キム・ユジョン「20代になったらやりたいこと?目的地のない旅行に行きたい」

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20代を目前に10代の最後を過ごしているキム・ユジョンに会った。子役から女優に進化しているキム・ユジョンに、剥がせないレッテルなどないように見えた。キム・ユジョンの最後の10代はどんなものだろうか。成人になったら目的地のない旅行をしてみたいという少女の答え。純粋さだけは永遠に変わらない“子役”として残りそうだ。

――先日KBS 2TV「雲が描いた月明かり」チームが1周年を迎えて集まりました。嬉しかったんでしょうね。

キム・ユジョン:すごく嬉しかったです(笑) みんな久しぶりに会って、これまで話せなかったことを話して、楽しい時間を過ごしました。SNSに写真もたくさん上げました。いろんな話をしたら、あの時の記憶を思い出して、もっと懐かしくなりました。たくさん笑ってたくさん楽しみました。

――相手役のパク・ボゴムさんは、もっと嬉しかったんじゃないでしょうか?

キム・ユジョン:ボゴム兄さんは本当に久しぶりに会いました。本当に嬉しかったです。たくさん話して、共演した俳優たちと一緒に楽しい時間を過ごしました。

――キム・ユジョンさんにとって「雲が描いた月明かり」という作品はどんな意味ですか?

キム・ユジョン:うーん…以前インタビューをしながら、こんなことを言ったことがあります。「雲が描いた月明かり」は、私にとってしっかり詰め込まれたアルバムのような作品だと。時間が経って、埃が積もっても、それすらも美しく見えそうな、そんなアルバムがあるじゃないですか。特に今回会った時は、自分がまるでそのアルバムの最後のチャプターに入った気分でした。

――現在高校3年生です。何をしながら過ごしていますか?

キム・ユジョン:そうです。10代の最後を過ごしています。あと少しで学校を卒業します。二度と帰ってこない時間なので、まずは学校生活をちゃんと終えようと思っています。それから今回ファンミーティングをやりました。心待ちにしていた時間だったので、毎日ドキドキしていました。一生懸命準備したので、ファンに会えたときはとても嬉しかったです。

――20代を目前にして、やりたいことが多いと思います。成人になったらすぐにやりたいことはありますか?

キム・ユジョン:運転免許を取得したら1人で目的地のない旅行をしてみたいです。計画なしに足に任せて行く旅です。なんだかロマンチックだと思います。ぜひやってみたいです。

――Instagramでファンと交流していますが、コメントや反応も読んでいますか?

キム・ユジョン:作品を撮影していない期間には、ファンと交流できる方法がInstagramしかありません。なるべくファンと日常生活を共有したくてアップしています。写真を撮って載せたり、最近よく聴く歌もたまに載せてます。ありがたいことに、コメントに応援してくださる方が多くて、一つ一つ読んでいると元気が出ます。

――セルフショットを見るたびに感心します。本当に価値のあるセルフショットです。

キム・ユジョン:ハハハ。そんなことありません。多くの写真の中で選び抜いたものです。セルフショットを撮る価値なんて、まだまだありません。

――写真を撮ったり、載せる時に、特に気を使う部分はありますか?

キム・ユジョン:日常にもっと近くてナチュラルな写真を求めます。作品や公の場では見られなかったそんな姿をファンと共有したいです。もっと近くで触れ合いたいというか(笑)

――もう10月です。キム・ユジョンさんにとって2017年はどんな年でしたか?

キム・ユジョン:今年は休みの日に旅行に行きました。そのせいか特に早く過ぎたような気がきます。今年の年明けには作品に参加しましたが、その思い出が綺麗な思い出として大きく残っています。友だちと一緒に触れ合いながら作品を作り、時にはいたずらもしながら過ごした細々とした時間です。本当に幸せでした。残った2017年は、もっと楽しく過ごしたいと思います。二度と来ない人生最後の10代ですからね。

――今年が終わる前に必ずやってみたいことはありますか?

キム・ユジョン:制服を思いっきり着ること? 卒業する前まで、毎日制服を着る瞬間が大切です。20代になって作品で着ることがあるかもしれませんが、今とは違う気分であるはず。

――経歴が15年にもなります。役者じゃなかったら、キム・ユジョンさんは今どのように過ごしていると思いますか?

キム・ユジョン:以前はいろんなことを考えてみたり、他の仕事をする姿も想像してみたんですけど、今は女優じゃないものは想像できません。女優ではない人生を生きている姿は、あまりにも慣れないと思います。

――キム・ユジョンさんは人々が育てて成長した印象です。子役というタイトルが大変な時はありませんか?

キム・ユジョン:大変だというよりは感謝しています。幼い頃からたくさん関心を持って見守っていただいて、いつも感謝しています。人々によって育てられ、一緒に成長しただけに、妹のように、友だちのように、恋人のように、娘のように親近感のある女優になりたいです。

――20代になったら一番挑戦してみたい役やジャンルはありますか?

キム・ユジョン:年相応の初々しい新入生みたいな役です。二十歳にはそんな役がぴったりじゃないでしょうか。同じ学生たちは共感できるし、学生ではない人々は思い出を振り返ることができて面白いと思います。

――20代のキム・ユジョンさんはどんな姿だと思いますか?

キム・ユジョン:今まで見たことのないキム・ユジョン、もっと成長したキム・ユジョンを披露したいです。10代がわずかしか残っていないのが残念で心待ちにしてはいませんが、私も20代が楽しみです。“本物の大人”になれば、私だけのカラーがもっと鮮明になって“本物のキム・ユジョン”の香りに近づいていけるんじゃないでしょうか。はっきりとしているのは、20代より今の10代のほうが好きです。

記者 : キム・ドゥリ