チョン・ヘソンが語る #おしえて!イルスン #ユン・ギュンサン #女優人生

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写真=FNCエンターテインメント
女優チョン・ヘソンが「おしえて!イルスン」を通じて一層成長した。

チョン・ヘソンは最近、韓国で放送が終了したSBS月火ドラマ「おしえて!イルスン」(脚本:イ・ヒョンジュ、演出:シン・ギョンス)で、実績に対する意欲が強い広域捜査隊チン・ジニョン役を演じ、視聴者たちに愛された。

「おしえて!イルスン」を通じて、主演女優として新たに乗り出したチョン・ヘソンは、放送終了後に進められたインタビューで「昨年は我を忘れて作品に取り組みましたが、4ヶ月くらい『おしえて!イルスン』の撮影をしたので、思い出がたくさんできました」と話し始めた。

彼女は「大きな役を受け持って取り組んだドラマは初めてです」とし「監督から本当にたくさん学び、先輩たちからも多くのことを学びました」と明らかにした。

「すべての方々が私をたくさんサポートしてくれました。女優人生を長い目で見た時、演技の面でも、性格の面でも、すべての面において勉強になった作品です。初めは放送が終了したとき、とても悲しいだろうなと思いましたが、最近は何だか次がわくわくします。終わるのではなく、さらに楽しんで演技がしたいです。少し成長した姿をたくさん見てほしいですね」

負担がなかったわけではない。初めて女性主人公役を務めただけに、撮影前から心配もあった。

「初めは本当にたくさん悩みました。『私は何をするべきか』『引っ張っていくべきだろうか』と悩みました。しかし、現場で撮影してみると先輩たちが演技するシーンが多くて、負担が減りました。初めは台本読み合わせの日に一睡もできずに、夜を明かしてきました。ところが撮影してみたら楽しくなりました」

チョン・ヘソンの心配を減らしたのは、シン・ギョンス監督と共演者だった。「監督の気合いが凄くて、私が不足してやり遂げられなかったことを、監督がたくさん満たして下さるだろうという信頼がありました。実際、たくさん満たして下さいました」とし「(ユン)ギュンサン兄さんは『逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-』も撮影してますし、私より大きい役をたくさん引き受けてます。なので私よりはるかに多くの経験をして、ちょっと違う感じですね」と話した。

「先輩たちは本当に演技に対して、根が深かったです。本当に俳優人生を生きてこられた方々が皆出てきて、私の負担をたくさん減らしてくださいました。そのシーンに存在しているだけでも、先輩が全てちゃんと作り上げて助けてくださるので、負担が本当になかったです」

初めは人見知りをしたチョン・ヘソンだが「おしえて!イルスン」の撮影が進むにつれて、本来の自身の姿を見せることができた。彼女は「皆、私を女性として見てなかったです(笑)」と笑った。

「(ユン)ギュンサン兄さんも『君から戦友愛が感じられる』と言われました。他の先輩も妹というより、弟の感じがたくさん沸くと言われましたよ。私、表情が豊かなんです。先輩が疲れたり、そのような時ごとに、表情で笑わせて差し上げようとたくさん努力しました」

チン・ジニョンの役に溶け込んで撮影現場で本来の姿を探してみたら、演技的にも成長した。本人もやはり毎作品の時ごとに、演技が少ずつよくなることを認識していった。チョン・ヘソンだけでなく、先輩たちも彼女の成長を認めた。

「放送を見ると不十分な点がたくさん見えて『演技が少し上手になったかな?』と考えられなかったので(撮影が)終わってキム・ヒウォン、チョン・グクァン、ヒョンシク先輩が呼んで話しをしてくれました。『1部と今の君はとても違う。台詞を言う君も違って、現場で演技すること自体が本当よくなった』と言ってくれました。『あ、でもこのドラマ中でたくさん成長したんだな』と思いましたね」

先輩たちの称賛はチョン・ヘソンを安心させた。演技がうまくなったと考える余裕がなかった彼女に、先輩たちのそのような一言は大きな力になった。

チョン・ヘソンは「先輩たちの話を聞いて、ゆっくり考えてみました」とし「前の作品ではできなかったことなどをしてみたり、またできなかったりという試行錯誤を経験しました。ですが、前はこういうこと自体を最初からできなかったし、このようなジャンルをするなんて考えることもできなかったので、とても上手とはいきませんが、大きな議論がなくて感謝しました」と告白した。

「私がこういう役を演じるとは思いもしなかったので『大丈夫だろうか?』『ベテランの多くの先輩たちの中で、明確にそれだけの経験がないのでトーンが乱れたり切れたりしないだろうか?』と心配しました。ところが、先輩たちが集中するようにたくさん助けてくださって、監督も引っ張ってくださいました。大きく脈が切れることがなくて幸せでした。それで私は上手くなったことが分かりました。以前の演技と今の演技を考えてみれば、その時は先輩たちの間でよく交わることができなくて、はっきりと呼吸が違いました」

最後にチョン・ヘソンは、自らの女優人生を振り返った。「この前、ある先輩が『俳優人生をドラマだと考えてみたら、何部作で今君がどのくらいしているのか表現してみなさい』と言われました。私は『そのドラマをまだ始めてませんし、そのうえ30秒の予告編を撮影しているところです』と言いました」と打ち明けた。

「それでも『おしえて!イルスン』が終わって、予告編の一部分を見ました。一生に渡って演技したいですが、その年齢に合う役を受け持ちたいです。私の年齢に合わなかった役を演じようとせず、そのまま自然に私の年齢で、私の容貌で演技できる役を着実に広く取り組んでいきたいです。一生に渡って演技をしたいです」

記者 : ホ・ソルヒ