映画「チーズ・イン・ザ・トラップ」パク・ヘジン“東京で皆さんが並んでいるデザートとかチャレンジしたいな”

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人気ウェブコミックを原作に、2016年テレビドラマ化し大ヒットを記録した「チーズ・イン・ザ・トラップ」。劇場版となる『映画チーズ・イン・ザ・トラップ』が7月14日より公開となる。平凡な学生生活を送っていた女子大生のホン・ソルが、完璧なルックスとやさしい笑顔で人気のユ・ジョン先輩から突然のアプローチを受け、翻弄されるというラブストーリーだ。
テレビドラマ終了後に“ユ・ジョン先輩ロス”を巻き起こしたほどの人気を得た、俳優パク・ヘジンが劇場版でも続投。スクリーンでも全ての女性を虜にする。演じる上で工夫した点、自身の大学生時代など、パク・ヘジンに話を聞いた。

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――映画楽しく拝見させていただきました。ドラマに比べて、原作をギュッと濃縮した様なスピーディな展開でした。もっと長く観たいというファンの方も多いのかなと感じたのですが、パク・ヘジンさんは「このシーンをもっと入れたかった」といった想いはありますか?

パク・ヘジン:原作の漫画を忠実に再現しようと思うと、ドラマを何シリーズかやらないと足りないんですね。今回の映画は2人の物語に本当に必要なお話だけを入れている演出だと思います。僕個人的に入っていたら良かったなと思ったのは、ユジョンとイナとイノとの関係です。ユジョンにとってこの2人は初めて出来た友達で、ユジョンが変わるきっかけをくれたり、“愛憎”両方の感情を持っている人物です。そのエピソードを入れられたら良かったなと思います。

――本作で大学生役を演じていますが、パク・ヘジンさんご自身の学生時代の思い出を教えてください。

パク・ヘジン:僕はうるさい学生では無くて、そこにいるかいないか分からない様な存在だったと思います。高校3年間、「デザイン科」に通っていたのですが、デザイン科の教室だけ地下にあって。学校全体は11クラスありましたが、他の生徒達とは朝礼の時くらいしか顔を合わせなかったんです。

――映画の中では高校生時代も演じられていました。

パク・ヘジン:(日本語で)実際には10年前だから、ちょっと無理ありましたよね(笑)。

――いえいえ! すごく似合っていて、本当にハマり役だなあと惚れ惚れしていました。そんな、ユジョン先輩と自分が似ているなと思う部分はありますか?

パク・ヘジン:(日本語で)背が高い。僕はユジョン先輩の様に人気のある人物ではありませんでしたが、今は俳優という仕事をしているので共感出来る部分も多いです。僕もユジョンの様に好感を持っている人がいても、その人の前で気持ちを表現出来ない所があるので、そういう部分も似ていると思います。

――そんな自分の性格を5つの言葉で表現するなら?

パク・ヘジン:冷静、知的、でも情に弱い、子供好き、家族を愛する性格だと思います。僕は仕事をする上では冷たい人間かもしれません。仕事の時はあくまで、仕事の事だけを考えようという主義なんです。ところが家に帰ると、靴だったりガンダムを集めるのが好きなんですね。欲しい物を集める為には韓国だけではなく、日本の通販サイト等も調べます。そういう意味で極端な性格かもしれません。そして家に帰ると、甥と姪がいますので、リラックスして素の自分になれるんです。

――なるほど。ユジョン先輩はご自身と似ている部分も多いという事で、演じるのに大きな苦労はありませんでしたか?

パク・ヘジン:ユジョンは感情を率直に表現する人では無いので、例えば怒っている時に物を壊すとか、嬉しい時に飛び跳ねたりとかしないので、表に出さない中でどの様に感情を表現するのかは難しかったです。後は、ソルの事を呼ぶ時に「ソルァー」と小さい「ァ」をつけて発音するのですが、おそらく数千回は撮影したんでね。呼びかける時によって親しみだったり驚きだったり感情が違いますから、その都度違う表現をしようと努力していました。一瞬、同じ様に感じるかもしれませんが、全て違う演技をしているのでそこにも注目してください。

――映画の中で、おにぎりのフィルムを取るのに苦労するシーンがありました。最近、人知れず努力した出来事はありますか?

パク・ヘジン:実はいつもこっそり努力をしているんです。どんな事でもちゃんと上手くやりたいと思っているので。ドラマ「マン・ツー・マン ~君だけのボディガード~」の撮影時に、ハンガリーに行きまして、英語で講義をするというシーンがありました。もともと英語は得意では無かったので、2ヶ月間きっちり練習をして挑みました。幸い撮影は成功したのですが、自分の中でどうしても気に入らなくて後からアフレコしました。とにかく、上手く出来なかったと観客の皆さんに見せたくないという思いがあります。

――ちなみに、パク・ヘジンさんはおにぎりは好きですか? また、映画の中でユジョン先輩は高級料理を食べていますが、好きな食べ物はどんな物ですか?

パク・ヘジン:僕自身はあまり高級な料理は食べないんですね。母が作ってくれる家庭料理だったり、自分が作れる料理だとスープやチゲ、蒸し料理という感じです。おにぎりで美味しいと思ったのは、コンブ、梅干し、海苔巻きだったらキュウリが入っているものが好きです。あと、海苔巻きの中に納豆が入っているのは知っていたんですけど、おにぎりの中に納豆が入ってる物はあるんですか?

――納豆のおにぎりはとても珍しいと思いますよ!

パク・ヘジン:僕は食べる事が大好きなので、こうして日本に来た時は出来るだけ美味しい物を食べたいと思うんですね。今回の来日はドラマの撮影の合間だったので、残念ながらゆっくり出来ないのですが、いつかは東京で皆さんが並んでいるデザートとかチャレンジしたいなと思っています。

――精力的に活動されていますが、今後挑戦してみたい役柄や作品はありますか?

パク・ヘジン:男性の俳優で僕くらいの年齢になると、ノワール作品やジャンル作品に出て、男らしい自分を見せたいという方が多いんです。僕ももちろんそういった欲はあるのですが、今出演しているドラマで(『四子:創世記』)何役も演じているので、「こんな役を演じてみたい」という僕自身の渇望はそこで叶えられている部分もあると思います。

――最後に、この映画は「危ない先輩のワナにかかってしまった!」というキャッチフレーズが使われてますが、パク・ヘジンさんがかかってしまいそうな“ワナ”は何ですか?

パク・ヘジン:僕ですか(笑)。男なので、ワナにかかるとしたら、致命的な恋のワナでは無いでしょうか。

――映画とは違って恋ワナにかけられる方、という事ですね。今日はどうもありがとうございました!

ライター:中村梢 / 撮影:朝岡英輔

映画「チーズ・イン・ザ・トラップ」
2018年7月14日(土) シネマート新宿、シネマート心斎橋にてロードショー
出演:パク・ヘジン、オ・ヨンソ、パク・ギウン、ユ・イニョン、パク・サンダラ

公式サイト:http://klockworx-asia.com/cheese/
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記者 : Kstyle編集部