「人気歌謡」MCで活躍…ソン・ガン“SEVENTEEN ミンギュ&DIA チェヨンは良い弟と妹”

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tvN「カノジョは嘘を愛しすぎてる」でRed Velvetのジョイに想いを寄せていた学生を覚えているだろうか。可愛らしい嫉妬を披露し、デビュー作から視聴者に大きな印象を残した彼は、俳優ソン・ガンだ。童顔である上に広い肩幅まで兼ね備えており、ドラマの中ではカッコいい制服姿を披露して女心を鷲掴みにした。その後出演したMBC週末ドラマ「今日、妻やめます~偽りの家族~」では、繊細な眼差しを披露して視聴者から好評を受けた。幅広い年代層の視聴者を魅了したソン・ガンの魅力にせまる。

――グラビア撮影はどうでしたか?

ソン・ガン:グラビア撮影をたくさんしてみた訳ではないのですが、今回の撮影は本当に楽しかったです。撮影中、ずっと現場の雰囲気が良かったので、緊張もせずに良い姿をお見せすることができました。今日は3種類の衣装を着たのですが、その中でもカーディガンを羽織るファッションは、僕が普段からよく着るようなスタイルです。

――肩幅が広いのでカーディガンのフィット感も良く見えるですが、何か運動をしていたりするのですか?

ソン・ガン:元々肩幅が少し広いほうです。器械体操をやっていた父親の血を受け継いだみたいです(笑)。もちろん運動も一生懸命やっています。今はジムに通っているのですが「今日、妻やめます~偽りの家族~」のキム・ウジュ役を準備している時は、柔道とキックボクシングを少し習いました。本当に楽しい運動でした。機会があれば、ちゃんとこの2つの運動を習うつもりです。

――「今日、妻やめます~偽りの家族~」で運動するシーンはあまりなかったと思いますが。

ソン・ガン:その通りです(笑)。運動の実力を要するようなシーンは、第1話の時だけでした。スポーツ選手のようなたくましい外見とは違い、内向的で大人しいキャラクターだったため、編み物やネイルをしているような姿を見せる場面も多くありました。でも、キム・ウジュと僕の性格はかなり違います。僕は無愛想なほうです。だから役を研究する時には、先輩方の作品をたくさん探して見ました。特にMBC「キルミー・ヒールミー」のチソン先輩のアン・ヨナというキャラクターの演技がすごく役に立ちました。

――デビュー2年目。挑戦してみたい演技が多いと思いますが、いかがですか?

ソン・ガン:今までは主に元気でハツラツとしたキャラクターを演じてきましたが、機会があればクールな役にも挑戦してみたいです。無愛想でセリフもあまりないキャラクターです。tvN「チーズ・イン・ザ・トラップ」のパク・ヘジン先輩のように、あえてセリフを言わなくても、表情や行動で感情を伝えられるようになりたいです。

――今までは主に高校生役を演じてきましたが、どう思いますか?

ソン・ガン:「カノジョは嘘を愛しすぎてる」で制服を着てデビューし、その後の作品でも制服をよく着ました。制服を着ていると、学生時代に戻ったような気分で楽しいです。25歳の今も制服が似合っていることに、ただ感謝しています。

――最も自信のある演技は何ですか?

ソン・ガン:元気でハツラツとしていて積極的な性格のキャラクターです。25歳の僕だからこそ上手くできる演技です。また30代になってしまえば、制服を着たくてもそんな機会は多くないと思います。だから今は、学生役をすごく大事に思っています。でも、まだ挑戦したことのない領域にあるキャラクターに対する憧れや羨望が生じるのは仕方ありません。先程、無愛想でクールな役を演じてみたいと話したのもそのような理由からです。

――俳優ソン・ガンのロールモデルは誰ですか?

ソン・ガン:レオナルド・ディカプリオとチュ・ジフン先輩です。20歳の時に、ディカプリオの演技を見て俳優という夢を抱き始めました。彼の眼差しに惚れたんです。チュ・ジフン先輩は、演技がすごくナチュラルでリラックスしているような姿が本当にカッコいいです。ぜひ先輩のようになりたいです。

――学生時代に興味があった職業は何ですか?

ソン・ガン:その当時は、特に切実な夢がありませんでした。普通に友達と学校生活を送ったり、課題などをしながら日々を過ごしました。そうしているうちに、いつの間にか20歳になっていました。学校という空間が自分の人生から無くなると、現実に足を踏み出したような気分になりました。そして将来について真剣に考えていた中、映画「タイタニック」のレオナルド・ディカプリオの眼差しを見て惚れたんです。その時に初めて、切実にやってみたい職業ができました。心の奥底から情熱が湧き出ました。「アイドルにならないか」とスカウトされたこともありますが、俳優という夢を諦めたくありませんでした。

――アイドルのオファーを断った理由は何ですか?

ソン・ガン:演技の方がもっと好きだったんです。SBS「人気歌謡」でMCになった初日に披露したステージを見られた方はお分かりだと思いますが、僕はダンスができません(笑)。ダンスをきちんと学んだことも無いし、そのステージもたった2日間練習したダンスだったんです。歌も下手です。愛唱曲はチョン・ジュニルの「抱きしめて」とキム・ボムスの「会いたい」ですが、いつもキーを1つずつ低くして歌います。でも、どんな仕事も一生懸命やっているほうです。ダンスや歌であっても、任せてもらったら全力を尽くして準備します。

――大学生になってから本格的に俳優を準備し始めたんですか?

