SISTAR出身のヒョリンがソロ初となるライブを日本で開催!「知らない人にも知ってもらえるステージをたくさんやりたいです」

Kstyle |

抜群の歌唱力とパワフルなパフォーマンスで韓国のビヨンセと呼ばれるSISTAR出身のヒョリンが初のソロライブを開催。多彩な音楽活動に挑戦し、本格的なソロ活動を始めたヒョリンの貴重なライブの一部をLINE LIVEで生中継も行った。Kstyleはライブ前日にインタビューを慣行。日本に対する印象や、音楽活動への思い、気になるプライベートについてもたっぷり語ってくれた。

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――始めてのソロライブとして日本を選んだ理由は?

ヒョリン:日本は、私にとって少し特別な国という感じがします。なぜなら、SISTARの活動の初期には何度か日本で活動をしたのですが、その後はほとんど日本には来ていなかったんです。日本のファンの方々がむしろ韓国に来てくださるから(笑)。久しぶりに日本のファンの方々とお会いしたかったし、日本のファンの方々が私を久しぶりに見てどう思うかの反応が気になっていたんです。

――日本でのライブということでセットリストも意識されましたか?

ヒョリン:特別なステージにしたいという思いがあって、普段のステージでお見せしていなかった、日本のファンの方々が好むようなスペシャルな曲、長い間やっていなかった以前の曲など、特別なものをたくさん準備しました。

――5月末にも日本にいらしたそうですね。

ヒョリン:コンサートの準備のためでした。今、私がクリエイティブな方々を誘って会社を立ち上げているところなので、自分でもスタイリングにも参加しているんですね。それで、コンサートの衣装を選んだり、ミーティングをしたり、いろいろなことをしたのですが、あまりにも久しぶりだったから、思わず「うわ~」って声をあげてしまいました(笑)。普通だったら外国にきて「うわ~」って声をあげるようなことはないのに、日本語の看板とか、建物とかを見たら不思議で声が出ました。


「日本のファンの方々がとても繊細で親切」

――日本についての印象や思い出、行きたい場所などを聞かせてください。

ヒョリン:まず日本のファンの方々がとても繊細で親切です。ファンレターの文字ひとつひとつに愛がこもっているのが伝わります。例えばプレゼントひとつひとつにポストイットをつけて「こうやって使うものですが、こんな意味があって選びました」とか、まるで恋人にするみたいに(笑)メッセージが書いてあるんです。それが一番、印象に残っています。公演以外ではプライベートな時間はまったくなかったのですが、今回は以前から行ってみたかった小さい食堂がたくさん集まったところに行きたいです。温泉にも行ってみたいのですが、たぶん今回も行けませんね(笑)。あ! 昨日ネイルアートをしました。(ネイルを見せて)自分でデザインを選びました。ネイルアートがとても好きで、日本には実力のあるネイリストの方がたくさんいるので、ぜひやりたかったんです。韓国でネイルをするときも日本のネイリストさんにしてもらっていて、日本でしてみたかったので、とても満足しています。

――女性のファンの方も多いですよね。女性ファンの方とのエピソードはありますか?

ヒョリン:そうですね、日本でも女性のファンの方が多いかもしれません。みなさん韓国語をすごく勉強していて、あまりにも上手に話すから「あれ、日本のファンなの?」って思うくらいです(笑)。そういう姿を見ると、私ももっと努力してかっこよくて多彩な姿をお見せしないといけないなと改めてそういう気持ちになります。

――ソロアーティストになってから個人事務所を立ち上げましたが、個人で事務所を設立するにあたってとても悩んだそうですが、誰かにアドバイスを求めたりはしましたか?

ヒョリン:“私の人たち(いつでも自分の回りにいて味方をしてくれる仲間という意味)”を第一に考えましたね。私の選択も重要ですが、私がどんな選択をしても、信じてついて来てくれる人たち。本当に悩んで、悩んで決めたことなのですが、その選択を後押ししてくれた“私の人たち”の力が大きかったです。


「全く違うタイプの人に惹かれたことのほうが多いみたいです」

――ソロシングル3連作リリースプロジェクト「SET UP TIME」を進行中ですね。これまでにリリースしたこれまでの2曲についてお聞きします。最初にリリースした「TO DO LIST」は“別れた後の気持ちを整理するのは明日にする”といった内容の、別れを経験した人ならば誰もが共感できる曲ですが、どんな反響がありましたか?

