ラッパーJa Mezz「WINNER ソン・ミノ&DEANら、フィーチャリングに喜んで参加してくれました」

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写真=グランドラインエンターテインメント
ラッパーJa Mezz(ジャメズ)が、1stフルアルバムのリリースまでに2年という時間がかかった。

フルアルバムをリリースしようと決心した瞬間から現在に至るまで、休まずに走ってきたというJa Mezz。5月に発売されたJa Mezzの1stフルアルバム「GOØDevil」は“God(神)”と“Devil(悪魔)”または“Good(善)”と“Evil(悪)”の合成語だ。哲学的でありながら、率直なJa Mezzの考えを盛り込んでいる。

「2年ぶりにリリースするアルバムだからと言って、負担に思ったりはしませんでした。アルバムを作業する当時は楽しく作業をしました。でも公開する前まで、より完璧なアルバムに仕上げようと努力はしていましたね」

今回のアルバムで、特にサウンドに注目してほしいと説明した彼は「3ヶ月の間は、スタジオでほとんどの時間を過ごしました。一曲あたり100のバージョンがあると言っても過言じゃないくらい様々な作業をしました。今回のアルバムを通じてやりたかったのは、音楽の新しい方向性を提示することでした」と伝えた。

さらに「従来の韓国音楽では聞いたことがないようなサウンドが作りたかったんです。僕は海外の音楽を聞いた時に感じるいろんな要素の中で、サウンドが与える魅力がすごく大きいと感じました。そのような部分を強調したかったんです。でも僕の音楽の中で、それを表現することが簡単ではありませんでした。元々彼らが長い期間磨いてきたサウンドの技術というのがあるからです。しかし、できるだけそれに近いサウンドを盛り込むために頑張りました」と話した。

Ja Mezzは着実に自身の音楽を作り活動しているラッパーの内の1人だ。多数のEPアルバムや10枚以上のシングルをリリースしてきたが、フルアルバムを初めてリリースすることについて「もっと完璧なものを作りたいと思いました。たくさん悩んだ結果、こんなにも長い時間がかかってしまいました」とその理由を説明した。

多数のアーティストがフィーチャリングをしており、収録曲全部がタイトル曲と言っても良いくらい高い完成度を誇っているだけに、タイトル曲を決めるのは簡単ではなかったはずだ。

「アルバムのタイトルを決めるというのがシステムの一環のように感じられたので、本当は決めたくなかったんです。本当は、全曲がタイトル曲だと思っています。でも一曲だけを選ぶとしたら『HELL of a LIFE』を選びます。『HELL of a LIFE』はこのアルバムの終止符を打っているという感じです。だからその曲と共に『Venus』『Michael angel』までの3曲をタイトル曲として決めました」

ウ・ウォンジェからWINNERのソン・ミノ、DOK2、パク・ジェボム、SKULL、Koonta、Groovyroom、DEANなど多数の有名ラッパーたちがJa Mezzのフルアルバムにフィーチャリングで参加した。このような豪華ラインナップはどのようにして完成されたのだろうか。

「キャスティングするのは大変ではありませんでした。フィーチャリングをお願いしたら、皆喜んで参加してくれました。その中でも特に、僕はレゲエ音楽のファンなのでSKULLやKoontaとコラボレーションできたのが、とても光栄でした。ウ・ウォンジェの場合も、僕がお願いしたら『実は僕も参加したかったんです』と話しながら一発でOKしてくれました」

Ja Mezzは、詩のようでありながらもストレートで淡白な歌詞を書くことでよく知られている。しかし彼は自身の歌詞に対して「歌詞だけを通じて僕のすべてを伝えたくはありません。訳のわからない言葉で書いたとしても、音楽だけを通じても伝わるようにしたいです」と話した。

また「曲を制作する時は、主に人や女性のような美しい存在から感銘を受けます。視覚的な面で美しい存在によく影響を受けるみたいです。他のアーティストの作品から感銘を受ける場合もあって、今回のアルバムでは『鋼の錬金術師』や『アバター』などの作品や、彫刻家のミケランジェロ、歌手カニエ・ウェストのような人々から感銘を受けたので、それを表現しました」と明らかにした。

最後にJa Mezzは、自身のアルバムの曲作業だけでなく様々な部分の作業にも参加したことについて「僕の作業物だから、曲を作る過程からアルバムが完成されるまでの全ての過程の作業に参加します。僕が直接デザインしたり映像を作ったりしているわけではないですが、意見を出して話し合ったりします。芸術家を目指しているのではなく、すでに僕自身が芸術家ですから」と話した。

記者 : ミョン・ヒスク