映画「毒戦 BELIEVER」（監督：イ・へヨン）が強烈なビジュアルのポスターを公開した。

「毒戦 BELIEVER」はアジアを支配する幽霊麻薬組織の実体をめぐって繰り広げられる、強者の戦争を描いた犯罪劇だ。今回公開されたモノクロのポスターは「毒々しい者たちの戦争が始まる」というキャッチコピーが加わり、見る人の視線を圧倒させると同時にキャラクターの間の緊張感に対する期待を高めている。

映画が持つ熱いエネルギーと強烈さを象徴するように白と黒、そして赤のコントラストを盛り込み、今年もっとも強烈な“ビジュアルバスター”の誕生を予告させる。それだけでなく、公開されたポスターを通してキャラクターの異なる性格と魅力を確認することができ、より視線を引きつけている。

麻薬組織を暴く過程は、まるで“道場破り”するように強烈な人物と順に遭遇する“ウォンホ”（チョ・ジヌン）の表情は追跡していく過程が普通でないことを伺わせる。一方、ポーカーフェイスで正面を見つめる“ラク”（リュ・ジュンヨル）の姿は、組織から捨てられた彼のキャラクターと“ラク”が“ウォンホ”と共に実態のない麻薬組織を追跡していく過程への興味を高めている。

麻薬組織の後見人である“オ・ヨンオク”（キム・ソンリョン）は映画前半に登場し“ウォンホ”に事件の糸口を提供する人物らしく格別な存在感を発散しており、悪辣で卑劣な表情を見せている麻薬組織の役人“ソンチャン”（パク・へジュン）の姿は、ユニークかつ強烈な悪役の誕生を予告している。聖書を持って手招きする“ブライアン”（チャ・スンウォン）のオーラが現れる姿は、麻薬組織での彼の存在感に対する関心を刺激する。

大胆な余白の美と強烈なキャラクターの一面が印象的な縦型ポスターには“チン・ハリム”（故キム・ジュヒョクさん）の姿も見ることができ、視線を引き付ける。イ・へヨン監督が「『毒戦 BELIEVER』でもっとも狂気めいたキャラクター」と取り上げた彼のぞっとするような笑顔は、映画の緊張感を感じさせ、期待を高めている。

「毒戦 BELIEVER」は韓国で5月24日に公開される。