母親チン・ラヒ役のナ・ヨンヒはベテラン女優ならではの演技で視聴者に感動と笑いを同時に与えた。年上年下カップルを演じたKARA出身スンヨンとSF9のロウンも胸をときめかせる恋愛模様を披露し、視聴者から愛された。

制作陣は「集中力を発揮し、熱演した俳優たちの演技力とスタッフの努力のおかげで『アバウトタイム~止めたい時間~』は特有のアイデンティティを維持し、美しく終えることができた。ドハ&ミカの『アバウトタイム~止めたい時間~』を支持してくださった視聴者の皆様に非常に感謝し、『アバウトタイム~止めたい時間~』が長く止めておきたい眩しい瞬間として皆の記憶に残ってほしい」と伝えた。

記者 : チェ・ナヨン