「マンホール~不思議な国のピル~」JYJ ジェジュン“除隊後の復帰作…無我夢中に仕事をしたかった”

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JYJ ジェジュン主演最新ドラマ「マンホール~不思議な国のピル~(原題)」が、早くもCS放送局「衛星劇場」にて11月14日(火) より日本初放送される。

「マンホール」はジェジュンが除隊後初のドラマとして出演した話題作。28年間片思いしている女友達が、一週間後に結婚することを知ったジェジュン演じる主人公ボン・ピルがその結婚を阻止するためにタイムスリップして、過去と現在を行き来するというファンタジック・ラブコメディだ。

今回、日本初放送を記念して、ジェジュンのオフィシャルインタビューが到着! 本作で演じたボン・ピルの魅力や見どころ、共演者について語ってくれた。

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――今作は除隊後、初のドラマ復帰作ですが、心境はいかがですか?

ジェジュン:2年間の兵役を終えて戻ってきて、久しぶりにドラマを通してご挨拶できるので、とても楽しく過ごしています。それに、ファンの皆さんが僕を待って下さっていただけに大きな声援を送って下さるので、感謝の気持ちでファンの皆さんからのパワーをもらいながら一生懸命頑張っています。

――衛星劇場にて「マンホール~不思議な国のピル~」が11月より、日本初放送されます。今作が日本で放送される感想について教えてください。

ジェジュン:日本にいらっしゃる皆さんもドラマをご覧いただけるということ自体がまず嬉しいことですね。こうして待っていて下さる方々のおかげで日本でも放送されることになったと思うので、とても感謝しています。実はまだ今の段階で最終回まで一週間残っているんです。(インタビューは2017年9月21日に実施) まだ撮影が終わっていませんが、日本での放送が決まったという嬉しい知らせを聞いたので、皆さんにもっと大きく応えられるようにより力を入れて撮影したいですね。


「2年ぶりのドラマ主演…多様な姿をお見せしたかった」

――「マンホール~不思議な国のピル~」はどんなドラマですか?

ジェジュン:僕はボン・ピルという役を演じています。ピルが長い間好きだったスジンという友人がいますが、そのスジンが結婚することになり、結婚式の一週間前にその結婚を防ぐために僕がマンホールに落ちてタイムスリップをしながら巻き起こる物語のドラマです。ジャンルとしては、ファンタジーコミックアドベンチャードラマと言えます。様々なジャンルが複合的に結ばれているドラマだと思います。

―― ジェジュンさんが演じたボン・ピルはどんな人物ですか?

ジェジュン:ボン・ピルはスジンに対しては単純ながらもとても献身的だと思います。その他の周辺の人たちにはいい加減で、のそのそとしたキャラクターかもしれませんが、スジンにだけは一方的で、献身的で情熱的なキャラクターです。それにどのような状況でも対処が早いという才能を持っているキャラクターですね。そしてとても優しいんです。それが一番のポイントですね。

――2年ぶりにドラマの主人公を務められましたが、今作に出演されたきっかけは?

ジェジュン:実際様々な作品を検討していたんですが、この作品はタイムスリップしていろんな姿に変わる様子を皆さんにお見せできるという点と、いろんなキャラクターの中でもこなさなければならない感情演技とでもいうか……。何か一つに限られず、多様な姿をお見せすることができると思ったので、そういった部分に期待してこのドラマを選択しました。

――役作りのために何か研究したりしましたか?

ジェジュン:まず自分自身を捨てる努力をしました。レベルが10まであるとすれば1から始めなければならないキャラクターでした。自分の基準以上のことを捨てないと、ますます成長していくピルの姿を視聴者の皆さんにお見せできなくなってしまうので、なるべく軽い感じの演技をしようと努力しました。


「2年前にタイムスリップしたらまた入隊しなければならないので…(笑)」

写真提供:衛星劇場
――ドラマの中で様々なキャラクターを演じましたが、難しくはありませんでしたか?

