【REPORT】チャン・グンソクが「喜怒哀楽」をドラマティックにパフォーマンス「Voyage」ファイナル公演は次の旅路への出発点

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俳優、歌手としてマルチに活躍するチャン・グンソクが2年ぶりとなる日本ツアー、「JANG KEUN SUK THE CRISHOW IV –Voyage-」を開催。1月17日からその追加公演が行われ、2月11日、武蔵野の森総合スポーツプラザ・メインアリーナでファイナルを迎えた。


“喜”びいっぱいの旅へのスタート

開演前、会場に大きな音量で流れたのは「一緒に作ったメロディ」だった。ファンはそれに合わせて、ペンライトを振り、合唱。そして歌の終盤、「一緒に作ったメロディ、一緒に作ったVOYAGE」という文字が浮かび、ラストでファンが「ハムケ・プルル・ゴエヨ(一緒に歌うつもりだよ)」と声を合わせると、「15回目のVOYAGEが今、始まります」というメッセージが。そう、この公演は、本公演、追加公演を合わせて15回目。グンちゃんとファンは約5ヶ月に渡り、共に旅を続けてきた。

その後、「いつもそこにあった、あの陽射しのように、僕らの旅はいつも眩しいほどに輝いている」という文字が映され、モニター画面は熱気球が舞う大空へとチェンジ。ファンをパノラミックな旅へと誘い、「喜」と題した第一部の幕が開ける。

両手を大きく広げてステージに現れたグンちゃんの衣装は上下共にアースカラーでボヘミアン風だ。旅人をイメージさせた彼は、オープニングに「Darling Darling」を選び、間奏部では進んでクラップをし、ファンをノセていく。彼のバックにはひまわりが咲き乱れ、会場の雰囲気はまさにハッピーな喜びでいっぱいに。2曲目も夏のイメージをキープするように「Endless Summer」を歌い、彼は終始リズムに合わせて体を揺らしノリノリ。「涙はいらない。僕がいるから」と歌うシーンでは赤く染まったグンちゃんが流し目気味にキメ、ファンのハートを一気に掴んだ。

「Tokyo~~。遂に最後の日になりましたね。来てくれてありがとう。今日は後悔しないように強く盛り上がっていきましょう。さあ、俺に任せて。もっともっとイケるでしょ。もっともっと声出して」と煽った彼が「手を頭の上にして」とリードすれば、ペンライトがファンの頭上で一斉に左右に揺れ、そのまま「For you ~僕が頑張れる理由~」へ。コーラス隊も手を大きく左右に揺らし、会場がハッピームードで一つになり、ラストはグンちゃんが右手でバキューンとファンのハートを狙い撃った。

3曲を歌い終えた後は「この5ヶ月間、ウナギ(グンちゃんのファン)の皆もすごく頑張ってくれたし、僕らの旅行を一緒にしてくれて、ありがとうございます」と振り返り、その後、花畑をバックに「ひだまり」を歌い、会場をあったかムードに。歌い終えた彼は左手を振りながら、ステージを後にした。


メタリック&ハードなサウンドで“怒”を表現

照明が落ちたステージは赤のレーザー光線で不穏な空気感がもたらされ、硬質のギター・プレイが次のテーマを予告する。モニターには黒地に赤く「怒」の文字が浮かび、第一部とは正反対のイメージをまとったグンちゃんが舞台へ。ブラックのジャケットとチョーカーで彼はファッションでも“怒”を表現していた。
が、詞のテーマは“怒”にあらず。でも、ステージには怒”にも似た激しき力強さが充満していた。メタリックバージョンの「Let me cry」は赤く染まったグンちゃんの目が印象的で、その眼差しには確かに怒りが宿っていた。「お願い、My Bus!」ではロッカー魂を炸裂させ、モニターはモノクロで彼にフォーカス。ハード&クールな彼が浮かび上がる。

二部でのトークテーマは近況について。平昌五輪の広報大使、聖火リレーのランナー、文化オリンピックの開幕イベント出席などで多忙を極めた彼。五輪関連の一連の行動をファンに応援してもらったことで、「ウナギたちのオリンピック(になったん)じゃないかな」とコメントし、ファンを喜ばせた。そして「舞台で感じる、皆さんからの目線、キラキラのペンライトは、ドラマの撮影現場では感じられませんよね。今の瞬間は、皆の視線を感じながらありのままのチャン・グンソクを見せられる。そのことがすごく大事だし、ドキドキです」とライブで歌うことの喜びを話し、再び歌へ移っていく。

