「プロデュース101」出身チョン・セウン、ソロデビューの感想を語る“準備してきたので、不安はなかった”

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「K-POPスター3」と「プロデュース101」シーズン2を経て、ついに花を咲かせた。将来が期待されるミュージシャンの誕生を知らせ、第一歩を踏み出したチョン・セウンだ。

話題のケーブルチャンネルMnet「プロデュース101」シーズン2の最終ランキング12位であり、以前はSBSオーディション番組「K-POPスター」のTOP10を経たチョン・セウン。最近、正式にデビューして第一歩を踏み出した。デビューしてからOSENが会ったチョン・セウンは、思った以上に余裕があり落ち着いていた。何よりも自身の考えや感想はしっかりと表現した。

彼は2回のサバイバルを経て、正式にデビューしたことに対して、「最初の週は慌ただしく、忙しすぎて『ああ、こういうものか』と思った。今はその時よりは緊張もせず、少しずつ余裕も出てきた。毎回良いステージを作るために悩んでいる」と話した。

チョン・セウンは、「プロデュース101」シーズン2の練習生のほとんどがグループとしてデビューする時、ソロデビューを選択した。Wanna One以外に音楽配信チャート1位を記録した。チャートや成績より、デビューに意味を置いたチョン・セウンは、まだ1位に対する実感が沸かないという。何より新しい経験ができる点でデビューが嬉しかったというチョン・セウンだ。

チョン・セウンは「チャートで1位を獲得した後、泣かなかった。まだ、あまり実感が沸かない。記事で見たけれど、まだ僕は信じられない。他人事のように。ただ信じられなくて面食らっている」と心境を伝え、「今回は成績について全然考えなかった。デビューというものがあまりにも大きく感じられて、『やっと始められるんだ』と思った。経験が重要だと思うが、毎日同じ1日から逃れて、たくさん経験できて、曲の制作もできることが嬉しかった」と話した。チョン・セウンらしい答えだった。

「K-POPスター3」でギターを弾きながらキュートな自作曲「ママ、ちょっと待って」「釜山(プサン) が最高」を歌ったチョン・セウン。3年間のトレーニングの後、「プロデュース101」シーズン2を通じて、ボーイズグループの選抜に挑戦した。放送で見せてくれたチョン・セウンのカラーは多彩だった。ボーイズグループのダンスステージも、ボーカルの魅力が際立つステージも、何でもこなすことができるポジションにあった。さまざまな可能性が開かれていた。

チョン・セウンはグループとソロ両方の可能性を考慮しながら練習していたため、ソロデビューに対する不安はなかった。彼は「練習生時代からソロとしてデビューする場合と、グループとしてデビューする場合の両方を準備してきた。突然のソロデビューという不安はなかった。事前に準備してきたため、気楽に受け入れて早く練習に拍車をかけることができた」と打ち明けた。誠実に一生懸命に準備しただけ自信もあった。

また「どうしてもこの姿が、僕が『K-POPスター3』の時からずっと練習して準備した部分なので、個人的に自信があることはある。『プロデュース101』シーズン2を通じて、たくさん学んだ。自ら自信を取り戻して、その中でベストを尽くした。たくさん成長したと思う」と付け加えた。

チョン・セウンは、自身を「真面目なキリギリス」だと話した。ファンたちがつけてくれたニックネームだが、彼はすごく気に入っているという。チョン・セウンは彼の「名前の前に、どんなニックネームをつけてほしいか」という質問に「真面目なキリギリス」だと答えた。「他の方がそう呼んでくれて知ったが、自由で気楽なのが好きで楽しんでいる。キリギリスは怠け者だけど、僕は真面目にやっているという意味だ」と説明した。

デビューアルバム「EVER」には、チョン・セウンの雰囲気とぴったりの、それでいて多彩なカラーを活かすことができる、さまざまな楽曲が収録された。タイトル曲「JUST U」は、ステージで振付も披露する楽曲であり、チョン・セウンの自作曲「誤解はしないで」は、彼にぴったりの個性あふれる雰囲気だ。デビューステージのために振付の練習に精魂を込めたチョン・セウンだ。

チョン・セウンは「振付のある楽曲でデビューするとは、自分でも想像できなかった。それを聞いて、不安も多かったし、ダンスに自信があるほうでもなかった。新しい挑戦でもあり、僕自身との戦いであると思って、一生懸命にやった」と言って笑った。彼は「『プロデュース101』シーズン2のときは、ダンスがすごく気になった。最初に振付を覚えて、そうすると余裕がなくなってきた。ステージで間違ったらいけないと思った。僕は振付を覚えるのに必死だった」と不安な気持ちを表した。

少年からアーティストに成長したチョン・セウン。そして、そんな彼の成長期を詰め込んだデビューアルバムは、チョン・セウンの多くの可能性を表したアルバムだ。チョン・セウンがシンガーソングライターとして今後聴かせてくれる音楽に対して、期待が高まっている。

記者 : ソン・ミギョン