【REPORT】“ガールクラッシュ”ブームを牽引するBLACKPINK、武道館から“ブラピン”旋風が巻き起こる!

Kstyle |

韓国で昨年8月にデビューを果たした新人ガールズグループ、BLACKPINKが8月30日に日本デビューする。それに先駆けた7月20日、4人が日本での初パフォーマンスを披露。「BLACKPINK PREMIUM DEBUT SHOWCASE」と題し、日本武道館で初ライブを行った。


日本語曲満載で、聖地=武道館へ降臨

会場となった武道館の入り口付近にはピンク色のラッピングが施されたBLACKPINKのロンドンバスが置かれ、それをバックにセルカを撮るファンが殺到。オープンエアーにもかかわらず熱気ムンムンな上に、各種ブースも設置され、入場前から気分はさながらBLAKPINKな夏フェス・モード! 会場に入れば、14000人のファンでフルハウスとなり、計20万以上の応募があったというのも納得だ。



今回のステージはアリーナ中央に設置され、客席がそれをぐるりと囲んで死角なし。頭上にはBLACKPINKの文字がピンクに浮かび、ピンク色のカクテル光線がフロアの期待を高めていく。そしてステージ上の円筒形のモニター(こちらも360度対応!) が、エレクトロ・サウンドに乗せてメンバーを一人ずつ紹介し、本編に向けてカウントダウン! 20から0に向け数字が次々に表示されるが、その数字ももちろんピンク色! そしてゼロの代わりにBLACKPINKの文字が映し出されると、メンバーが中央からせり上がりステージへ。「What's up, Japan! Are you ready?」という掛け声と共に、プレミアム・ショーの幕が開けた。

ファンが手にするペンライトで、会場はピンク一色となり、まずは名刺代わりに日本デビュー曲となる「BOOMBAYAH」を披露。彼女らがサビ前に「Say What!」と煽れば、サビと同時にテープがド派手に発射され、迫力満点。ジェニーを他の3人が抱えた後に、4人がアッと言われせる立体的なフォーメーション・プレーをキメ、そこからダイナミックに髪の毛を揺らす、一連のムーブもオリジナリティ溢れるからこそ、ここ武道館でもバッチリ映える。そしてネイティブ・アメリカンの踊りを模すシーンではステージを回りながら、所狭しと動ぎ、その後は、全員が四方へ散り、360度のファンに向かって、右手を高く掲げて「Let's go」とシャウトし、徹底的にフロアをアゲまくる。

続くムーンバートン・タッチの「PLAYING WITH FIRE」ではリアルな炎が立ち上がり、館内の熱気がさらにアップ。しかも「My love is on fire」という詞に合わせて、何度も炎が上がり、同時にリサのクールなラップは火傷しそうなほどにホット。まずはオープニングの2曲で新人らしからぬ大物ぶりを見せつけた。

その後、4人はビデオを通じ、デビュー後の1年を振り返り、日本デビューに向けての意気込みを語る。

【ジェニー】
デビューして1年が経ちましたが、道のりが長すぎて、「わー! もう1年になるんだ?」と言うより、「まだお見せしたものがこれだけなのに、1年も経ったんだ」と感じます。
今はとても幸せです。活動期間中ということもあるし、これから初めて海外に行ってデビューすることになったので、忙しいほど幸せを感じます。

日本デビューに当たっては、格好いい姿をお見せしたいです。誰が見ても「デビュー(ステージ) なのに格好よかったよ」と言われるように。
私はまだ自分のステージを見て「120%上手く出来た」と思うことは一度もなくて。だから、自分のステージを見て「自分の持っている全てを出し切った」と言えるようになること、それが私の今の夢です。

【ロゼ】
デビューしてこの1年、練習生の頃から夢見てきたものが、一つ二つと叶っていきました。楽しい時間もあったし、夢のようにサッと過ぎてしまったこともありました。私たちを愛してくれるファンの皆さんにあまり会えなかったので、これからはたくさん会いたい……その気持ちが一番大きいです。

日本デビューはすごく楽しい事だと思います。私達は日本で何も出来ていませんが、日本にいるたくさんのファンの皆さんが待っていて下さいますよね。早く日本に行って、皆にお会いして、早く日本で活動したいです。
私の夢は自分自身で認めることが出来る歌手になること。そうなるためにはたくさん努力しないといけませんよね。そして、いつも夢を大きく持つように努力しています。

【リサ】
この1年が「もう1年?」とすごく早く感じて、不思議な気分です。
日本デビューに当たり、怖い気持ちもあります。ミスをするのが怖くて、ずっと緊張しています。

私の夢は日本だけでなくグローバルにファンの皆さんに会いに行くこと。ライブもやりたいです!

