少女時代のニュースに衝撃…韓国アイドルが抱える苦悩と選択

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人気ガールズグループ少女時代のティファニー、スヨン、ソヒョンが所属事務所のSMエンターテインメントと再契約を結ばなかったことが明らかになった。今後、5人体制で活動することになる。

歌謡界では昨年から今年までに4Minute、RAINBOW、2NE1、Wonder Girls、SISTARなどのガールズグループが解散し、2010年代中盤に登場したTWICE、GFRIEND、宇宙少女、LOVELYZ、gugudanなど第3世代のガールズグループが台頭しているが、今年デビュー10周年を迎えた少女時代は海外でのK-POPブームを先導し、第2世代を代表するガールズグループとして生き残ってきた。

SMは、少女時代は解散しないと強調したが、テヨン、ユナ、ユリ、サニー、ヒョヨンの5人のメンバーだけが再契約したことで8人体制の少女時代は見ることができなくなる。少女時代は2007年に9人組でデビューしたが、14年9月にジェシカが脱退しており、半分近い4人が所属事務所を去ることになった。

メンバーはこれまでのように8人体制で活動する意向があると伝えられたが、ティファニーは生まれ故郷の米国に戻る計画で、スヨンとソヒョンは所属事務所を移籍する予定であることから、これまでと同じようにグループとして活動するのは不可能になった。

少女時代は10年間グループを維持してきたが、通常は公正取引委員会が推奨する標準契約書に従い、7年の専属契約期間の満了をもってグループを解散したり、メンバーが脱退したりすることはアイドルグループの自然な歩みとして受け入れられている。98年にSMからデビューした後、自ら事務所を立ち上げてデビュー19年を迎えた男性グループ神話(SHINHWA) は特別なケースだ。

オリジナルメンバーのまま生き残るグループが現れにくい最大の背景は、第1世代と違って第2世代からはソロ活動が活発になったためだ。

音楽専門PR会社、HNSHQのキム・ギョシク代表は「以前はグループの人気が出ることが目標だったが、第2世代からは数多くのアイドルグループが競争し、グループ単位で注目を浴びることが難しくなった。そのため、才能のあるメンバーを先に売り出してグループをアピールする方式を選択し始めた」と説明した。

プロダクションの関係者らも、メンバーがソロ活動を行うことでグループでの活動が少なくなり、この過程でメンバー各自の進路が生まれると指摘した。SMと再契約を結ばなかったスヨンとソヒョンもそれぞれ現在ドラマに出演中で、2人の今後の活動も演技が中心になると伝えられた。

ある音楽プロダクションの代表は「第2世代の最も大きな特徴はソロ活動だ」とし、「グループ活動をしていると、それぞれの才能によってソロ歌手、俳優、タレントなどアイドル卒業後の進路を決めることになる。最初は会社の計画に従って他の分野の活動をするが、時間が経つほど自分の才能を知るようになる。また、7~10年程度活動すると年齢も30前後になり、自らアイドルとしての限界を感じて次のステップを準備する」と説明した。

また、別のプロダクションの幹部は「俳優としても活躍し、スター性のあるメンバーはCMにも引っ張りだこでグループ活動に疑問を感じるが、そうでないメンバーは彼女らのせいでグループが活動できないと不満を抱く。こうして見解の相違が生じ、葛藤が起こることもある」と指摘した。

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記者 : 聯合ニュース