「プロデュース101」シーズン2出演ジュ・ウォンタク、現在デビューの準備中…“5年後にはスーパースターになっているはずです!”

10asia |

国民のプロデューサーの一人として記者が見た「プロデュース101」シーズン2のジュ・ウォンタクは、残念ながら多くの光を受けられなかった宝石の原石だった。

最初の等級評価の後、彼はB等級のリーダーを務め、20人余りの練習生を率いた。歌とダンスの両方に長けていたからだった。最初のグループバトルの評価では「万歳」1組に属し、チームメンバーが途中で降板し、パートの分配で困難を経験したにも関わらず、これを克服してバトルで優勝した。それにより「M COUNTDOWN」の生放送に出ることができた。それだけではない。生まれつき気さくな性格で、練習生の大半とも仲が良い。

「練習生の友達、またファンの方々を得ましたが、放送の分量は得られませんでした」と、ジュ・ウォンタク自らが冗談交じりで話すほど、この見事な活躍は放送では多くは見られなかった。しかし、ジュ・ウォンタクの魅力を知った多くの国民のプロデューサーが既に“1日1タク”(一日一回ジュ・ウォンタクを見るという意味、ジュ・ウォンタクのファンの間でのニックネーム) を始めた。

――「プロデュース101」シーズン2開始前にたくさん悩んだようですね。

ジュ・ウォンタク:多くの事がありました。ボーイズグループのデビュー組に入れたのに、目の前で逃したことが多いです。ASTROもその一つで、その時の友達は皆上手くいきました。その姿を見ながら応援すると同時に「僕はいつも誰かが上手くいくのを後ろで見守っていなきゃいけない存在なんだな」と思ったりもしました。そして「プロデュース101」シーズン2でまた同じことを繰り返しました。「僕はまた11人の中に入る友達を、後ろから応援しなければならないんだな」という思いで、自尊心も非常にダウンしました。

――それでも「万歳」組が優勝したおかげで、「M COUNTDOWN」のステージに立ちました。明らかに特別な経験です。

ジュ・ウォンタク:僕が夢見てきた音楽番組でした。胸も高鳴って浮かれた気持ちで行きました。さまざまな先輩たちとも会えて、撮影現場の雰囲気を知りたかったのですが、それが分かってとても良かったです。何よりも画面に僕がカッコよく映って気持ちが良かったです(笑)

――どのグループに一番会いたかったですか?

ジュ・ウォンタク:僕が夢見るのはアイドルなので、防弾少年団、SEVENTEEN先輩に一番会いたかったです。「M COUNTDOWN」の現場では、もっと多くの先輩たちに会えました。OH MY GIRL、DIA先輩にもお会いでき、NAVI、キム・ヒョナ先輩とも会えました。「僕、先輩たちと同じ放送に出れるんだ」と思うと不思議で感激しました。

――いつジュ・ウォンタクの本当のデビューステージを見れるのでしょうか。

ジュ・ウォンタク:現在ボーイズグループでデビューする準備をしています。その前にファンソングを準備しました。ソロデビューではなく、ファンのためのギフトです。

――デビューグループでジュ・ウォンタクはどのポジションを務めたいですか?

ジュ・ウォンタク:「プロデュース101」シーズン2をやりながらたくさんリーダーをやってみたので、デビューしてもリーダーになるんじゃないかと思っています。ボーカルだけでなく、メンバーが埋められない部分までカバーする、多彩多能なリーダーになりたいです。“ゴールデンリーダー”みたいな?(笑)

――「プロデュース101」シーズン2の最初の等級評価の後、B等級のリーダーを務めました。どのようにリーダーに選ばれたのですか?

ジュ・ウォンタク:その前まではどこに行っても僕は末っ子だったので、すごくリーダーになってみたかったんです。また他の子たちも「兄さんがリーダーになったらどう?」、「兄さんはダンスも歌も上手だから、皆にしっかり教えてくれそうだ」と言ってくれました。僕より若い子が多かったので手を挙げたら、皆がすぐに(リーダーに) させてくれました(笑)

――多くの人員をどうやってリードしたのですか?

ジュ・ウォンタク:皆いい子でした。僕がリーダーだから、皆が僕の所に来て色々な事をたくさん話しました。おかげでそれぞれの傾向が分かって、どんな考えを持っているのかも分かって、(練習生を) しっかりまとめることができました。当時「兄さんがリーダーをやらなかったら大変だったかも」という子も多く、そう言ってくれるととても嬉しかったです。まだB等級の子たちとは連絡を取り合っています。番組が終了したら一回会うつもりです。

――特に仲良く過ごした練習生は誰ですか?