TEAM Hの「Beautiful change」はメタリックなギター・プレイからスタートし、バンドバージョンで演じられるが、「Everybody Fxxking Jump」との煽りで会場はTEAM Hのパーティー会場のようにホットに。グンちゃんが「Say What?」とコールすれば、ファンは「Wow Wow~~」とレスポンスし、やっぱり“怒”というよりは“熱”というイメージだ。そして二部のラストは「渇いたKiss」。演奏はハードだが、歌い方はポップで、片膝をついて歌ったり、カメラ目線で演じたり。“怒”の表情は次第に薄れ、この曲が第三部への橋渡しとなっていた。


星空の下で“哀”切を歌う

照明が再び落ち、ステージには満天の星空が広がる。そして明るく光る星たちがサンドアートのように優しい顔を形作り、その後、空には「哀」の文字が。ピアノの演奏が静かに響き、バンドのプレイへとシフトすると、淡いピンクのトップスへチェンジしたグンちゃんがステージへと現れる。スモークに包まれて「会いたくて」を歌う彼は、星空の中、1人歌うことで、“ぽつり”とした感情を大きく表現。そして「あなたを忘れるため、この旅を始める。あなたからの卒業旅行」というメッセージを映し出した後は、ひとり自室で思い出に浸るように「卒業旅行」を。暖色の照明の下、彼は時折、瞳を閉じながら切なげに歌い、最後は、彼女への想いを断ち切って、彼女から卒業するかのように、スタンドライトの灯りをそっと消したのだった。

「夜空に流れ星。君ならどんなふうに祈るんだろう」。そんな歌詞の一節を映し出した後は夜の公園に一人佇みながら「君ならどんなふうに」を。背景には歌詞の内容とリンクするように虹も浮かび、劇場性豊かに後悔の気持ちを歌うことで、彼は切なさを表現していた。


ポジティブでハッピーな“楽”のステージ

ここまで喜怒哀の三つのステージを終えたグンちゃんは改めてスタッフに感謝し、「Team JKSはTeamウナギじゃないですか。熱く応援してくれるウナギ!」とファンへも熱い想いを伝えた。

そしてこの日、ドラマの撮影計画書を初めて手にしたことを明かし、「タイトなスケジュールで、大変だなという気持ちもあります。けど、まだ自分が出来る仕事があること、僕がまだまだ皆と一緒に行けるところがあること、それを思うと、もっと頑張らなきゃいけないと思いました。皆さんの幸せな顔を想像しながら演技すると、撮影計画書も希望的な計画書に感じられますよね。ドラマもぜひ楽しみにしてください」とトーク。ファンも希望を感じられるようにと、彼はシルバーの刺繍をあしらった白のジャケットに着替えて“楽”の舞台を演出していく。

明日への確かなステップを歩みだす「Parade」では会場が一気に華やぎ、「Tomorrow」ではグンちゃんの「Stepping into」というシャウトに続き、ファンが「Tomorrow Tomorrow」と大合唱。「守りたいものは、いつもひとつ」という詞をアドリブで「守りたいものは、いつもあなたでしょ」という詞に差し替え、「あなたでしょ」と歌う場面では左手をカメラ越しにファンに差し出しながら、力強い声で男気を見せる。そして曲の終盤ではファンからグンちゃんへのサプライズプレゼントが! ファンは青地に白の「25周年おめでとう。ずっとZIKZIN!!」というメッセージカードを一斉に掲げ、彼はその思いに応えるように、じっくりと「This is my story, This is my dream」と歌った。さらに歌い終えて改めてボードに見入った彼が「きれいだよね」と話すと、ファンは「サランヘ~~」とシャウトしながら「私達の出会いは奇跡 ♡いつも 愛してる♡」というピンクのボードを掲げてダブルサプライズ。

ファンの愛を受け、「僕は大きな愛をもらっている人だなぁ(と思います)。ありがとうございます」と話し、その後、左手の指を「シーッ」と唇に当て、会場の雰囲気を静めてから、ささやくように「サランへ」と2回。そして力強く「サランヘ! サランハンダゴ!」とシャウトした後に、内ポケットから指ハートをプレゼントし、投げキッス。グンちゃんとウナギとの美しい愛の交歓も“楽”だった。

ファンからデビュー25周年をお祝いされた彼は「30歳なのに25周年ってありえないでしょ」と笑わせ、「25年後もここでライブできるでしょ」と約束。そして、この25年間の歩みを振り返るようにモダンロック調の「In my dream」をじっくりと歌い上げ、その後「抱きしめたい」を熱唱。さらに「辛いことがあっても心配しないで。私はいつもウナギをずっと応援してるから、寂しくならないで」という気持ちを込めて、「Turn off」を。グンちゃんのクラップにファンも大きく手を合わせ、彼はヘヴィなサウンドにのせ、目を閉じ、じっくりと歌いこみ、ロックな貌を露わにする。

