パク・ヘジン、消防士カレンダーの廃刊危機に自らモデルへ…寄付キャンペーンを率いる

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写真=Mountain Movement
「本当の英雄である消防士たちを応援します」

俳優パク・ヘジンが、今回は消防士のための温かい善行で感動を届けた。最近パク・ヘジンは、現行法上の労働災害として認められなかった殉職消防士たちの家族のために作られてきた消防士カレンダー「Hands for Hero」が廃刊の危機に陥ると、自らモデルとなってグローバル寄付キャンペーンを率いた。

消防士カレンダー「Hands for Hero」は、業務中の負傷であるにもかかわらず適時治療を受けられなかった消防士の治療や死亡した消防士のうち、労働災害として認められず生計に困難がある遺族をサポートするために非営利団体マウムハナが展開しているキャンペーンだ。

パク・ヘジンは消防士と特別な縁がある。2016年、パク・ヘジンはtvN「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」放送終了後、「ユジョン先輩が願いを叶えてあげる」イベントを開催し、参加者のうち3人の願いを叶えた。そのうち1人が「消防士である父を応援してほしい」という願いを届け、パク・ヘジンは自ら大邱(テグ)の消防署を訪れて用意した花、高麗人参、おやつのケータリングをプレゼントし、消防士たちを激励した。

当時、パク・ヘジンは参加者の父親である消防士の他約40人の消防士たちに「本当の英雄」と言い、「誰よりも誇らしい仕事をしていらっしゃる」と感謝の挨拶を伝えた。パク・ヘジンのファンコミュニティであるDC Insideのパク・ヘジンギャラリーでは、パク・ヘジンの想いを伝えるために昨年初めて発売された消防士カレンダー「Hands for Hero」を購入し、その事実を知ったパク・ヘジンも自ら消防士カレンダーを購入するなど、微笑ましい美談として話題となった。

自身が出演したJTBCドラマ「マン・ツー・マン」の全スタッフに消防士カレンダー「Hands for Hero」をプレゼントするなど、ファンと一緒に消防士を応援してきたパク・ヘジンは、今年は同カレンダーが発売されないことを不思議に思って販売元に問い合わせ、販売数が少なく制作中止の危機に陥ったという話を聞いたという。そして自ら「Hands for Hero」のモデルになることを決めたのだ。

パク・ヘジンはカレンダーのモデルになって消防士の待遇改善をサポートする予定だ。小さな縁がこのように大きくなり、童話のように美しい美談になる奇跡を届けた。

パク・ヘジンは“善行と寄付のアイコン”と呼ばれるほどこれまで着実に寄付とボランティア活動を行い、昨年はソウル特別市長賞のボランティア部門賞を受賞した。開浦洞(ケポドン)九龍村(クリョンマウル)、セウォル号、子供リハビリ病院の建立基金、慶州(キョンジュ)地震被害復旧基金など幅広い分野に寄付してきたパク・ヘジンは、消防士の待遇改善も積極的に応援している。

消防士カレンダー「Hands for Hero」の収益金は、厳しい現場で殉職した消防士たちの家族や負傷した消防士の治療のために使われる。実際、韓国の消防士の平均寿命は58.8歳で公務員のうち最も低く、精神疾患の患者数は5~10倍に上る。2015年の自殺者が41名に上るなど身体的、精神的な危険にさらされている。カレンダーの収益金はすべて重症患部で悩んでいる消防士の治療、労働災害として認められなかった殉職消防士の遺族へのサポート、慰労金として使われる。

「Hands for Hero」は今年11月9日の消防の日に、記念イベントなど多彩な消防士関連の問題とともに公開され、販売される予定だ。

記者 : イ・ウイン