NU'EST W「これまでの時間は1輪の花を咲かせるための肥やしだった」

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昨年10月“Wait”の頭文字であるWをかけて、4人体制で新しいチャプターを始めたNU'EST W。Mnet「プロデュース101」シーズン2に出演したメンバーたちが常に上位をキープしたのは、6年という時間が無駄ではなかったことの証明であった。ベクホが作曲した「WHERE YOU AT」でデビュー6年にして1位を獲得したNU'EST W。今の場に上り詰めるまで大変なことも多かったはずだが、「これまでの時間は1輪の花を咲かせるための肥やしだったんじゃないかと思う」という。揺れずに咲く花はあるまい。NU'EST Wが今この場を享受する資格は十分だ。

――撮影はどうでしたか?

アロン:こんな雰囲気の撮影は初めてだったと思います。ビンテージでヒップなファッションは初めてだったので、楽しかったです。

JR:メンバーたちの暖かさが感じられる撮影だったと思います(笑)。このようにぴったりくっついてする撮影はあまりありませんでした。

――MBC旧正月特集番組「2018アイドル陸上大会」のアーチェリーで銀メダルを獲得したんですね。

アロン:実は自信がなかったんです。大きな賞を望んでもいませんでした。

JR:予選でだけは落ちないようにしようという気持ちでした。プレッシャーなく楽しんだのが、良い成績につながったんじゃないかと思います。

ベクホ:予想とは違って、予選を通過してどんどん上がっていったので困惑しました(笑)。レンは練習の時よりずっとよくやってくれました。

レン:最大値を引き上げてすごく集中しました。映画「グエムル-漢江の怪物-」でペ・ドゥナ先輩が怪物の口に弓を射るじゃないですか。的を見ながら「そうだ、あれが怪物の口だ!」と1人で想像しながらやりました。集中したら、真ん中に当たりました。

――健康問題でファンが心配していました。最近の健康管理は皆さんどのようにしていますか?

JR:最近具合が悪かったんですけど、実は毎年1回ずつひどく具合が悪くなる時があります。時期は毎回違うんですけど、朝起きた時にすぐに分かります。具合が悪いと思ったら、普段より早く起きてしまいます。来たという感じがあります。だから具合が悪い時には予め事務所に言っておきます。

アロン:寒い時には外に出ずに暖かく部屋で過ごします。風邪をひかないようにです。

ベクホ:僕は特に健康管理というものは特にありません。ただご飯をきちんと食べるくらいです(笑)。

レン:体に良いと聞くと、全部食べてみる方なので、最近はドクダミの汁を飲んでいます。肌と頭皮に良いらしいです。美味しくはないけれど、健康になる感じがします。

――JRさんがSBS「ジャングルの法則」パタゴニア編の撮影のため宿舎を空けていました。長い時間メンバーたちと離れていたのは初めてだったそうですが、JRさんの空白はいつ感じましたか?

レン:JRの向こうの部屋にぬくもりが感じられませんでした。部屋のドアを開けてみると空っぽなのがすごく空虚に感じました。

アロン:JRが普段コンピュータゲームをたくさんするんですけど、タイプする音が聞こえなくて、「あいつが本当にいないんだ」と思いました(笑)。

ベクホ:グループチャットルームにJRがすごく独特で流れに合わない絵文字をたくさん使うんです。それが見られなくて寂しかったです。ハハ。

――アロンさんはニューヨーク大学の合格を控えていたが、歌手になるために韓国に来たんですよね。

アロン:心残りはありません。やりたいことをやっていますから。でも後々ぜひ再び挑戦したいです。ジャーナリズムを勉強したいと思います。僕は物書きがちょっと上手でした(笑)。高校の時に、先生に「君は文章を書くのが上手だ。ジャーナリズムのほうに進むのはどうか」と言ってくださいました。文章を書くことも好きで、ジャーナリズムについて知りたくて、ぜひ勉強したいです。

――他のメンバーは歌手ではない、違う夢を見たことはありますか?

