【REPORT】VIXXがインターナショナル・フィルム・フェスを開催!ミステリー、ホラー、ブロマンスの3部門を制したベスト俳優は?

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(C)Jellyfish Entertainment Japan
韓国の男性6人組VIXXが日本でファンミーティング「2018 ST☆RLIGHT Fan Meeting ~VIXX VIP FILM FESTIVAL~」(5月2日:横浜、4日:神戸)を開催。国際フィルム・フェスティバル風の演出でファンを楽しませた。では、パシフィコ横浜 国立大ホールで行われた横浜公演をレポート!


国際フェスは新曲の日本初披露からスタート

「Ladies and Gentlemen、2018 VIXX VIP FILM FESTIVALにようこそお越しくださいました!」とのアナウンスから始まった本公演。アナウンスは日英二ヶ国語で行われ、国際フェスの雰囲気がたっぷり。まずは6人のアクターが一人ずつ紹介され、早速のフォトタイム。パシパシというカメラのシャッター音が会場中に広がり、国際的な注目度の高さが伺われる。

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トップバッターはエン。「繊細な魅力で、たくさんの女性の心を掴むロマンティック・ガイ」と紹介された彼は、左右にロングバージョンの投げキッスをプレゼント。ホンビンは「完璧なビジュアル。整った美しい顔立ちと温かい雰囲気で視線を集め、作品毎に変身を遂げるカメレオン俳優」との誉め言葉に照れまくり。ケンは指ハートでステージへお目見えし、クールにポージング。が、「キュート」と紹介されるとキャイ~ン風のポーズを見せ、振り向きざまのキメ顔からのヒップダンスで沸かす。「大人っぽくなり、さらに男性らしさが増した」と紹介されたヒョギは、他のメンバーからも「お~~、格好いい」という声が飛び、マッチョポーズでアピール。「カリスマとセクシーさを併せ持つ」ラビは「貴女のラビで~す」とキメポーズを連発。「魔性の男のような魅力的な姿で愛されている」レオは左手でピースサインをプレゼント。6人は黒のスーツに身を包み、ドレッシーな姿はまるでハリウッドスターのよう。最後は今宵のVIPとしてSTARLIGHT(VIXXのファン)が紹介され、いよいよ映画祭の開幕だ。

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煌びやか&セレブ感たっぷりのオープニングでファンのハートをがっちり掴んだVIXX。ホンビンが「オープニングが本当に長いですね」と振り返るほどに演出は凝っていた。そして彼が「今日はいつもと違って華やかでしょ」と続ければ、フロアからは「格好いい~」との黄色い声が!

その後、今日のコンセプトが明らかに。映画のジャンル毎に用意されたクイズやゲームを通して、まずは、そのジャンルに一番適したメンバー(主人公)をチョイス。最も多くのジャンルを制したメンバーがこの日のベスト俳優となり、名誉の殿堂入りを果たす。そして、ご褒美としてエンディング・ステージの主人公になることが明かされると、ケンは「本物の主人公になるということですね」と俄然意欲を見て、「なりたい」とダブルピース。メンバー中、最も早く銀幕デビューを果たしたヒョギは「映画俳優は誰でも出来るものじゃありません。今日は僕の日になるんじゃないですかね」と自信満々。そんな彼にエンは「それは自信満々すぎ」とツッコみ、他のメンバーも対抗意識を燃やす。

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まずはゲームの前に韓国で発表したばかりの新曲「Scentist」を日本初お披露目。エンの手首につけた香水の香りを嗅ぐような振付や、ケンとエンが腕を交わすシーンでは、一際高い歓声が上がり、歌い終えたヒョギは「この曲のように、いつも僕達だけのスペシャルな香りで、皆さんの記憶に残るような、いいステージをお見せしたい」と力強くメッセージ。そしていよいよイベントコーナーに突入だ。

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ミステリー映画の主人公を決めろ!

最初のテーマはミステリー映画。エンは早くも名探偵気分で「犯人はここの中にいる」と放ち、雰囲気を高める。そして、ミステリー映画の主人公(名探偵)の条件を聞かれた彼は、頭がいい、ルックスがいい、力持ち、可愛い、とコメント。ラビは推理力を一番にあげ、「ミステリーVIXXクイズ」で、メンバーは推理力を競う。

一問目はケンの出題で、「エンとヒョギの星座を当てる」クイズ。正解は二人共に蟹座だが、出題者のケンはエン=“パボ”座、ヒョギ=“格好いい”座と笑いを取りに行き、有利なはずのエンも自分の星座を正解できず。唯一正解したヒョギは蟹のイラスト付きでポイントをゲットした。