ヒョリン:「TO DO LIST」は、愛の別れも込められていますが、私がグループからソロになって、長い間共にした仲間との別れの気持ちなど、いろいろな気持ちも込めました。聴いた人の中には、愛に関連する別れと受け止めた人も多いでしょうけれど、私のように個人的な事情による別れと受け止めた人もいて、一緒に共感してくれる人が多かったようです。特にファンのみなさんは時期的にも、これは愛の別れだけが込められた曲ではないなということを受け止めてくださいました。何も言わなくても気持ちが伝わったんだなと、胸がいっぱいになりました。そして韓国語のタイトルが「明日からにしよう」なので、ファンのみなさんが「ダイエットは明日から」、「宿題は明日から」とかタイトルで遊ぶようなメッセージをくださいました(笑)。

――2曲目の「Dally」は違いすぎる恋人とすれ違う気持ちが表現された曲ですが、ヒョリンさんは自分と違いすぎる人に惹かれたらどうしますか?

ヒョリン:(爆笑した後に)私はなぜか自分に似ている人よりも、全く違うタイプの人に惹かれたことのほうが多いみたいです。だから「Dally」の歌詞にとても現実的な言葉を込めることができたと思います。

――ヒョリンさんと全く違うタイプというのは、どんな人でしょうか?

ヒョリン:私は見てのとおりの性格なので、私と正反対で口数が少なかったり、内向的だったり、臆病な人、おとなしい人とかですね。「Dally」はスタイリッシュでパフォーマンスでも見せられる曲ですが、多くの人が共感できるような現実的な歌詞にしたかったんです。だから、自分が経験した感情を歌詞に込めました。

――「Dally」はセクシーかつパワフルかつヒールを履いたダンスが話題になりました。ヒールダンスは本当に大変そうですが、怪我はありませんでしたか?

ヒョリン:7~8cmのヒールなので、大変ではありましたが、足の怪我よりも床を這うダンスが多かったので、アザがたくさんできました。足、骨盤など、あちこちにアザができました。パワフルなダンスの曲なので、身体を鍛えないと踊れないです。

――先日、野外フェスティバルに出演されて、雨の中でもヒールでダンスをしたことが話題になりましたが、大変ではなかったですか?

ヒョリン:楽しかったです(笑)。私は雨、梅雨も好きで、雨に打たれるのも大好きなんです。でも、そのときは観客のみなさんが長い間ずっと雨に濡れていたので、私だけ屋根のあるステージで歌うのが申し訳なくて、1曲目から屋根のないところに出ました。1曲目から髪が乱れて、ヘアアーティストさんがオロオロしていましたが(笑)、私は雨に濡れて楽しかったです。幸い、ステージも滑らなくて、怪我をすることもなく無事に終えました。


「コラボは私が持っていない部分を補ってくれるのが魅力」

――いろいろなアーティストとコラボをしていますが、コラボならではの魅力は?

ヒョリン:私が持っていない部分を補ってくれるのが魅力だと思います。補ってもらいつつ、お互いにシナジー効果を得られること。今までコラボをしたアーティストの方々は、私とは別のカラーを持っている方々だったので、シナジー効果を得ながら新鮮な気持ちで作業ができましたし、これからもいろいろなアーティストの方々とコラボをしていきたいです。

――「Dally」でコラボしたGRAYさん。「One And Only You」でコラボしたGOT7さんとのエピソードを聞かせてください。

ヒョリン:GRAYさんとは、編集スタジオへ頻繁に足を運んで、一緒に歌詞を書いて、曲のテーマを話し合ったり、お互い意見を出しながら作業をしました。信じられないかもしれませんが(笑)、実は恥ずかしがり屋なところがあるのですが、GRAYさんが気さくに接してくださったおかげで、気楽に意見を出し合うことができました。もっとシックな方かなと思っていたのですが、とても親切で温かい方で、よく話をしてくださる方でした。一緒に作業をする過程すべてが楽しかったです。GOT7とはグループとコラボをするのが初めてだったので、とても新鮮でした。男女で同じ曲を歌う時のキーが違うので、キーを合わせるのが大変で、何度もレコーディングしました(笑)。終わってからJBが「ヒョリンお姉さん、お疲れ様」と、おいしいお肉をごちそうしてくれました。

――GOT7のファンのみなさんからも評判がよかったようです。

ヒョリン:そうですか? うれしいですね。とてもいい曲ですからね。


「ファッションは窮屈な服が好きじゃないのがこだわり(笑)」

――ヒョリンさんを見ると、のどの管理、ダンスのスキル、鍛えられたボディラインなど、日々の自己管理や努力が伝わってきます。どのように管理していますか?