レン:幼い頃に美術が好きで、画家になりたかったです。才能があったと思っていましたが、最近再びやってみるとその時の実力が出ないんですね(笑)。

ベクホ:歌手になりたくて、他のことを考えるには漠然とした感じでした。

JR:僕もベクホと同じですが、夢が多き年齢に練習生生活をして、他の夢は考えられませんでした。真剣にやってみようと思っていたので、他のことを探すよりは、ここに集中していました。

――NU'EST Wの初めての1位曲「WHERE YOU AT」はベクホさんが作曲した楽曲ですね。

ベクホ:当時は僕が制作した楽曲だからではなくて、僕たちが1位を取ったことが本当に嬉しかったです。自分が作った楽曲を多くの方々が愛してくださって嬉しいですが、一方ではプレッシャーも感じます。次の楽曲も準備していますが、まだどうなるかは分かりません。

――楽曲はどのように制作していますか?

ベクホ:場所にはこだわりません。どこでも構わずやっています。「WHERE YOU AT」はノートパソコンを持って済州島(チェジュド)の実家で作った楽曲です。やりたいことがあれば、すぐに解決しなければならないタイプなので、そのように作業しています。いつもトレンディであってほしいし、1つのジャンルに限られたくもありません。

――NU'EST Wならではの音楽カラーは何でしょうか?

JR:霧のようなものだと思います。晴れるまでは分かりません。それが僕たちのカラーではないかと思います。

レン:霧の中にトレンディさが加えられた感じです。

ベクホ:霧の中にトレンディさと高級感が加えられた感じ!

アロン:霧の中にトレンディさと高級感があって、ユニークな感じじゃないでしょうか(笑)。

――レンが最近迎え入れた猫のラッキーとの暮らしはどうですか?

レン:本当に幸せです。少しの空白を埋めて、さらに幸せにしてくれる子です。メンバーたちがラッキーを可愛がるのが目に見えるので感謝しています。僕が宿舎にいないと、アロン兄さんが部屋に連れて行って一緒に遊んであげたり、寝る時もあります。

アロン:ラッキーが来た後、レンが海外へ撮影に行ったんですけど、ほぼ3日間育てました。本当に可愛いです。ケニャンイ(犬+猫:犬のような性格の猫を指す言葉)みたいです。元々猫よりは犬が好きな方ですが、この子は本当に良い子で可愛いです。猫が好きになりました。

ベクホ:僕はラッキーのためにキャットタワーを買ってあげました(笑)。高いやつです(笑)。

――長い期間一緒に宿舎生活をしました。それぞれが感じるメンバーたちの生活習慣には何がありますか?

JR:アロン兄さんは朝起きてすぐに氷を食べます。最近は寒くてしないんですけど、冬じゃない時には起きてすぐに水の代わりに氷を食べます。体温が高いようです。

レン:JRはベッドが好きみたいです。部屋のドアを開けると、いつもベッドに横になって何かをしています。

JR:たまにメンバーたちがドアを開けて「ジョンヒョン(JR)、いる?」と聞きます。いつも布団をかぶっていますから(笑)。

ベクホ:レンはすごく自己管理に徹底していて、マッサージ器具を集めています。僕にとって宿舎はただ休む場所です。寝て、シャワーを浴びて、着替えをするそんな場所です。何かをしたりはしません。スケジュールがない時にはいつも作業室に行きます。テレビを見るとしても、宿舎よりは作業室で見る方です。

――メンバーたちの習慣のうち、「これだけは我慢できない」というものはありますか?

レン:最近アロン兄さんが部屋のドアを開けて、入ってきて、すごく苦しめています(笑)。最初は一緒に遊んであげたんですけど、徐々に面倒くさくなります。兄貴を追い出して部屋のドアをロックしたんですけど、どうやって開けたのか、また入ってきました。

アロン:最近は逆です。この間はレンがロックした部屋のドアを開けて入って来たんですよ!

