NELL、11/13(月)東京&11/14(火)大阪で2年ぶり来日公演!「言葉は違っても、音楽を通じて意思疎通できるのが楽しみ」

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韓国トップクラスのバンドとして活躍中のNELLが、2015年の赤坂BLITZ以来2年ぶりのライブを11月13日(月)、14日(火) に行う。これまで東京でのワンマン公演を続けてきたが、今回は東京・大阪のツアーが実現。来日を前に、ボーカルのキム・ジョンワンがツアーへの思いを語ってくれた。

――2年ぶりの日本ツアーとなりますが、どのように過ごしていましたか?

ジョンワン:まず昨年の春に「Space Bohemian」という独立レーベルを立ち上げて、自分たちの会社をつくり、昨年8月にフルアルバム『C』をリリ―スしました。また今年の5月にはかなり久しぶりにライブハウス公演をしました。それも毎週末の金土日に1ヶ月間の合計12回開催。あとは沢山の夏フェスのステージにも立ちましたね。表立ったスケジュールがない時も、ほとんどの時間はレコーディング室で音楽制作をしていることが多いです。もちろん、時々旅行へ出かけたりもしています。

――日本でのワンマンは、2013年、2015年に続いて3度目となります。これまでの日本公演での思い出は?

ジョンワン:僕たちお酒が大好きなので、ライブ後に打ち上げで飲んだ生ビールが本当に美味しかったのを覚えています(笑)。日本のビールは美味しいですね!

――2年ぶりのライブを行うに当たって、どんな思いがありますか?

ジョンワン:前回の日本ライブの後にアルバムが出たので、それらの曲をライブで出来ることができることがとても嬉しいです。たとえ言葉は違っても、音楽を通じて意思疎通をできるというのが、もっとも大きな楽しみです。

――ジョンワンさんのSNSを見ますと、10月にジョンワンさんとジョンフンさんはアメリカに行っていたようですね。

ジョンワン:はい、ジョンフンと、僕らの長い親友のハ・ドンギュンと3人で行きました。久しぶりにたっぷり余裕のある休みを取った感じです。最初はロサンゼルスに行こうとしていたが、先日テロがあったので、行き先をLAに変更しました。LAドジャースの試合も見て、ハリウッドボーウルで開かれたデペッシュ・モードの公演を観たり、ライブハウスでローカルバンドのステージも楽しんだりしました。デペッシュ・モードは結成してかなり時間を重ねたバンドにもかかわらず、依然としてエネルギッシュで、どんな時代よりも素晴らしくかっこよかったと思います。

――この夏に新曲「Broken」を発表されましたが、インディーズ時代に作って、今回が初の音源化に至ったそうですね。

ジョンワン:はい、僕らがソ・テジカンパニーに入る前の2002年ごろに作った曲です。この曲自体が持つ意味というよりも、曲ができてから現在の15年の間に、豊かになった音楽経験をこの曲に込められることが、気持ち良い作業でした。もし曲ができた当時にレコーディングをしていたら、今よりはちょっと荒っぽく出来上がってたんじゃないかなと。



――フルアルバムは2016年夏にリリースされた『C』が最新となりますが、次のアルバム計画はありますか?

ジョンワン:具体的な時期はマスタリングが終わるまで僕たちも分からないですが、来年を目処に作業をしています。事務所を立ち上げてからは僕たちの作業環境も、もっと僕たちに合うようにカスタマイズしているところです。以前の作品よりもさらにNELLらしさを持ったアルバムになるんじゃないでしょうか。

――NELLのみなさんとは親友として知られるEPIK HIGHの皆さんとも、今年はフェスや音楽番組で共演したり、EPIK HIGHのニューアルバムやライブにジョンワンさんがゲスト参加されました。ヒップホップとバンドというそれぞれ別ジャンルで、影響し合うことはありますか。

ジョンワン:お互いに助け合うこともあり、競争相手としての刺激を受けることもあり、つらい時には話を分かち合える頼れる友であり同僚です。もちろんお互いのジャンル特有の音楽的な話を教えあって、身に着けることもありますね。ふだんの会話は……特に他の友達と大差はないですよ。いつも音楽の話をするというより、日常的な話が多いです。

――いま世界的にヒップホップやR&Bが隆盛ですが、特に韓国はヒップホップの勢力がメインストリームでもアンダーグラウンドでもここ数年主流になっています。そんななか、韓国のバンドシーンはどんな状況でしょうか。

ジョンワン:実際、いい音楽を作るバンドや実力のあるバンドはたくさんいるのですが、多くの人々に紹介される場所が不足しているのが現状だと感じています。

――推薦する後輩バンドを挙げるとすれば?

ジョンワン:BYE BYE BADMAN(バイバイバッドマン) ですね。洗練されたサウンドと、しっかりした演奏力も良いと思います。

――ファンとのコミュニケーションは主に何を使っていますか? 日本のファンの皆さんが何かメッセージを送りたい場合、どこに送るのが良いでしょうか?

ジョンワン:個人的な話を伝えるときはメンバー個人のInstagramで、NELLの公式的な告知や話題は、Space Bohemianのホームページと公式のSNS、あとNELLのVアプリチャンネルを使っています。メッセージは公式のメールやSNSへ送ってもらうのが良いと思います。韓国語や英語だと僕たちも分かりますが、日本語の場合スタッフさんに訳してもらいますので、ライブの感想や応援メッセージとか送ってくれたら、しっかり読ませてもらいますね!

■<NELL/ネル>ライブ情報

【東京公演】
日時:2017年11月13日(月) 開場 18:00 / 開演 19:00
会場:恵比寿LIQUIDROOM
全自由: 6,800円 (税込・整理番号付・ドリンク代別) ※未就学児入場不可
お問い合わせ:LIVE NATION JAPAN(e-mail info@livenation.co.jp)

【大阪公演】
日時:2017年11月14日(火) 開場 18:30 / 開演19:00
会場:BIGCAT
全自由: 6,800円 (税込・整理番号付・ドリンク代別) ※未就学児入場不可
お問い合わせ:キョードーインフォメーション
(TEL: 0570-200-888(10:00~18:00) http://www.kyodo-osaka.co.jp

※各プレイガイドにてチケット発売中

NELL公式HP:http://spacebohemian.com/front/
公式メール:spacebohemian@naver.com

記者 : Kstyle編集部