「殺人者の記憶法」ソル・ギョングが語る #減量 #AOA ソリョン #ファン

OSEN |

写真=SHOW BOX
毎回新しい変身を試みる俳優ソル・ギョングが、今回は引退した連続殺人犯になって戻ってきた。

映画「殺人者の記憶法」は、アルツハイマーになって引退した連続殺人犯が新しい殺人犯の登場により、忘れていた殺人の習慣が蘇って繰り広げられる犯罪スリラー映画だ。ソル・ギョングは、アルツハイマーになった連続殺人犯ビョンス役を務めてもう一度イメージチェンジを図る。

厳しい減量で原作の70代の老人の姿を作るために努力した彼は、今までとは違う顔と眼差しで観客を魅了する。

これまでの作品で減量と増量を繰り返しながら、さまざまな姿を見せたソル・ギョングは「減量が楽になったわけではない。しかし、体が軽くなると体力がもっと上がったように感じる。これまで増量と減量を何度もしたけれど、あの時は単純だった。『名もなき野良犬の輪舞』の時はウェイトトレーニングを並行したけれど、『殺人者の記憶法』はただ油分を抜いてみようと思った。さっぱりと油っけを抜いた食事をした。減量をしながら、1日くらい全部食べたい日があって、実際食べると気持ち悪くなった」と説明した。

「『殺人者の記憶法』からキャラクターの顔に関心を持つようになった。本を読みながらこの顔はどんな顔かたくさん考えた。監督と一緒に相談しながらスタイルを作っていった。これまでとは違う顔でなければならないし、顔はもっと掘り下げてやってみようと思った。顔を見れば、大体その人がどんな人か分かる。そんなことを考えながらやった」

AOAのソリョンと父娘として共演したソル・ギョングは、普段ソリョンをヒョンと呼ぶとして愛情を表した。彼はソリョンに対して「先入観はなかった。最初に見たのはソリョンがツアーを終えてきたばかりの時だったが、ソリョンがノーメイクに疲れた顔で入ってきた。僕と監督はその姿が本当に良いと思った。ウニ(ソリョンの役名) そのものだった。ほぼ最後まで、事前に映画を一度観てみたいと言うから観せてあげたこともあって『アフレコもう一度やりたいです』と言って、欲を出すのが可愛かった。視野が広くなったのだろう。悩んで努力する姿が良かった」と称賛した。

5月に韓国で公開された映画「名もなき野良犬の輪舞」で、体にフィットするスーツフィットや致命的な魅力で好評を得たソル・ギョングは、この作品でアイドル並みのファンダム(特定のファンの集まり) と人気を得るようになった。

彼は「ダメになっていたファンコミュニティが生き返って、最近自分自身でも何が起きているのかと、きょとんとしている。『名もなき野良犬の輪舞』が僕に何をしたんだろうと思う。感謝しているが、今も実感が沸かない。過去に人気があった時とは雰囲気がまた違う。表現の仕方が、昔は大人しかったとしたら、すごくストレートだ」と、はにかみながら言った。

「スタッフにもたくさんからかわれた。枯れ木に花が咲いたと。本当に大変だった時間に、ファンの方々が送ってくれた夜食のケータリングトラックが来ると、スタッフの顔が明るくなる。いつか逆朝貢(逆に貢ぐ、芸能人がファンのために何かしてあげること) をしなきゃと思っている」と感謝の気持ちを表した。

記者 : チ・ミンギョン