ソン・ガン:はい。新入生の時は演技の勉強もしながら、友達と一緒に大学生活を楽しんでいましたが、2年になってからは大学生活のロマンを楽しむ時間の余裕が無かったんです。だから演技の勉強を本当に一生懸命やりました。その時から芸能プロダクションのオーディションも受けました。

――どんな俳優になりたいですか?

ソン・ガン:あらゆる状況を楽しみ、様々な役をこなすことができる俳優になりたいです。僕は人間臭い役が好きなのですが、一人の人の中にも多くの姿が存在するじゃないですか。そういう点をそのまま表現できる俳優に成長したいです。

――デビュー作「カノジョは嘘を愛しすぎてる」のキャスティングの裏話を聞かせてください。

ソン・ガン:特別な出来事はありませんでした。オーディションで台本を読んでいる時に、監督から2週間以内にギターを習うことはできるかと聞かれました。その時は絶対にできると思いました(笑)。でもやはり、2週間でギターを完璧に習うのは容易ではありませんでした。本当に歯を食いしばって一生懸命練習しました。手にタコもできました。

――「カノジョは嘘を愛しすぎてる」が初めての作品であるだけに、キャラクターの研究が難しかったと思いますがいかがでしたか?

ソン・ガン:ペク・ジヌのキャラクターは僕そのままです。僕とそっくりのキャラクターだったので、研究するのが難しくはありませんでした。1つ違いがあるとしたら、ペク・ジヌは歌手志望で、僕は俳優志望だということです(笑)。だから、もっとギターの練習を一所懸命取り組み、1ヶ月で基本コードは演奏できるくらいの実力になりました。ドラマに出ていた楽曲は、すべて初心者が演奏しにくい楽曲なので演奏しているフリをしたのですが、ギターの練習を一生懸命やったおかげで指の位置を自然に変えたり、肩や腕の動きを繊細に表現することができました。

――studio lululalaのウェブバラエティ番組「イオッパモルカ」を見ると、好きな女性のタイプがはっきりとしているんですね。

ソン・ガン:その通りです。僕は第一印象が重要です。第一印象が良いと、ずっと思い出します。しかし、女性に自分のほうから近づくことができません。好きな気持ちを表現するにあたって、プライドが足りないようです。僕にもちゃんとした理由はよく分かりません。

――ウェブドラマ「ビューティフル・バンパイア」の主人公イ・ソニョン役を務めて、作品の撮影をすべて終えたのですか?

ソン・ガン:撮影は2018年1月に全部終わり、下半期に放送される予定です。バンパイアと恋に落ちた少年を演じていて、今回も元気でハツラツとした姿が見られると思います。「カノジョは嘘を愛しすぎてる」のペク・ジヌと同じようなキャラクターです。

――「人気歌謡」でDIAのチェヨンやSEVENTEENのミンギュと一緒にMCで活躍していますが、いかがですか?

ソン・ガン:僕たち3人のケミ(ケミストリー、相手との相性)は本当に良いほうだと思います。皆、良い弟や妹です。あと、ミンギュは本当にアイデアが豊富です。ミンギュのアイデアをもとに、3人で台本をより良いものに仕上げています(笑)。

――生放送のMCをしながら一番難しい点は何ですか?

ソン・ガン:カメラを見るのが難しかったです。演技をする時はカメラを見てはいけません。だから最初はカメラを見て話すのが慣れなかったのですが、今はもう大丈夫です。カメラと仲良くなりました。おかげでグラビア撮影や広告の撮影をする時も、カメラをよく見つめることができるようになりました。

――MCをやっていて一番嬉しい時はいつですか?

ソン・ガン:生放送を今日も無事にやり遂げたと思った時が一番嬉しいです。MCをしながら性格が変わった気がします。自信が湧いてきました。このような変化が演技をする時も出ているので、監督によく褒められています。MCの経験が俳優としての活動にもすごく役に立っています。

――今まで見てきた歌手たちのステージの中で、一番記憶に残るステージは何ですか?

ソン・ガン:すべての歌手のステージがカッコよくて美しいです。「人気歌謡」のMCになる前は、アイドルにあまり興味がなかったのですが、今ではすごく関心があります。ステージ上でカリスマ性をアピールしている姿を見ていると、学ぶべきことがすごく多いなと思います。

――出演してみたいバラエティ番組は何ですか?

ソン・ガン:運動する番組に出演してみたいです。運動が大好きなので水泳やクライミング、剣道など種目を問わずに、何でも習ってみたいです。

――勉強と仕事を並行するのは難しくないんですか?

ソン・ガン:今は、仕事に集中するために休学しています。また学校に通い始めると今よりもっと忙しくなると思うので、今のうちに本をたくさん読んでおこうと思っています。感性が溢れて、読み終わった時に余韻が残るような小説が本当に好きです。ファンの方々も僕が好きなのを知っているので、よく手紙に良い文章や詩を書いてくれます。

――最近、ぜひやりたいと思うバケットリストはありますか?

ソン・ガン:釜山(プサン)に旅行に行きたいです。海が見えるホテルで休暇を楽しみながら、エネルギーを充電したいです(笑)。

――これからの活動計画はどのような感じですか?

ソン・ガン:ドラマとバラエティ番組のオーディションを受けています。まだ確定した作品はありませんが、全部やってみたいです。すぐに良い姿を皆さんに披露するので、楽しみにしてください。

記者 : イム・ミエ