【REPORT】ファン参加型!?2PM チャンソン&TEENTOPのNIELら出演ミュージカル「ALTAR BOYZ」劇場はまるでライブ会場
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というあらすじからもわかるとおり、これはファン参加型のミュージカル。観客はお客さんであると同時に“ALTAR BOYZのライブ会場にやってきたファン”を演じることになる。会場である舞浜アンフィシアターの円型ステージは舞台とステージが近い。その結果、びっくりするほど演者と観客の目があう。もっといえば5人が客席に向かって全方位体制で“ぐいぐいくる!”(笑) これは決して錯覚ではない。神様の愛を伝えることがお仕事の5人は誰に対しても平等&パッショネイト。客席にバンバン降りてきて、気軽にハイタッチしてくれるのだ。「妙に5人が私にアプローチしてくるわ!」という人はよっぽど“罪深き魂の持ち主”か“迷える子羊度が高く”見えるのかもしれない……という冗談はさておき、とにかくこの興奮は貴重だしクセになる! ALTAR BOYZのペンライトを振りながら見るとさらに楽しめる。
そんな5人を演じるのは3人のK-POPアイドルと2人のミュージカル俳優たち。5人のリーダーで作曲家でもあるマシューを演じるのはミュージカル初挑戦の2PMのチャンソン。過去にgodのキム・テウ、イ・ジフン、チュウォンが演じたこともある重要な役を、2PMでは末っ子ポジションのチャンソンが演じているのが見もの。最も感性豊かで振付を担当する純真なマークを演じるのは、やはりミュージカルは初めてのTEENTOPのNIEL。繊細なキャラをみごとに演じ切り、歌の上手さでもうならせる。そしてユダヤ人でありながらALTAR BOYZに所属する作詞担当のエイブラハムを演じるのは、CROSS GENEのTAKUYA。5人の中で一番の長身、唯一の日本人である彼は通訳もこなし、場の空気を読みながら舞台を進行していくのが頼もしい。脳みそまで筋肉みたいなマッチョなラッパー、ルークを憎めない雰囲気でハツラツと演じるのはミュージカル俳優のパク・ジンサン。そしてメキシコ出身でセクシーなフアンに扮するのはハン・サンウク。情熱的なパフォーマンスで客席をおおいに沸かせる! 彼ら5人はどんな経緯で天の声に導かれ、仲間になり、何を祈り、何のために歌い踊るのか? キラキラした5人が演じることで劇場はまるでライブ会場状態と化し、バックダンサーである4人のイケメン男子=デルタボーイズが、そんな5人を盛り立てる。
さらに劇中には、ファンミーティングを思わせるお楽しみも登場。お悩み相談コーナーでは、会場のファンから実際に寄せられたお悩みに5人が挑戦。ちなみに初日のお悩みは「朝が苦手で起きられない」と「体力の低下を感じる。簡単な運動を教えて」というもの。「ペットを飼ってみたら?」「掃除エクササイズをしてみたら?」と真面目に一生懸命答えてくれる5人が可愛い。ここで細やかな気遣いのできるTAKUYAが通訳として大活躍。また、特別な人との出会いを夢見るマシュー=チャンソンが、ラッキーガールを舞台に上げてうっとりするようなラブソングを捧げるコーナーもあり。うらやましすぎて卒倒しそうになるファンが続出!!
ロック、バラード、ラブソング、ヒップホップ、ゴスペル、ダンスナンバー、ラテンリズムなどなど、さまざまな音楽に乗ってパワフルに神の愛を広めていく5人。後半は、宗教、人種、ジェンダーアイデンティティ、本当の自分など、彼らが内面に抱えている問題が次々とあらわになり、5人の魂の叫びが胸を打つ。告白ソングを歌うNIELの圧倒的な歌唱力に注目! はたして彼らはライブの最後までに、日本の罪深き魂をゼロにすることができるのか? 韓国ミュージカルらしく、カーテンコールは写真撮影OK! 目の前で歌い踊る5人の姿を自分だけの思い出におさめられるのが嬉しい。
9月公演は一部キャスティングが変更。マークをKEVIN、ルークをMYNAMEのセヨンが演じることになっている。どんな素敵なキャラを見せてくれるのか? さらに熱いステージが期待される!
ライター:望月美寿
ミュージカル「ALTAR BOYZ」9月公演
2017年9月15日(金) ~9月16日(土) 計4回公演
(※韓国語公演・日本語字幕あり)
会場:舞浜アンフィシアター
出演者:チャンソン (2PM)、KEVIN、セヨン(MYNAME)、TAKUYA(CROSS GENE)、ハン・サンウク
チケット:S席 13,000円 / A席 11,000円 (全席指定・税込)
一般発売:2017年9月2日(土)~
【公演に関するお問合せ先】
Mdash(バッドニュース) TEL: 03-6416-1515(月~金 10:00~18:00)
【公演最新情報】
新's WAVE HP:http://www.shinswave.com
記者 : Kstyle編集部