【ジス]
デビューしてから、たくさん活動をした訳ではないので、お見せできなかったものがあるような気がして、少し惜しい気持ちもあります。でも、これから(機会が) 沢山あるのでもっと頑張りたいです。

私達は会社に入った時から、ずっと日本語の勉強をしてきて、デビューをして日本に行くことが一つの夢でした。その夢の実現に近づくことがすごく楽しみだし、ショーケースでは、もっといい姿をお見せできるよう頑張っています。

人って悲しい時も楽しい時も、音楽を聴きたくなりますよね? そういう時に、私たちの音楽を聴いてくれたら、それが歌手として一番嬉しいことだと思います。そして私の目標はBLACKPINKとして長く活動することです。


アコースティックからトロピカルまで多彩に歌い分ける実力派

ビデオで率直な気持ちを打ち明けた後は、ガーリーなキュートさを前面に出したファッションにチェンジし、まずはジェニーのラップが冴え渡る「WHISTLE」から。続く「STAY」はアコースティックなサウンドにのせ、ロゼ、ジス、ジェニーの3人がボーカルの実力を際立たせ、メンバーそれぞれがファンの声援に応えるようにフロアに向け手を振る。終盤では4人が「ラ、ラ、ラ」と歌いながら、クラップ音に合わせて手を叩いてファンを盛り上げ、最後はロゼとリサ、ジスとジェニーが肩を組んで仲良くハッピーにフィナーレ。ジェニーが「そばにいて、Stay with me」と歌いながら肩をキュッっとさせるところも可愛らしかった。

4曲を歌い終え、ここでMCタイムに。全員で「こんばんは! 私たちはBLACKPINKです!」と満面の笑みで嬉しそうに挨拶し、それぞれがこう続けた。

ジェニー「(ファンの笑顔をしっかりと見ようと手をかざしながら) 今日は私たちBLACKPINKのデビュー・ショーケース・ライブにお越し頂き、ありがとうございました!」ロゼ「日本で初めてのイベントに、こんなにたくさんの方が来てくださって、本当に感動しています」

リサ「少し緊張していましたが……(恥ずかしそうにジャンプしながら) 皆さん、楽しんでいただけましたか?」

ジス「私たちBLACKPINKはこれからみなさんの期待に応えられるよう頑張りますので、応援宜しくお願いします!」

短めのコメントながら、先ほどのインタビュー映像とプラスすれば、4人の想いは十二分に伝わった。

そして本編最後のトロピカルな「AS IF IT'S YOUR LAST」ではラメな紙吹雪から、ピンク色の蝶々型の紙吹雪までと、てんこ盛りの仕掛けでステージを豪華に演出する。そんな中、彼女らは本編をオール日本語バージョンで歌い、日本への本気度を示したのだった。

アンコールを待ち望んだのはファンだけではなかった。所属事務所のマスコット、KRUNKに加え、まさかのキティちゃんまでが登場し、ファンと一緒に「アンコール」とシャウトする。そして登場したメンバーは本国でのデビュー曲「BOOMBAYAH -KR Ver.-」を披露。本編に比べ、リラックスした雰囲気も見られ、ジェニーやリサは両手でハートマークを作ったり、ロゼとジェニーが肩を組みながらジャンプしたり、そして全員がジャンプしながらサビを歌ったりと、緊張から解放されてステージをエンジョイしている様子。またサビを歌い終えたロゼが耳に手を当てて煽れば、ファンも声を揃えて「BOOMBAYAH!」とシャウト! メンバーの放つ自由な空気に刺激されてファンも「オッパ!」と声を上げる。そんなファンにジェニーが投げキッスを送ると、ピンクな空間が一層ラブリーになっていく。

最後はメンバーが一列になり、四方を向き、「せーの」で声を合わせて「ありがとうございました~」と挨拶。そしていつまでも手を振りながら何度も「また会いましょう」と話してステージを後にした。

日韓を通じて自身初の単独公演となったこのショーケースはまさにプレミアム。時間は40分弱だが、彼女らとファンが過ごした時間は超濃密だった。そして“初”とは思えないほど、格好良くてキュートなステージングはBLACKPINKの日本での成功を確信させるものだった。

ではメンバーからファンへのメッセージをインタビュー映像から抜粋してお届け!