ヒョリン:「Dally」の準備をしたのを機に、週に6日筋トレをしています。のどの管理は水をこまめに飲んで、加湿器をつけて寝ます。そして、身体が疲れると声帯も一緒に疲れてしまうので、睡眠をたくさんとるようにしています。

――そのように自己管理ができる意志の強さはどこからくるのでしょうか?

ヒョリン:そうですね~。どこからなんだろう?(笑)。う~ん、フィードバックからかもしれません。ステージをした後や、曲に対しての人々の反応などが強い意志を保つことができる理由かもしれません。疲れて何もしたくないと思うときもあるのですが、でも、もっと努力したらいい反応があるだろうと思うと休むことができないです。

――ヒョリンさんのファッションをお手本にする女性も多いですが、ファッションへのこだわりを聞かせてください。

ヒョリン:窮屈な服が好きじゃないのがこだわりです(笑)。ステージ衣装でいつもタイトな服を着るので、普段はとにかく楽な服が着たいです。トレーニングウェアとかTシャツとか、身体を拘束しないスポーティでカジュアルな服が好きです。そして若々しく見える服(笑)。

――空港ファッションには気を遣うと思うのですが、いかがですか?

ヒョリン:飛行機の中で窮屈じゃない程度のリラックスさを最大限取り入れた服を選びます(笑)。


「猫たちだけを残して海外に出かけると心配で…」

――猫が好きなことで有名ですが、猫とはどんな暮らしをしていますか?

ヒョリン:以前は4匹飼っていましたが、1匹が病気にかかってしまい、今は3匹飼っています。猫を飼うのが初めてだったので、犬を飼う感じで育てたせいか、猫なのに犬みたいに活発に育ちました。まるで「ニャーニャー」鳴く犬ですね(笑)。そして、よく話をします。私が仕事のために一緒にいる時間が少ないから、いるときはなるべく愛情を注ごうと話しかけていたら、猫たちにもそれがわかるのか、猫たちから愛情を表現するようになりました。寝るときも一緒に寝ています。

――猫のどんなところが好きですか?

ヒョリン:今、一緒に暮らしているのが猫なだけで、犬、ライオン、トラ、動物は全部好きです(笑)。でも、家を空けることが多いので、私だけを頼りに待っている動物には申し訳なくて。その点、猫は自立心が強い動物だというので飼い始めました。猫の魅力を挙げるなら、シックさですね。クールなところ。

――日本にいらっしゃる間は誰が面倒をみているのですか?

ヒョリン:母です。だから母と一緒に海外に行けないんです(笑)。猫たちだけを残して海外に出かけると、なぜか心配になるんです。韓国で1日家を空けるのは大丈夫なんですが。


「SISTARのメンバーとは普通の20代の女性と同じ会話です」

――SNSを見ると、今でもSISTARのメンバーと仲良くされているようです。会うとどんなことを話しますか?

ヒョリン:女子が集まると、ただ「わ~」って感じで、面白い話をして笑ったり。私たち昔からそんな感じで、今も変わらないです。各自の道を準備しているときにも会ったのですが、グループのときと違ったのは、話している中にも少し切なさがある感じ。それ以外はまったく同じで、なにを食べたかとか、誰と会ったとか、どこに行ったとか、普通の20代の女性たちと同じ会話です。

――お互いのお仕事については話しますか?

ヒョリン:もちろん、します。演技に進んだメンバーもいるので、オーディションの話をしたり、私は完成した曲を聴いてもらったりしました。「Dally」のときも、「ちょっと曲聴いてみる?」って感じで、ガイドを英語でレコーディングしたものを聴いてもらって、「すごくいいね」と言ってくれました。

――これからも日本で活動をされる予定はありますか?

ヒョリン:今回のようにライブを頻繁に出来たらいいなと思っています。そして、ヒョリンという歌手がいて、こんな音楽をやっているんだということを多くの方に知っていただけるようなステージを準備して、観客の方々とコミュニケーションをとる機会も作っていきたいです。

――猫が心配で日本に来てくれないかと(笑)。

ヒョリン:いいえ~(笑)。日本は近いので、1泊2日でも来ることができますから(笑)。

ライター:安部裕子 / 撮影:朝岡英輔

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記者 : Kstyle編集部