“演劇界の巨匠”イ・ユンテク監督、セクハラ疑惑を認め活動休止へ…被害者がSNSで暴露し明らかに

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写真=演戯団コリペ、キム・スヒ代表 Facebookキャプチャー
演劇界の代表的な演出家であり劇作家である劇団「演戯団コリペ」のイ・ユンテク芸術監督が、セクハラの事実を認めて活動を中断すると発表した。

演戯団コリペは14日、公式Facebookに「観客の方々に心よりお詫び申し上げる。25日まで公演予定だった『授業』と、予定されていたすべての公演を中止する」という書き込みを掲載した。

先立って劇団美人のキム・スヒ代表は、自身のFacebookに「metoo」のハッシュタグで始まる書き込みを掲載し、イ・ユンテク監督が過去に自分をセクハラしたという事実を暴露した。該当人物について言及はしなかったが、作品「オグ・死の儀式」と劇団が位置する場所を密陽(ミリャン)だと書いて、イ・ユンテク監督であることを示唆した。

これを受け、演戯団コリペ側はFacebookにイ・ユンテク監督の謝罪文を掲載したが、誠意のない謝罪だと批判が続くと、謝罪文を削除した。

イ・ユンテク監督は、演劇「市民K」「旅立つ家族」などを手がけた韓国演劇界の象徴的な人物である。2012年の大統領選挙当時、文在寅(ムン・ジェイン)候補を支持する演説をした後、政府支援事業に相次いで脱落したことが伝えられ、「文化界ブラックリスト1号」に挙げられていた。

記者 : ホ・ソルヒ