ジェジュン:準備する時間の問題ですね。台本を最終回まで受け取ってから演技をするわけではないので、実際どのようなキャラクターに変わるのか僕自身も分からないんです。僕も分からないまま台本を受け取った瞬間から考えて演技をしなければならないので、そういった部分で少し困りました。言葉遣いも少しずつ変わりますし。その時の状況と毎回変わるキャラクターによって、その状況に合った行動や言葉遣い、性格も少しずつ変わるんです。瞬発力が必要でしたし、そんな微妙に変わる部分を演じるのがとても難しかったですね。

――もしタイムスリップすることができたら、過去と未来どちらに行きたいですか?その理由と、そこで何をしたいかも教えてください。

ジェジュン:未来には行きたくないですね。これからの日々が気になるから今を生きているわけです。自分の未来が分かれば今死んでも問題ないんじゃないかと思います。未来を知ったら良くないですね。過去に行くとしたら……大昔ではなくて、1~2年前くらいがいいと思いますが、今は戻りたくないですね。2年前に戻ったらまた入隊しなければならないので……(笑)。今から1~2年くらい時が過ぎたらその時に1~2年前くらいに戻りたいと思うでしょうね。

――ジェジュンさんの中で一番記憶に残る、今作の名場面や名セリフは?

ジェジュン:ボン・ピルがヤクザに変わった時がありますが、自分の体の能力を知ってとても驚き、自分の拳を見ながら「才能発見!」と声を張り上げる部分があります。実はドラマの多くの部分がアドリブなんです。もちろん台本がありますが、監督からアドリブのセリフを要求されることもよくありました。例えば、言うのが恥ずかしいセリフなどを現場で心の準備もなく突然言わなければならないことも相当あって……よく思い出します。アドリブのセリフもたくさん登場しますので、視聴ポイントの一つではありますね。


「共演者のみんなで撮影前にプールへ…子供みたいに遊びました」

写真提供:衛星劇場
――今作はジェジュンさん、元AFTERSCHOOOLのユイさん、B1A4のバロさん、チョン・ヘソンさんの4人の相性が抜群でしたが、共演されてみていかがでしたか?

ジェジュン:実際に僕たち個人個人の性格がみんなとても違うんです。お互いのことをあまり知らなかったので、撮影に入る前に一緒に遊びに行きました。夏だったのでプールに行きました。スタッフ同行無しで僕たちだけでプールに行って水着姿で遊んだんですが、子供みたいに遊んだせいかすぐ親しくなれました。それ以来本当に気兼ねなく接して話せるようになりましたね。

――4人の中で一番のムードメーカーは誰ですか?

ジェジュン:初めの頃は僕だったんですが、その後はバロさんやチョン・ヘソンさんがムードメーカーになりましたね。現場を明るくしてくれる力があったと思います。後半部には僕の出番があまりにも多くて撮影がきつくなっただけに、肉体的にも疲れた状態で台本も熟知しなければならないし、ずっと現場で辛かったので皆さんにあまり気をつかうことができなかったんじゃないかと思います。でもバロさんとヘソンさんが来て、明るく笑って話しかけてくれるので、とてもありがたかったですね。

――ジェジュンさんが思うボン・ピルの魅力は?

ジェジュン:“直進”ですね。後進(後退)はしないキャラクターだと思います。諦めないし、実際台本を読んで「これなら諦めてしまうんじゃないか?」と思うような状況がかなり出てきますが、諦めず続けて突き進んでいくのが、時にはもどかしく思えるくらいです。そこまでしなくちゃならないのか? と……。撮影終了まであと一週間切っていますが、実際僕もエンディングをまだ知らないんです。でもその過程ごとの結論が出るのではないかと。これほどまでに献身的に直進ばかりしてきたのに、それに対する良い結果が出たらいいなと思います。その反対に完全に悲しいエンディングなったら? 分かりませんね。


「除隊後の復帰作…無我夢中に仕事をしたかった」

写真提供:衛星劇場
――日本の視聴者の皆さんへ、オススメしたい場面など、視聴ポイントを教えてください。

ジェジュン:タイムスリップをしながら毎回、どこにどのようなキャラクターで現れるか分からないところがこのドラマのポイントではないかと思います。ピル以外の周りの人たちもその時間によって年齢も変わるし、職業や性格も変わるのでそれぞれのキャラクターがどのように変化し、またお互いがどのような関係になるのかを中心に見ていただければと思います。

――ピルは28年間、片思いする(ユイさん演じる) スジンの結婚を阻止しようとしますが、もしジェジュンさんがそういった状況に陥ったらどんな行動をとりますか?

