「アンダンテ~恋する速度~」EXO カイ“やる時はやって、遊ぶ時は遊ぶ高校生だった”

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EXO カイの待望の地上波初主演作品「アンダンテ~恋する速度~」のDVDが4月3日(火)に発売&レンタル開始となった。

EXOではクールでセクシーに魅せるカイだが、本作では無垢で陽気な男子高校生を好演。一方で繊細で心優しい面を持ち、大好きな女性を前に一喜一憂する様子はけなげで愛らしく、瞬く間に視聴者を虜にした。

今回、DVDリリースを記念してカイのインタビューが到着! 自身キャラクターの魅力やEXOメンバーの反応について、日本ファンへのメッセージまでたっぷりと語ってくれた。

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――「アンダンテ~恋する速度~」のシギョン役についてご紹介ください。

カイ:シギョンは勉強もしないでゲームに夢中な典型的名都会の高校生です。悪知恵がよく働き、めざといタイプです。その一方で、純粋でとぼけた面も持ち合わせているんです。可愛げがあって憎めないキャラクターですね。

――台本を読んだ感想は?

カイ:最初に台本を読んだとき、心が温かくなりました。まるで水が流れるように、台本がスラスラと読めたんです。読みながら本当に心が温まるドラマだと思いました。恋や友情、家族愛が感じられて、また高校生の多感な姿もよく描かれていると思いました。いろいろな要素が詰まっていて気に入りました。

――カイさんとシギョン、似ている点と違う点は?

カイ:実を言うと僕は目ざといほうじゃなくて、むしろ鈍いほうですね(笑)。そこはシギョンと違います。親しい人にイタズラするようなところは似てるかもしれません(笑)。ドラマが進むにつれて、シギョンはどんどん成長していくんですが、その過程で他人に共感し協力する場面があるんです。僕も情が厚いのでそこは似ている気がします。

――カイさんはどんな反抗期を経験しましたか?

カイ:反抗期と呼ぶほどのことはなかったですけど、僕も人間ですから休みたい時がありました。レッスン漬けの毎日だから、たまに外に出たくて両親に何も言わずに先輩の家に泊まりに行ったりしました。


「やる時はやって、遊ぶ時は遊んだ高校時代」

――役作りの参考にしたものは?

カイ:ドラマや映画よりも、周りの人を参考にしましたね。面白く見せなければならない場面やとぼけた顔を見せる場面では、友達がどうやってふざけているかを考えてみたり、実生活で面白かった経験を思い出して参考にしながら演技に取り入れました。

――演じる上で苦労した点は?

カイ:地上波のドラマ主演は初めてだったので、プレッシャーもありました。それでも楽しかったし、学ぶことも多くて気分よく撮影できたと思います。苦労したことといえば、セリフを覚えることが僕には一番の問題でした。

――シギョンを演じる上で気をつけた点は?

カイ:とにかく台本を読み込みました。台本を読んで、それから自分の高校時代を思い出して、シギョンがどんな高校生か想像してみたんです。シギョンは特別な経験をして心に傷を抱えています。とはいっても典型的な高校生でもあります。ゲームが好きで嫌なことはやらない。困難に直面したら逃げようとする。多くの中学生や高校生と何も変わりませんし、僕にも似たような面がありました。それで自分の高校時代を振り返ってみたら、シギョンとは違う面もあるけど似ている面も多いと思いました。それでシギョンに僕の高校時代を重ねたんです。“僕はこうだったな”とか、“シギョンならこう考えるだろう”とか。

――カイさんの高校時代と一番似ている点は?

