「プロデュース101」シーズン2の最年少練習生イ・ウジン“次にオーディション番組に出たらファイナルまで行きたい”

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文字通り「成長」を証明した。Mnet「プロデュース101」シーズン2最年少の参加者だったイ・ウジンのことだ。番組に出演した約3ヶ月間、身長165cmから170cmまでなんと5cmも身長が伸びたと自慢する様子に思わず笑いがこぼれた。

伸びたのは身長だけではない。イ・ウジンの心も、実力も、また情熱も一段と成長した。彼は15歳、成長はまだ進行中だ。すくすく育つイ・ウジン。

――「プロデュース101」シーズン2が終わってからどのように過ごしていましたか?

イ・ウジン:練習もして、合宿しながら食べれなかった物をたくさん食べました。身長もたくさん伸びました。始めた時は165cmでしたが、今は170cmになりました。

――3ヶ月の間に5cmも!どれくらい身長が伸びて欲しいですか?

イ・ウジン:184cmまで伸びて欲しいです。

――プログラムが終わって、ファンの皆さんが送ったケーキの記念写真をSNSで見ました。

イ・ウジン:そういうものを初めてもらったのでとても不思議でした。僕が着ていた服、僕の顔が描かれた人形がケーキになっていて不思議な感じがしました。

――“イ・ウジンのファン”ができました。どんな気持ちですか?

イ・ウジン:実感が湧かないです。プレゼントも送ってくれるし、それで僕を好んで下さる方がこの世に存在するんだなと感じます。不思議で、有り難いです。海外にもファンの方がいらっしゃることが一番不思議です。

――海外まで惹きつけたイ・ウジンの魅力とは何だと思いますか。

イ・ウジン:「プロデュース101」シーズン2の中では幼いこと 兄ちゃんたちよりも(イ・ウジンは実際に「兄さん」という代わりに「兄ちゃん」という言葉を使った) 幼いから初々しくて可愛らしい事を良く思ってくれたみたいです。(照れながら) 兄さんたちよりもう少し純粋な気もするし...(一同笑)

――どんな部分が自分より純粋だと感じたのですか?(笑)

イ・ウジン:うーん、兄さんたちは練習をして疲れるとあまりしゃべらなくなるが、僕はたくさんしゃべる方です。

――“末っ子オン・トップ”というニックネームも得ました。

イ・ウジン:絶対に兄さんたちよりも上手かったから得たニックネームではなく、時々僕が兄さんたちにいたずらをしても兄さんたちが受け入れてくれた。そんな様子を見て“末っ子オン・トップ”と呼んでくれたのだと思います。

――兄さんたちと年の差は感じなかったですか?

イ・ウジン:たくさん感じました!(一同笑) 僕にとって最初のSNSはFacebook、Instagramだったのですが、他の兄さんたちはボディボディ(buddyBUDDY:2000年代前半に流行ったオンラインメッセンジャー) ?、僕が知らない話をしていました。また兄さんたちは文房具屋さんにあった駄菓子を買って食べていたと話していたけれど、僕にとって文房具はファンシーショップ(10~20代の若者向けのグッズを取り扱う店舗) しかないので、そんな話をするときに感じました。意外に年齢の差がある(パク) ソンウ兄さんとはそんなことは無かったけれど、24~25歳の兄さんたちとは(世代差を) 一番感じました。特に(ノ) テヒョン兄さんが昔の話をたくさんしました。

――「プロデュース101」シーズン2で惜しくも脱落した日、カン・ダニエル練習生の胸に抱かれて泣いていた姿が印象的でした。

イ・ウジン:ダニエル兄さんが色々と気を使ってくれていた事もあり、最初の等級評価の時にB等級からA等級に上がるのに一番助けてくれた兄さんでした。3日で「僕だよ僕」の振り付けを覚えなければならなかった時、(カン・ダニエルが) ダンスもずっと教えてくれて、退勤時間が過ぎても一緒に頑張りました。

――「プロデュース101」シーズン2の前に本格的にダンスを学んだ経験はあったのですか?