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そしてここから、エンによる星座での性格診断へ。

ケン:自信満々で自分を愛する自意識過剰タイプ。

エン&ヒョギ:情熱的で新しいことにチャレンジするのが好き。思いついたことはすぐに行動に移すが、熱しやすく冷めやすい。

ホンビン:調和を重視する平和主義者。知的で社交性があるが、優柔不断。自己愛が非常に強く、贅沢が好き。

ラビ:社交的で話好き。自由が好きで、束縛を嫌う。コロコロ気持ちが変わるマイペース・タイプ。

レオ:意思が強く、情熱的で一つのことに熱中。何を考えてるかよく分からない秘密主義。

ナルホドと納得する点、多々の診断だが、エンによれば、レオが実際の彼と一番合っているとのことだった。

二問目は「レオが思うレオの身体の魅力ポイントは?」。ホンビンは「愛嬌」、ヒョギは「皺」、ラビは「指」と答える中、正解したのは「髪の毛」のエンとレオ。「なぜ、髪の毛が魅力ポイントなの?」と聞かれたレオは「シックだから」と答え、CHIC(上品な)かと思いきや、意外にも実はSICKだから。「洗った後に髪が床に落ちる」のが魅力というから、エンの星座占いにあった「何を考えてるかよく分からない」というのも合点がいく。

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クイズの後は、全員が他のメンバーの魅力ポイントを紹介していくことに。

ラビ→ヒョギ:全部。特に太もも
ヒョギ→レオ:肩
レオ→エン:髪
エン→ケン:唇
ケン→ホンビン:世界中で最高の顔
ホンビン→ラビ:お尻

とそれぞれ、隣のメンバーのチャーム・ポイントをピックアップした。

最後の問題は、4枚の写真から、ヒョギがSNSにアップしていない写真、つまり、ヒョギ以外のメンバーがアップした写真を選ぶ、というクイズ。モグモグ・キングのヒョギは数多くの食事の写真をアップしており、本人も「いつも食べるから、僕も分かりません」というから結構難問。一枚紛れ込んでいたのはラビの写真で、ラビも正解ならず。ケン、ヒョギ、レオが正解でポイントをゲットし、トータルで2ポイントを獲得したレオとヒョギがジャンケンで勝負し、勝ったヒョギがミステリー映画の主人公に決定! モニター画面にはシャーロックハットを被り、コートで名探偵風に変装した彼の写真が大きく映された。


目隠しダンスでホラー映画の主人公を探せ!

ミステリー映画の主人公が決まった後は、ファンのリクエストに応えるように「Can't say」を披露し、メンバーはそれぞれがフロアに向け手を振りながらパフォーマンス。エンは「歌うのが久しぶり」の意を込めて「久しぶり~」なんてアドリブも入れていく。

歌の後はラビがメンバーにどんな映画が好きかをアンケート。ホンビンはメロ、エンはアニメと答え、メンバーは「となりのトトロ」の主題歌を即興でプチ披露。そして次のテーマがホラー映画と発表されると、メンバーはオオカミの吠える声やドラキュラ風笑い声を真似、皆で低い声のホラーバージョンで「となりのトトロ」を歌い、盛り上がった。

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メンバー中、最もホラー好きと言われたヒョギは「僕には怖い感情がありません」ときっぱり。が、「時々、エンさんの顔が怖い」とジョークを飛ばし、「暗くて何も見えないとき、1人でいると必ず何かが起きる。ホラー映画の主人公なら、そういった暗闇も克服しなきゃいけない」と、このコーナーの趣旨を解説。そして発表されたのが“暗闇の中のダンス”! 目隠しをして「Fantasy」に合わせて踊り、曲が終わった時に、本来いるべき位置にいたら成功、という企画だ。

曲が始まり、恐る恐るパフォーマンスを始めるメンバーたち。手を前方に伸ばして他のメンバーとぶつからないようにし、腰は若干引け気味。それでも、ジャンプを始め、決めるところではきちんと決めるのはさすが。が、エンは次第に舞台上手の方にどんどんズレていき、ステージから落ちそうになるとスタッフがしっかりガード。客席は終始笑い声に包まれていたが、ラストはきちんと「VIXX」と掛け声を送り、フィナーレ。その後、誰が成功で、誰が失敗かと決めるべく、ビデオ判定をし、エンは「ケンかホンビンのどちらかが一番」と話して最終的にウィナーはケンに決定。モニター画面にはアイパッチをつけた海賊風のケンの写真が映された。


バドミントンでブロマンス度をチェック!

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最終コーナーの前に、メンバーは再び歌をプレゼント。前のコーナーで目隠しをしていたVIXX。ケンは「その時、ふとこの歌が思いだしました」と話して、PVでは目隠しをする「傷つく準備ができてる」を披露し、いよいよファイナルラウンドへ!