カイ:“やる時はやって、遊ぶ時は遊ぶ”でした。だから遊ぶときは徹底的に遊ぶんです。シギョンはひたすら遊ぶだけですが(笑)。とにかく遊ぶのが大好きな高校生です。僕が徹底的に遊んだ時を思い出しながらハイテンションに演じることで、シギョンに近づけるようにしました。

――ペク・チョルミンさんとの男同士の友情も見どころですね。

カイ:そうですね。チョルミンさんとは共演場面が多く、よく一緒にいました。食事にも行ったしいろいろ分け合ったりもしました。僕は運動が大好きなのですが、地方ロケで運動のためにソウルに戻ることは出来ないので、チョルミンさんを誘ってジムで体を鍛えたりしていました。(笑)

――同世代の方々と共演した感想は?

カイ:とても楽しくて現場のムードもよかったですね。1~2歳の差はあっても同年代ですから、おしゃべりや食事をしたりして。現場のムードはいいし、みんな性格が良いので、気楽だったしいい思い出しか残っていません。


「メンバーたちが応援、スホはわざわざ現場にも」

――ドラマの中で家族との記憶に残るシーンは?

カイ:お祖母さんの家で撮影した全ての瞬間がすばらしかったし、記憶に残っています。あの時は寒くて……ヒーターをつけてみんなで温まりながら仲良くおしゃべりをしたのも忘れられません。演技に対する助言や、ためになる話をしてくれました。温かい言葉の数々が心に残っています。お互いヒーターを譲り合ったり、いい思い出しかありません。

――撮影中、監督からはどのようなアドバイスや指示がありましたか?

カイ:監督はたくさんアドバイスをしてくれました。よくシギョンはとぼけた面を見せるんです。監督がアイデアを出すんですが、それがものすごく面白くて。(笑)僕がアドリブを提案したら監督も大喜びで、すごく楽しかったですね。笑える場面を撮ったときに監督と僕の気が合ってうまくいきました。

――EXOのメンバーから激励の言葉などは?

カイ:メンバーたちは僕を応援してくれました。「緊張せずに頑張れ」と言ってくれたんです。スホはわざわざ現場にも来てくれて、うれしかったですね。メンバーが応援してくれたので、僕も幸せな気分で撮影に臨むことができました。

――もしもカイさんが田舎で暮らすことになったら?

カイ:僕だったら喜ぶと思います。今の僕は忙しく生きていますし、ソウルでは車も人も多く、何もかもがせわしなく動いています。田舎とは全然違いますよね。田舎には田舎ならではのよさがあります。「アンダンテ」を撮る前なら悩んだかもしれないけど、撮った後なので田舎のよさが分かります。ソウルで勉強するだけが人生ではありませんし、シギョンみたいにいい学校でいい友達に恵まれたら幸せですよね。

――田舎で経験した記憶に残る場面は?

カイ:ドラマの撮影現場の近くに小川が流れていて、葦が生い茂る原っぱがあり、そこで撮影したんですが、すごくきれいでした。そこは車もそれほど通らないし、周囲を山に囲まれて建物が低いから空が広い。何か食べに行くとき車で移動するんですが、それも結構楽しくて。僕はここ5年くらい歌手活動で忙しかったんですが、撮影した2~3ヶ月が、僕にとって癒しの時間になりました。


「歌手と俳優、それぞれの楽しさと難しさは…」

――撮影中は外食を?それともケータリング?

カイ:外食もしました。D.O.さんが “近くにおいしい店があるから行くといい”と教えてくれて、スタッフや共演者を誘ってよく行きました。

――撮影で苦労した点や心に残る場面は?

カイ:シギョンはとにかくよく走るんです。真冬にたくさん走らされたのはつらかったですね(笑)。心に残っている場面は、校庭でシギョンがボムの件で心を閉ざしたまま、泣きながら走る場面です。

――どうやって寒さを乗り越えましたか?

カイ:寒さを乗り越えることは出来ませんでした(笑)。使い捨てカイロを体に貼って、下着もたくさん重ね着して寒さに耐えました。でも僕以上にスタッフの皆さんが寒さに苦労してました。みんな大変なのに、寒いからと弱音は吐けません。寒くてもみんな力を合わせて元気に撮影してましたね。スタッフと出演者の熱気で寒さを忘れました。

――地上波での初主演はプレッシャーでしたか?

