IMFACT、1年ぶりのカムバック「以前の僕たちと違う点は…」

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写真=スター帝国

グループIMFACTが最近カムバックした。約1年間の空白期を持ったIMFACTは、周りに押し流されず、彼らならではの魅力で輝くことを決心した。もうIMFACTは「制服を着たアイドルが流行りだから」「カル群舞(切れ味抜群のダンス)が流行りだから」といって、むやみに流行を真似たりはしない。その代わりに、好きなことや得意なことに集中し、自分たちの魅力を見せることによって人々にアピールしていくという。新曲「輝いて」を選択したのもそのような理由からだ。IMFACTのさらなる跳躍が期待されている。

――今までどのように過ごしていたのですか?

ウンジェ:メンバー各自で実力を磨いてきました。KBS 2TV「The Unit」に出演したり、イサンは演技にも挑戦しました。プロデューシングをしているメンバーは作曲などの作業に没頭してきました。

――テホさんは、ドラマ「アンダンテ~恋する速度~」で初めてドラマのOST(挿入歌)を作曲しましたね。

テホ:OSTの「いつか偶然に」はあらかじめ作っておいた曲でした。音楽監督に3曲くらいを送ったのですが、この曲がドラマと一番合うということで、本格的に作業に入りました。IMFACTとして見せてきた音楽とはまた違った曲を披露することができたので、良かったです。

――最近、デビュー後初めてのバスキング(路上公演)をしたのですか?

ジアン:しばらくの間、ファンの皆さんに会えなかったのが申し訳なくてバスキングを通じてお会いしました。でもすごく寒かったです(笑)。今年は必ず、暖かいコンサート場で会いたいです。

テホ:寒さでぶるぶる震えながら公演しました(笑)。良い体調で公演を出来なかったのがすごく残念でした。

ウンジェ:初めての経験だったので、とても楽しかったです。

ジェオプ:これからも続けて、ファンと交流する機会を持ちたいです。バスキングももっと大きくて暖かい場所でしたいですね。

――新曲の予告映像では、長髪スタイルを披露して目を引いたメンバーもいましたね。

ジアン:予告映像とミュージックビデオでは長髪のエクステンションを付けて撮影しました。所属事務所の社長が「エクステンションをつけて人間らしくなった」とおっしゃって、とても満足されてました(笑)。僕ならではの魅力が出ていたと思うので良かったです。

――新曲コンセプトと実際の性格が最も合うメンバーは誰ですか?

ジアン:イサンだと思います。イサンは、骨格がよく現れる服や男らしい雰囲気が好きで、普段から体格のいいハリウッドスターの写真をよく見ています。

ウンジェ:彼とは違ってテホ兄さんが一番物静かな性格です。韓国のサッカー前国家代表のパク・チソン選手のような、静かなカリスマ性が感じられます。

――テホさんは、どんなハリウッドスターを主に見るのですか?

テホ:いつも音楽を聞く時はジャスティン・ティンバーレイクやジャスティン・ビーバーで、運動をしていて刺激が必要な時はヒュー・ジャックマン、トム・ハーディの写真を見ます。僕らもデビュー3年目になったので、そろそろ成熟した姿を見せる時だと思います(笑)。

――今回の新曲「輝いて」は、YG傘下のレーベルTHE BLACK LABELの作曲家が作った曲と聞いたのですが?

ウンジェ:その通りです。“ドラム アンド ベース”というジャンルで、国内のアイドルがあまり試みない音楽ジャンルです。今回は僕らのカラーを明確に見せて、音楽の領域も広げたかったです。「輝いて」は大衆性も備えながら早いテンポの曲なので、僕らだけの自由奔放で悪ガキのような雰囲気を、さらに引き立たせる曲だと思いました。細かい部分まで悩みながら歌ったので、名曲だと自負できます。

――「The Unit」にイサンさんを除く全メンバーが出演しました。どんなことが記憶に残っていますか?

テホ:夜通し練習し競争しながら、僕ら自身をもう一度見つめ直すようになりました。切実というのがどういうものか、目で見て、直接感じることができる時間でした。

ジアン:「The Unit」でメンバーとさらに親しくなりました。脱落した時、メンバーがカメラも回っていなかったのに泣きながら駆け付けてくれたことを思うと、まだ心がジーンとします。テホは本当にたくさん泣いていました(笑)。心からお互いを大事に思っていることに気づかされました。

ジェオプ:EXOの「Monster」のパフォーマンスをして舞台から降りたら、ファン・チヨル先輩が僕を見ながら「君は才能がある」と言ってくださりました。その言葉がまだ記憶に残っています。

――ジェオプさんはアドバイザーのUrban Zakapaのチョ・ヒョナさんに「トゥナイト男」というニックネームも得ましたね。

ジェオプ:初めてのミッション曲で、高音の部分を上手く歌えてそのような褒め言葉をいただきました。チョ・ヒョナ先輩が、新しいアルバムの発売記念インタビューでも、僕を大事な弟子だと言及をしてくださりました。そのような細かい部分まで覚えて貰えたので、光栄でした。

――「The Unit」で親しくなったメンバーは誰ですか?

ジェオプ:BIGSTARのFeelDogとRaeHwan兄さん、MADTOWNのイゴン兄さん、Boys Republicのスウンとソンジュン兄さんとすごく親しくなりました。FeelDog兄さんが所属しているUNBとは活動時期が重なるので、放送局で会えたら嬉しいです。心から応援しています。

――長い間待ってきた活動です。目標や夢は何ですか?

ジアン:僕はラッパーなので、いつか他のボーカリストの方とコラボするのが夢です。海外のアーティストの中ではジャスティン・ビーバーで、韓国国内だとBIGBANGのSOL先輩と一緒にコラボしてみたいです。二人とも声が本当に美しいので、普段から好んで聞いています。

イサン:音楽放送やMelOnのチャートで1位になってみるというのは、どの歌手も願っていることだと思います。僕たちは今回の活動で、大衆にもっとしっかりとした印象を残したいです。さらに言うならば「コンサートができるグループ」になることが目標です。メンバーみんな公演会場で観客らと直接、意思疎通するのが好きです。日本ではミニコンサートを時々していたのですが、韓国でも単独コンサートができるくらいにまで成長したいです。

――出演したい放送番組はありますか?

テホ:“ほろ酔いライブ”コンセプトの映像コンテンツに参加したいです。WINNER先輩たちがやっているのを見たのですが、雰囲気が本当に良く見えました。「ビギンアゲイン2」のような、感性を刺激する音楽旅行をしてみるのも夢です。

イサン:チームとしては「ユ・ヒヨルのスケッチブック」「不朽の名曲」で僕たちの音楽をちゃんと見せたいです。単独で出演できるのなら、動物関連のバラエティー番組に出てみたいです。

ジアン:僕だけの神秘的な能力を探し出して「この世にこんなことが」に出演してみたいです。ジェオプは、筆文字を2年間練習して「君がいない(In The Club)」のアルバム表紙を自ら手掛けるくらいの才能を持っています。

――今のIMFACTが、以前のIMFACTと違う点があるとしたらそれは何ですか?

ウンジェ:以前は、他人の視線に合わせていました。誰かが「人々は制服を着たアイドルが好きだ」と言えば制服を着たし「カル群舞(切れ味抜群のダンス)が流行りだ」と言えば、カル群舞を踊っていました。今考えると、僕たちには合わない服を無理やり着ようとしていたのだと思います。今回は「僕らは何が上手なのだろう」という質問を、先に僕たち自身に投げかけてから、それを元にアルバムの作業をしました。

記者 : キム・スギョン、翻訳 : 浅野わかな