ジュ・ウォンタク:皆と仲が良かったです。リーダーなので均等に接しました。特に末っ子(イ) ウジンは本当に可愛くて赤ちゃんみたいでした。僕にたくさん頼ってくれたのですが、そのためか僕が脱落した時ウジンは「兄ちゃん、兄ちゃん」って言いながら本当にたくさん泣いていました。それも可愛かったです(笑)

――「プロデュース101」シーズン2の合宿の中で一番大変だった事は何ですか?

ジュ・ウォンタク:眠れないのが一番大変でした。人は寝ずにどれだけ持ちこたえることができるかテストをしていた感じです(笑) その他に心理的なストレスもありましたが、睡眠が一番大変でした。

――どれくらい寝なかったのですか?

ジュ・ウォンタク:一週間で計2、3時間しか寝なかったことがあります。

――大変でしたね。食事はちゃんと食べていたのですか?

ジュ・ウォンタク:ご飯はよく食べていました。おいしかったです。魔性の豚肉炒め。30回中29回食べてもなぜ飽きないのか分からないのですが、食べても食べても美味しかったです(笑)

――合宿のために準備していたものはありましたか?

ジュ・ウォンタク:最初の合宿の時は何も知らずに行ったので服をたくさん用意して行きましたが、結局はあそこで貰った服だけをずっと着ていました。だから2度目の合宿の時はお菓子を沢山持って行きました。僕だけでなく他の練習生もそうでした。スーツケースいっぱいに埋め尽くして行ったのに、一週間で平らげました(笑)

――「プロデュース101」シーズン2で得た事を挙げてください。

ジュ・ウォンタク:良い人達を本当にたくさん得ました。練習生の子もそうですし、僕たちのファンもです。分量は得られなかったけれど(笑)

――考え方を変えてみると、番組から少し早めに出たおかげで、ファンにもっと早く、頻繁に会えるようになりました。

ジュ・ウォンタク:その通りです。ちょっと心残りの時に出たおかげで、むしろ僕にもっと期待する事が多いと思います。まだ僕についてよくご存じではないので、今後僕の魅力を少しずつ見せていき、アピールしていけそうです。

――その魅力をちょっとだけ教えてください。

ジュ・ウォンタク:僕は本当にさまざまなコンセプトをこなせる自信があります。可愛かったりセクシーだったり、ダンディだったり、色々な雰囲気を持っているのが僕の長所だと思います。すぐに飽きのこないミュージシャンになりたいです。

――デビューして一番やりたい事は何ですか?

ジュ・ウォンタク:素敵な曲で、僕の魅力を最大限にアピールしたいです。ステージの上で、僕でさえも発見できなかったカッコいい姿を見つけてみたいです。またバラエティ活動もたくさんしてみたいです。両親や周りの方々の望みは、僕がテレビに出ることなので……(笑)

――5年後のジュ・ウォンタクはどんな姿だと思いますか。

ジュ・ウォンタク:様々な分野で優れたアーティストになっていたいです。めちゃくちゃ大きなステージで、めちゃくちゃ沢山の観客の前で公演をしていると思います。そうだと良いです。「プロデュース101」シーズン2の数ヶ月の間でこんなにも多くのファンの方々から愛されたので、5年後には“大スーパースター”になっているはずでしょう?(笑)

――ロールモデルはいますか?

ジュ・ウォンタク:分野別にいます(笑) アイドルではBlock Bのジコ先輩。今ではアイドルを越えてアーティストとしても認められている方です。それが僕の目標です。また、ボーカリストとしてはイム・チャンジョン先輩、キム・ボムス先輩などがいらっしゃいます。シンガーソングライターとしてはユン・ジョンシン先輩も尊敬しています。僕の夢はボーカリストなので、どんな曲でも歌いこなせる歌手になりたいです。

写真=10asia
――バラエティ活動も沢山やってみたいと言いましたが、出演してみたい番組は何ですか?

ジュ・ウォンタク:MBCの「ラジオスター」に出てみたいです。スターの登竜門の基本の番組ではないですか(笑) 出演する事になったら何でもできそうです。まずトークの感覚をたくさん伸ばさないと。

――今日会話をしててみましたが、トークは心配はしなくても良さそうです。

ジュ・ウォンタク:最初は上手く喋れませんでした(笑)「プロデュース101」シーズン2でインタビューする時は、カメラの前で話すのにプレッシャーを感じて、画面にどう映るのかも気になっていましたが、カメラの前で堂々と話すととても良く映っていました。今ではカメラ恐怖症もなくなりました。

――2017年、半分が過ぎました。中間の成績と次の目標は何ですか?

ジュ・ウォンタク:点数は50点。半分半分ですね。目標は「プロデュース101」シーズン2で優勝することでしたが果たせませんでした。代わりにファンがたくさんできたことに50点をつけます。目標はデビューして1位になる事です。ハハ。できると思います。

記者 : ソン・イェジ、翻訳 : 前田康代、写真 : チョ・ジュンウォン