そして本編ラストはどこまでも続くワインディングロードをバックに「Don't Be Afraid」を。モニタースピーカーに足をかけて歌う姿はワイルドに格好良く、彼は何度も左腕を回しながらファンを煽っていく。またモニターには景色が流れ、それは「この旅はまだまだ終わらない」という彼の思いを代弁するかのよう。そしてファンの「Wow Wow」という合唱をリードし、マイクをフロアへ向ければ、ファンの声が一層大きくなる。彼は目を閉じてファンの合唱に聞き入り、終盤、彼が「せ~~の」と声をかけると、「ボクたちのVoyageはこれからもつづく」と書かれたテープが! そしてラストは目を閉じながら「この道の彼方へ」と歌い、「ありがとう、Team JKS最高~!」と叫び、サムズアップでファンに感謝した。


これからもグンちゃんとウナギたちの旅は続く

アンコールの「Voyage」では帆船型のトロッコに乗り、ステージを半周してファンを驚かたグンちゃん。袖をカットオフしたフーディー・ファッションにはカジュアルな格好良さが光り、「後悔はさせないから」と歌う場面では片膝をついて歌い、その姿はファンへのプロポーズ風。何度も投げキッスを演じ、バキューン・ポーズも華麗にキマった。

続く「ボクノネガイゴト」の間奏部では右目ウィンクでファンを虜にし、最後の「それがボクノネガイゴト」と歌う姿は何とも気持ちよさげ。さらに「Nature Boy」ではグンちゃんの煽りがなくとも、ファンが「Oh~~」と声を上げ、彼の合図なしで一斉にジャンプ! ファンも後悔しないように積極的に楽しんだ。そんな熱狂的なファンに彼が背を向ければ、パーカーのバックにデザインされた「THANK YOU ALL。みんな、ありがとう」との文字で、ファンへ無言のメッセージ。「サランへ」という熱いシャウトがあったからこそ、こんな背中でのメッセージもしっかりと響く。そして「これからも僕らのVoyageはずっと続くので、皆、一緒に行きましょう!」と声をかけた後は「家に帰ろう」でフィナーレ。

途中、「皆、お疲れ様でした。皆のおかげで成功したライブになりました。ありがとう」という感謝の台詞も挟み、ファンは「いつでも いつでも 何も変わらないよ。Sweet home いつでも いつでも ここへおいで」と大合唱。グンちゃんはイヤモニを外し、ファンの生の歌声に聞き入っていた。また、「いつでも いつでも 何も変わらないよ」とカメラ目線で歌えば、フロアからは絶叫が。最後は爽やかに「行ってくるね」と声をかけ、その後はバンドメンバーと手を繋いで一礼。「韓国に帰って、元気にドラマの撮影して頑張るから、皆も応援してくれ~~。ありがとう~~!」とメッセージを送り、最後は投げキッスを決め、次の旅へと出発したのだった。

3月からいよいよグンちゃん主演の新ドラマ「スイッチ」がスタートする。タイトなスケジュールの中、この日の楽屋でも台本を読み、ドラマに備えていると明かした彼。帰国後、ドラマの撮影がすぐに始まるが、そんな過密スケジュールも「皆さんに早く俳優としての姿を見せたかった」というファンへの愛があるからだ。さらに、ライブ中、「CRISHOW V」や新しいアルバムについても言及し、彼は近い将来、歌手としても新たな姿をみせてくれるだろう。そしてグンちゃんのマネージャーはライブ前に彼に対し、こうエールを送ったという。

「終わりは新しい始まりだと思う。これからも新しい歴史、新しい文化を作っていきましょう」グンちゃんのVoyage、グンちゃんとファンとの新たなVoyageがこの日からスタートした。

ライター:きむ・たく

JANG KEUN SUK THE CRISHOW IV –Voyage-
日時:2018年2月11日(日)OPEN 16:00 / START 17:00
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

【セットリスト】
01. Darling Darling
02. Endless Summer
03. For you~僕が頑張れる理由~
04. ひだまり
05. Let me cry
06. お願い My Bus!
07. Beautiful change
08. 渇いたkiss
09. 会いたくて
10. 卒業旅行
11. 君ならどんなふうに
12. Parade
13. Tomorrow
14. In my dream
15. 抱きしめたい
16. Turn Off
17. Don't be afraid
<ENCORE>
18. Voyage
19. ボクノネガイゴト
20. Nature Boy
21. 家に帰ろう

チャン・グンソクオフィシャルサイト:http://www.jang-keunsuk.jp/

記者 : Kstyle編集部