最後のコーナーは“ブロマンス”で、エンは「このゲームが一番面白いです」とファンの期待を高める。そして「ブロマンスを演じるには、ロマンチックさをちゃんと表現しないといけないじゃないですか! ドラマや映画の中で記憶の残っているロマンチックなセリフはありますか?」(ケン)との問いかけに、エンが最近「重版出来!」を見ていると話すが、残念ながら、このドラマにロマンチックなシーンはなし。ヒョギは映画『Love Letter』で中山美穂が放った名セリフ「お元気ですか~」を実演し、ラビは映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』に感動したと明かすが、台詞の再現には至らず。で、台詞の再現でブロマンス度を測るかと思いきや、3チームに分かれたカップルバドミントンで、メンバー同士の相性をチェックすることに。

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チーム編成はレオ&ホンビン、ケン&ラビ、エン&ヒョギの3組に決まり、それぞれのカップルは二着が繋がって一つになったスペシャルTシャツを着用し勝負。手にするラケットにも個性が光り、ホンビンはダイビングのフィン、レオはスモール・ラケット、ラビは正統派のラケット、ケンはしゃもじ、ヒョギは卓球ラケット、エンはうちわとバラバラだ。1回戦はレオ組VSケン組でケン組が勝利し、その後、シード権を持つエン組をも撃破。ブロマンス映画の主人公はラビ&ケンに決定し、さきほどの海賊風ケンの写真と共に、ラビは黒のつば広帽子で怪傑風に決めた写真が映され、ケンは「今日のすべての光栄を皆さん、すべての赤ちゃん(ファン)に捧げたいと思います」と受賞の嬉しさを表現した。


ケンが名誉の殿堂入り

その後、チームは「Goodbye your love」を歌い、いよいよHall of Fameを発表! ホラー、ブロマンスの二部門を制したケンが選ばれたが、彼はまだ信じられない様子。副賞として本編ラストで彼がカメラを独占することになるが、その前に、メンバーはエンディングのコメントでファンへの気持を伝える。

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レオ「いつも皆さんに会うことは僕の一番大きな幸せです。もらった愛より足りないけど、一歩一歩前に進みますから、ずっと宜しくお願いします」

ホンビン「早いうちにいいアルバムで戻ってきて、もっと楽しく遊びたいです」

ラビ「いつも応援して下さって本当にありがとうございます」

ケン「今日、いい思い出を作ったので嬉しいです。これからも、もっと会えたら嬉しいです。愛してる(投げキッス)」

ヒョギ「今日も皆さんからいいエネルギーをもらったので、これからも一生懸命頑張ります。皆さんもいつも幸せで健康に気を付けて下さい。元気ましょう!」

エン「皆さんがいるから僕はいつも幸せです。これからも一緒にいましょう。約束しましょう」

ラストは「ラララ~愛をありがとう~」でハッピーに幕締め。カメラはケンのみを捉えるため、ホンビンやエンは自分のパートでケンに近寄り、彼と肩を組んでシンギング。皆が客席に降りてファンに接近する中、前半はヒョギが一人ステージに残って熱唱し、ケンは敬礼ポーズからのキメポーズ連発で贅沢にカメラを独り占め。ラビがファンに「一緒に!」と声をかけるとテープが発射され、最後はケンが「ラララ~」と歌いながらVサイン。歌い終え、全員がステージ袖にさがっても、ケンだけが舞台に残り、サランへポーズからの投げキッスでファンの歓声を独占していた。

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アンコールは残念ながら、ヒョギを除く5人で行われた。エンは「ヒョギが(本編ラストで)ファンの皆さんのお近くに行こうとしたんですが、ちょっとした事故があり、怪我をしてしまいました。大きな事故ではありませんので、皆さん、余り心配しないでください。ヒョギが元気になったら、また詳しくお伝えしたいと思いますので、皆さん、宜しくお願いします」と話し、包み隠すことなく自分たちの口で事情を説明しようとする姿勢からも、VIXXのファンを愛する気持が伝わってきた。そして「じっと聞いていただけたら、と思います」と話して「花風」へ。メンバーは桜をバックに歌い、照明も桜色。ラビもボーカルをとり、5人はヒョギを心配するファンの気持ちを癒すように、しっとりと歌い上げた。

ヒョギの怪我というアクシデントもあったが、映画祭というコンセプトはユニークかつ楽しく、年内の来日コンサートも発表され今後が楽しみ。ヒョギが完全に回復し、再び6人でファンの前に戻ってきてくれることを心待ちにしたい。

ライター:きむ・たく

■公演概要
2018 ST★RLIGHT Fan Meeting ~VIXX VIP FILM FESTIVAL~
日時:2018年5月2日(水)18:00 開場 / 19:00 開演
会場:パシフィコ横浜 国立大ホール

【セットリスト】
01. Scentist
02. Can't say
03. 傷つく準備ができてる
04. Goodbye your love
05. ラララ~愛をありがとう~
<Encore>
06. 花風

■関連サイト
・VIXX日本公式ファンクラブ:https://lovevixx.com/
・VIXX公式モバイル:https://vixxmobile.com/

記者 : Kstyle編集部