“天才子役”ホ・ユル「『Mother』のイ・ボヨン母さん、ゴミ袋シーンでたくさん泣いていた」

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写真=Fly -upエンターテインメント
いきなり登場し、視聴者にものすごいインパクトを与えた女優がいる。真心のこもった演技に、歳は関係ないということを自ら証明したホ・ユルがその主人公だ。

ホ・ユルは最近、韓国で放送終了したtvNドラマ「Mother」(脚本:チョン・ソギョン、演出:キム・チョルギュ、ユン・ヒョンギ)で、実母のジャヨン(コ・ソンヒ)と彼女の同棲相手であるソラク(ソン・ソック)に虐待される8歳の女の子ヘナを熱演した。

劇中でヘナは母のジャヨンが自身を捨てたため、学校の先生スジン(イ・ボヨン)と一緒に逃走し、幸せを夢見る人物を演じる。親の愛を必要とする子供が、虐待を受けながら感じた苦痛や考えなどを淡々と演じ“演技の天才”と絶賛を受けた。

ホ・ユルは「Mother」の撮影が無事に終了したことについて「多くの人々に出会えたことが、とてもワクワクしてよかったです。みんなと別れると思うと寂しいし、残念です」と感想を明かし、さらには「監督がまた会えるとおっしゃってくれました」と話し、期待を高めた。

写真=「Mother」画像
ホ・ユルの演技デビューは順調ではなかった。「Mother」は400倍という競争率を勝ち抜いて得た役であるためだ。実際の年齢が9歳で小学校にも通っているため、体力的にも厳しい撮影であった。しかし、彼女は多くの人々の理解とサポートで「Mother」を無事に終えることができたという。

「合格の知らせを聞いた時はご飯を食べていましたが、とても嬉しくてご飯を食べられないくらいでした。空を飛んでいるような気分でした。体力面では、撮影がないときにお医者さんが体の調子を確認してくれていたので大変ではなかったです。学校は幸いにも休みの期間でしたし、学校が始まってからは撮影がない時に学校に行きました」

ホ・ユルとイ・ボヨン母娘のケミ(ケミストリー、相手との相性)も欠かせない。ホ・ユルは、ヘナを通じて母性愛に気付くスジン役のイ・ボヨンと素晴らしいケミを見せ、劇の完成度を高めることに貢献したと評価されている。二人が一緒にいるとき発揮した相乗効果が作品を引っ張っていく一番大きな原動力になった。

写真=「Mother」画像
「イ・ボヨンお母さんは本当の母のようによく面倒を見てくれました。ジャヨンさんとソラクさんも実際には優しくて、私をかわいがってくれました。本当に皆が好きでした」

しかし、劇中でヘナは虐待を受ける子供であっただけに、演技する過程で難点もあったはずだ。ホ・ユルはこれについて「台本をたくさん読んで、足りない部分は監督とイ・ボヨン先生が教えてくれました」と答えた。また視聴者にショックを与えた“ゴミ袋シーン”についての裏話も聞かせてくれた。

「実はそのシーンを撮るときはゴミ袋の中で遊んでいました。かさかさする音も面白かったし、隠れて出てくるのも面白かったです。でも監督は気が重いとおっしゃっていたし、スジン(イ・ボヨン)母さんもとてもたくさん泣いていました。だから私が『私、かわいそうに見えますか』と聞いたりもしました」

写真=Fly-upエンターテインメント
このように「Mother」で一気に自身の存在感をアピールしたホ・ユルはドラマ終了後、イ・ボヨンが所属するFly-upエンターテインメントと専属契約を締結し、これからも精力的に活動する予定だ。OSENは最後に、今後の活動計画と目標について聞いた。

「『Mother』は多くの人がいつも心配してくださったり、可愛がって笑ってくださったりしたので、とてもよかったです。これからも演技は続けたいと思います。『Mother』が終わってもスジン母さんにこれからも会えるからいいし、私もいつかは目だけで気持ちを伝えられるイ・ボヨン先生のような女優になりたいです」

写真=「Mother」画像

記者 : キム・ナヒ