ジェニー「日本のBLINK(BLACKPINKのファン) の皆さん、このショーケースだけでなく、これからも日本での活動をする予定です。日本語も長い期間勉強したし……こう言いながらも日本語が下手だったらちょっと恥ずかしいですが(笑) それでも長く準備して長く待った分、早く日本に行って皆さんにお会いしたいです!!」

ジス「私達はまだ日本語も上手くないし、まだデビューして1年しか経っていないので、未熟なことが多いと思いますが、それでも私たちが成長して上手にやっていく姿を見守ってもらえたら、と思います」

ロゼ「皆さんに会える機会ができてとても楽しみです。私たちの音楽を愛してくださって本当にありがたいし、これからもたくさん愛してください。(指ハート付きで) 愛してます」

リサ「待ってくださった分、いい姿でステージをお見せます。たくさん愛してください」
韓国では女の子が憧れる“ガールクラッシュ”系グループのトップを走る彼女ら。武道館でも同世代の女の子、特にBLACKPINKにインスパイアされたファッションの子が目立った。これも4人が既に同世代のハートをがっちり捕えている証。BLACKPINKは日本でもガールクラッシュ・ムーブメントを牽引すること間違いなしだ!

ライター:きむ・たく

「BLACKPINK PREMIUM DEBUT SHOWCASE」
日時:2017年7月20日(木) 17:30開場 / 18:30開演
会場:東京・日本武道館

【セットリスト】
01. BOOMBAYAH
02. PLAYING WITH FIRE
03. WHISTLE
04. STAY
05. AS IF IT'S YOUR LAST
<ENCORE>
06. BOOMBAYAH -KR Ver.-

■リリース情報
Japan Debut Mini Album 「BLACKPINK」
2017.08.30 OUT

全世界注目! アジアに舞い降りた“次世代ガールクラッシュ”グループ「BLACKPINK」が遂に日本デビュー!
YouTubeで1億回超再生を記録した「BOOMBAYAH」をはじめ、これまで発表した作品すべてを日本語Ver.でCDパッケージとしてリリース!

【CD+DVD+スマプラ・ミュージック&ムービー】
品番:AVCY-58498/B
価格:4,400円+税

-CD-
01. BOOMBAYAH
02. WHISTLE
03. PLAYING WITH FIRE
04. STAY
05. AS IF IT'S YOUR LAST
06. WHISTLE (Acoustic Ver.)
07. BOOMBAYAH -KR Ver.-
08. WHISTLE -KR Ver.-
09. PLAYING WITH FIRE -KR Ver.-
10. STAY -KR Ver.-
11. AS IF IT'S YOUR LAST -KR Ver.-
12. WHISTLE (Acoustic Ver.) -KR Ver.-

-DVD-
01. BOOMBAYAH -Music Video-
02. WHISTLE -Music Video-
03. PLAYING WITH FIRE -Music Video-
04. STAY -Music Video-
05. AS IF IT'S YOUR LAST -Music Video-
06. MAKING MOVIE

【CD+スマプラ・ミュージック】
品番:AVCY-58499
価格:2,400円+税

【PLAY BUTTON】
品番:AVZY-58501
価格:2,400円+税

-CD/PLAYBUTTON-
01. BOOMBAYAH
02. WHISTLE
03. PLAYING WITH FIRE
04. STAY
05. AS IF IT'S YOUR LAST
06. WHISTLE (Acoustic Ver.)

■イベント情報
「マイナビ presents 第25回 東京ガールズコレクション2017 AUTUMN/WINTER」
開催日時:2017年9月2日(土) 開場 13:00 / 開演15:00 / 終演 21:00 (予定)
会場:さいたまスーパーアリーナ (埼玉県さいたま市中央区新都心8)
公式サイト:http://tgc.st/

「KOBE COLLECTION 2017 AUTUMN & WINTER」
開演日時:2017年9月3日(日) 11:30開場 / 12:30開演 / 20:00終演 (予定)
会場:ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)【神戸市中央区港島中町6-12-2 】
公式サイト:http://kobe-collection.com (PC・スマホ共通)

「a-nation 2017」
開演日時:2017年 8月27日(日) 開場13:00 / 開演14:30
会場:東京・味の素スタジアム
ヘッドライナー:浜崎あゆみ
BLACKPINK / D-LITE (from BIGBANG) / ET-KING / GENERATIONS from EXILE TRIBE / Happiness / iKON / MY FIRST STORY / TRF / VAMPS
シューティングアウト:Beverly / 感覚ピエロ / SWANKY DANK
オープニングアクト:GIRLFRIEND / RICKEY & RABBIE
公式サイト:http://a-nation.net/

■関連サイト
BLACKPINK JAPAN OFFICIAL SITE:http://ygex.jp/blackpink/
BLACKPINK JAPAN OFFICIAL FANCLUB「BLINK JAPAN」:https://blackpink.fc.avex.jp/

記者 : Kstyle編集部