イ・ウジン:所属事務所で週に1、2回くらいダンスレッスンはしていました。それでも他の兄さんたちのように継続的には学ばなかったです。だから大変だった点もあります。等級の再調整の評価を控えて、B等級だとA等級と1段階しか差がないから、上に上がれると思い熱心にやりました。

写真=Mnet「M COUNTDOWN」
――そのA等級になって「M COUNTDOWN」でステージの真ん中に立ちましたね。

イ・ウジン:セットがとても大きかったんです。B等級を維持できますようにと祈ったりもしましたが、A等級になってステージのほぼ中央に立てて嬉しかったです。センターだった(イ) デフィ兄さんの真後ろだったので良い経験になりました。当時たくさん撮りました。残りの等級は途中からステージに入って来るのですが、A等級は最初から最後までまたやらなきゃいけなかったんです。放送で僕は笑っていたけれどそれが思い出せません。(放送を見て) それでもよく映っているなと思いました。

――学校の友達の反応が気になります。

イ・ウジン:僕のことは気にしないけれどオン・ソンウ兄さん、ダニエル兄さんがどうなのかとたくさん聞かれました。男友達は(チャン) ムンボク兄さんについてたくさん聞いてきて、だから僕は「うん、仲良いよ」で片づけました(一同笑)

――「プロデュース101」シーズン2で一番嬉しかった記憶、または残念だった記憶は何ですか。

イ・ウジン:全てのステージに立った時嬉しかったですが、特にA等級に上がって「僕だよ僕」のセンター選抜戦をした時が一番嬉しかったです。終わってから帰って、マネージャーの兄さん、家族に自慢話ができたことが一番嬉しかったです(笑) 残念だった記憶は、ポジション評価で「春の日」を歌った時です。兄さんたちの間でメインボーカルを務めプレッシャーを感じましたし、僕がしっかり歌わないとチームが賞賛を受けることができないと考えてとても心配していました。

――コンセプトの評価の際、「Show Time」を歌いました。「Show Time」の他にやってみたかったコンセプトはありましたか?

イ・ウジン:「NEVER」みたいな歌を一度くらいは歌ってみたかったです。歌がカッコいいです。

――「Show Time」もそれに劣らず良かったです。個人的にプレイリストに欠かせない曲です(笑)

イ・ウジン:練習も本当に楽しかったです。初めて時間に切羽詰まることなく準備ができました。振り付けのディテールさよりも、楽しい雰囲気を生かすのが優先だったので、全体的に余裕を持って楽しめました。兄さんたちとも色々と遊べました。特に幽霊の話をするのが好きでした。夜に練習が終わったら電気を消して怖い話をして(笑) (ピョン) ヒョンミン兄さんが僕の面倒をよく見てくれました。ある日、休み時間に2人で奥の部屋に入ってソーセージを食べようとしていました。そしてタブレットで「Show Time」の歌を流したら「NEVER」がかかったんです。実はそのタブレットは、もともと「Show Time」しか保存されていなかったんです。突然鳥肌が立ちました。その上、部屋の戸が開かなくなって2人で大声を張り上げた事もあります。作家さんや他の兄さんは信じてくれないけれど、これは本当です。ヒョンミン兄さんがコンセプト評価の競演前に脱落して、惜しくも「Show Time」のステージを一緒にできませんでしたが、その後話したのが「僕たち、恐い話をしていた事忘れないでおこう」って。とても悲しかったです(イ・ウジンを除く一同笑)

――信じましょう(笑)

イ・ウジン:もし次に「Show Time」の他のメンバーたちに会ったら確認しても良いですよ(真剣な表情)

――イ・ウジンの15年の人生で、「the Voice KIDS」、「プロデュース101」シーズン2まで2度のオーディション番組を経ました。

イ・ウジン:その中でいつも多くの方々が僕の可能性を見たと言って下さり、また僕が話題を集めることにもなり感謝しています。いつもファイナル直前で落ちましたが、次に他のオーディションに挑戦することになれば、ファイナルまで行ってみたいです。

記者 : ソン・イェジ、翻訳 : 前田康代、写真 : イ・スンヒョン