カイ:頑張らなくては、と感じていました。主人公である僕がドラマを最後までリードしなくてはと。だからすべてが気がかりでした。でもいざ撮影が始まって何日か過ぎていくうちに、心配して思い悩むことをやめました。そして今自分に出来ることを考えたんです。常にベストを尽くして演じるしかないという気持ちで雑念を取り払って集中しました。するとプレッシャーが消え、いろいろ感じたり学んだりするうちに、撮影が楽しくなってきたんです。いい出会いや経験のおかげでプレッシャーを跳ねのけて演技に集中することができたと思います。

――日本で放送が決まった今の気持ちは?

カイ:韓国のみならず日本でも放送されることになり、多くの日本の方々がこのドラマをご覧になるかと思います。韓国の高校と日本の高校では違いがあると思いますが、このドラマを観れば、ある程度韓国の高校を感じられるはずです。とてもいいドラマで、韓国的な要素がたくさん溶け込んでいます。お祖母さんの家もそうです。またそこでの家族愛を見ながら韓国と日本の違いを探すこともできます。そのあたりも見どころとして楽しんでご覧ください。

――歌手と俳優、それぞれの楽しさと難しさとは?

カイ:EXOとしての活動自体は面白いし楽しいです。今までやってきたことなので慣れてもいます。EXOの活動と俳優活動の違いは……歌手の場合はステージで披露する3分間のパフォーマンスを準備し、観客がそれを見てくれます。歌手にはその3分間が重要なんです。ドラマの場合は1時間の長さを、こま切れに撮影した時間を集めて完成させますよね。同じように創作物ですが、歌手はNGなしに本番1回で決めないとダメ、ドラマの撮影ではNGが許され、よりよい物を集めて1つのドラマが完成する。その違いは面白いと思っています。

――それぞれの楽しいところは?

カイ:歌手としては、僕はダンスが大好きなのでステージで歌って踊るのが楽しいです。俳優の楽しさは、まさに今回のドラマで実感しました。登場人物はあくまでも仮想のものですが、それを僕が実在する人物のように表現するのがとても面白いんです。今回演じる楽しさを実感しましたね。


「日本の皆さんもドラマをご覧になれば心が温まるでしょう」

――オフの日の過ごし方は?

カイ:主に趣味を楽しんでいますね。友達と会ったり、ビリヤードや映画鑑賞、あとゲームや食べ歩き、歌とダンスの練習も。ごく平凡な生活です。

――もしも長期休暇がもらえたら?

カイ:もう一度メンバーと一緒にフィジーへ行きたいです。オーストラリアの隣にあります。以前行って楽しかったのでまた行きたいなと思います。

――カイさんが楽しむ娯楽は?

カイ:僕はサッカー中継を観るのが好きです。やるよりも観るほうが好きですね。好きなクラブチームがあって、全試合を観ています。あと運動をしてます。ジムに通って体を鍛えるのが好きで、ストレス解消にもなります。それくらいが僕の娯楽ですね。

――「アンダンテ~恋する速度~」を楽しみにしている日本の視聴者に見どころとメッセージをお願いします。

カイ:こんにちは、EXOのカイです。「アンダンテ~恋する速度~」は家族愛、友情、そして恋が描かれています。高校生のシギョンがいろいろな経験をして成長していく物語です。日本の皆さんもこのドラマをご覧になればいろいろなことを感じて心が温まるでしょう。どうぞ応援してください。

■「アンダンテ~恋する速度~」リリース情報

・DVD-SET1 4月3日(火)好評発売中
・DVD-SET2 5月2日(水)リリース
¥15,200+税

※レンタルDVDリリース
4月3日(火) Vol.1~7
5月2日(水) Vol.8~13

発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C)2017 UBICULTURE

公式サイト:http://kandera.jp/sp/andante/
予告編:https://youtu.be/uJbw1ZOeiB4

記者 : Kstyle編集部