レン:開け方が分かったんです。長い爪楊枝で小さな穴を押せば開きます。

JR:どうりで。昨日使おうと思って探したら、食器棚にあった爪楊枝が全部消えていました。キーボードのような隙間を掃除する時に爪楊枝を使っています。

――暇ができるたびに、主に何をしますか?

ベクホ:ほとんど作業室にいる方です。やることを思い出すと、それをする方ですけど、先日インターネットショッピングする方法を学んで、暇ができる度に飲み物やシャンプー、ディフューザーなどを主に買います。

レン:たくさん寝ておこうとする方です。休む日には限りなく寝ます。そしてゆっくりと起きて、チキンの出前を取って、食べながらYouTube映像を見ます。

アロン:主に宿舎で映画を観たり、ゲームをします。たまに友達に会ってお肉を食べに行きます。雰囲気がすごく好きなんです。ぐるりと輪になって座り、肉を焼いて話をするのが好きです。

JR:休む時には何もしません。本当にただ休むばかりです。朝起きるとベッドから2時間くらいは横になっています。そうしてからシャワーを浴びてご飯を食べて、ちょっと座ってからまた横になります。

ベクホ:JRは「どうすれば人間がそこまで休めるの?」と思うほど休みます(笑)。

――各種の授賞式でたくさんの賞を受賞しました。パーティーもしましたか?

JR:元々メンバーたち同士でパーティーはあまりしません。パーティーよりはお疲れ様という言葉を一番話したと思います。初めて授賞式にも出ましたし、韓国ではほぼ初めて賞をもらったので、6年間ご苦労様と、互いに言いました。何よりも僕たちがもらった賞は、ファンからもらったことも同然です。ファンに感謝する気持ちが1番大きいです。

ベクホ:初めて行った授賞式も多いし、賞ももらって新しい経験でした。もっと一生懸命に頑張って、これからもっと大きな賞をもらいたいという気持ちも生まれました。

――3月に単独コンサートを開催します。どんな姿を披露するのか、少しだけヒントをもらえますか?

ベクホ:ファンが知りたがっていました。「ソロステージをやりそうだけど、本当にやるの?」という部分です。はい。ソロステージ、本当にやります(笑)。

JR:さまざまなものを準備しているんですけど、やはりファンが1番期待している部分はソロステージではないかと思います。それぞれの魅力に合わせてソロステージで良いパフォーマンスを披露したいです。ストーリーがあるコンサートになると思います。

――今年でNU'ESTがデビュー7周年になります。振り返るとどんな時間でしたか?

ベクホ:再び新しい出発ができる機会をもらえて、本当に感謝しています。再び戻ったような気分です。これからも今のように一生懸命に活動できればと思っています。

レン:僕たちの選択が無駄ではなかったことを感じることができました。そして「本当に一生懸命にやってきたなあ」と思いました。一緒にいてくれたメンバーたちにも感謝しています。これからも今までのように力強く走っていければと思います。

アロン:振り返ってみると、何もかもが大切な時間でした。そういうことがあったので、今のような時間が作られたんじゃないかと思います。

JR:花が咲く前に肥やしを与えた時間だったと思います。1輪の花を咲かせるために、毎回その瞬間に最善を尽くした時間が、今徐々に咲いているんじゃないかと思います。

――2017年がNU'ESTを再発見した1年だったとすれば、2018年はどんな年になってほしいですか?

JR:本当にたくさん愛された感謝すべき1年でした。ファンから本当にたくさん愛されて、良い機会により進むことができる新しい出発点になりました。今年からはその感謝の気持ちにお返しできる1年になればと思います。

アロン:今年も昨年のように幸せであればと思います。

レン:健康が第一なので、怪我をせずに無事に過ごす1年になればと思います。

ベクホ:大きなことは望んでいません。小さなことが集まって大きなものになると思って、一歩一歩進む、それで2018年の年末には1年を大きくしっかりと締めくくりたいです。

記者 : ソ・ハヨン