ジェジュン:諦めるでしょうね。彼女の幸せのために見送るのが当然だと思います。遠くから応援するとか、遠く離れるべきなんじゃないでしょうか。もし彼女が他の男性とまだ恋愛している途中であればもう少し努力するとは思います。でも結婚した状況なら僕が引き下がらなければならないでしょう。相手を配慮するべきだし、尊重しなければならないですよね。もし彼女が結婚ではなく恋愛中だったら、僕は直接何かをするのではなく、遠くで懸命にかっこよく生きていることを間接的に見せるだけでも、もう一度僕という存在を認識させることができるし、いつでも近くなれる機会が来るのではないかと思います。

――「マンホール~不思議な国のピル~」はジェジュンさんにとって、どんな作品ですか?

ジェジュン:まず、除隊後の復帰作になります。そしてとても多くのキャラクターを演じ、とてもきつくて大変な撮影をしました。感情の消耗も激しかったし、肉体的にも疲れました。昨日、数えてみたんですが、撮影の開始から今までの間で休んだのはたった1日だけでした。撮影監督よりも僕のほうが現場に多く行きましたからね。とてつもなく多くの孤軍奮闘をし、無我夢中に突っ走ってきましたが、実は僕が軍にいた時にいつも思ったのは「無我夢中に仕事をしたい」だったんです。軍では決まった時間に合わせて生活をしなければならないので、本当に無我夢中で仕事をしたかったです。そういう点で本当に心置きなく無我夢中に仕事ができるようにしてくれた作品になりました。


「今後は僕の心の空間を広げていく何かをしてみたい」

写真提供:衛星劇場
――ドラマ、映画、歌手活動など、さまざまなシーンで活躍していらっしゃいますが、今後挑戦してみたいことは?

ジェジュン:以前は前に進むこと、自分を育てること、もっと大きくなりたいという事ばかりを考えていましたが、今は何か僕自ら多くのことを収めることができるポケット? 僕の心の空間を少し広げることができる何かをしてみたいと考えているところです。

――今後の活動計画について教えてください。

ジェジュン:ドラマが終わったらファンミーティングツアーがあります。前回のツアーを回る時にお会いできなかったファンの皆さんにご挨拶できる機会になると思いますし、もちろん日本にも伺ってご挨拶したいと思っています。それ以外にも、まだ公開されていない活動計画もあります。それをこなすためにあちこちを訪ねながらたくさん仕事すると思います。

――「マンホール~不思議な国のピル~」を楽しみにしている日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします。

ジェジュン:皆さん、お元気でしたか? 「マンホール」が日本で放送されるということで嬉しいです。皆さんのたくさんの応援のおかげで、日本でも放送されることができたのだと思います。皆さんに新しい姿でご挨拶できるので嬉しく思うし、早く日本に直接お伺いしてもう一度皆さんの顔を見ることができることを期待しています。「マンホール」は本当に様々な魅力を持っている面白いドラマです。放送を是非期待してくださいね。

写真提供:衛星劇場

「マンホール~不思議な国のピル~(原題)」
CS放送局・衛星劇場で11月14日(火) より日本初放送!
毎週(火) 午後11:00~深夜1:30(2話連続放送)
再放送 翌週(月) 午後1:30~4:00(2話連続放送)

演出:パク・マニョン、ユ・ヨンウン
脚本:イ・ジェゴン
出演:ジェジュン、ユイ、チョン・ヘソン、バロ(B1A4)
2017年/韓国KBS/全16話

詳細:http://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen

記者 : Kstyle編集部