“妊娠めぐり詐欺の疑い”キム・ヒョンジュンの元恋人、証拠不十分で罰金刑に

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写真=TVレポート DB
裁判所がキム・ヒョンジュンと法的紛争を繰り広げているキム・ヒョンジュンの元恋人A氏に罰金500万ウォン(約50万円)を宣告した。

ソウル東部地方裁判所刑事4単独は8日、A氏の詐欺未遂疑惑などに対する弁論期日を終了した。裁判部は被告人(A氏)が(キム・ヒョンジュンの子供を)妊娠、流産したと主張することに対して疑わしい部分はあるが、それが嘘だという証拠もないと明かした。

この日、裁判部は「出版物による名誉毀損という面では無罪だ。有罪になった比率があるなら、詐欺が未遂に止まった点、被害者と被告人の関係など酌むべき事情があるという点、初犯である点、何よりも被告人と告訴人の間に子供がいて、被告人が一人でその子供を育てているという点が量刑の理由だ」と罰金500万ウォン(約50万円)を宣告した。

A氏は2014年5月「キム・ヒョンジュンに殴られて子供を流産した」と主張しながらキム・ヒョンジュンを相手に暴行致死および傷害の疑いで告訴状を出した後、取り消したが、検察は2017年1月にA氏を詐欺未遂および出版物による名誉毀損の疑いで起訴した。A氏が主張(妊娠、中絶、暴行)する証拠資料に対する信頼性を巡って検察がA氏を起訴した刑事事件だ。計8回の公判で激しく対立した。

裁判はA氏が妊娠、流産した事実があるかどうかに集中した。キム・ヒョンジュンの子供を産む前に何回も妊娠と中絶を繰り返したというA氏主張の真偽を明かすのが鍵だ。これまでの公判でA氏と検察は妊娠、暴行関連証拠資料の信憑性を巡って対立した。検察はA氏が何回もキム・ヒョンジュンを相手に妊娠、流産に対する嘘を言ったと主張しながらA氏がキム・ヒョンジュンに送った妊娠検査薬の写真が偽物だと主張した。

しかし裁判部はキム・ヒョンジュンの手も、A氏の手も挙げてくれなかった。むしろキム・ヒョンジュンに不利な宣告が下された。A氏が妊娠と流産をした可能性もあり、そうでない可能性もあるという。この日、裁判部は「被告人の有罪が疑わしくても、検事が提出した証拠だけでは被告人の主張(2次妊娠、キム・ヒョンジュンの暴行による流産)が嘘だと証明する証拠がない」とし、「むしろ被告人が2次妊娠をした可能性もあり、流産した可能性もある事件だ」と明かした。

裁判部は被告人が「2014年5月20日に某産婦人科を訪問し、当時医者から赤ちゃんが確認できないから1週間後にまた来てくださいと言われたものの行ってない点、キム・ヒョンジュンの知人と遅くまでお酒を飲んだ点、被告人が妊娠を確認した後も夜遅くまでお酒を飲んだことが納得できない」と明かしながらも、A氏が妊娠をしなかったという証拠もなく、むしろ妊娠をしたかもしれない余地があると見た。A氏が妊娠したかどうかが今の証拠だけでは判断できない。また刑事裁判でその立証責任はA氏ではなく、キム・ヒョンジュンにあると明かした。

現在A氏はキム・ヒョンジュンと16億ウォン台の損害賠償請求訴訟を行っている。刑事裁判の判決がA氏に有利な方向に下され、民事訴訟にも影響を与えると見られる。

妊娠めぐり詐欺の疑い…キム・ヒョンジュンの元恋人に懲役1年4ヶ月の求刑

記者 : キム・ジヒョン