ロイ・キム「“春”という自分の季節がひとつあるだけで幸せ」

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Mnet「SUPER STAR K4」を通じて“国民のオムチナ(何でも できる完璧な息子)”になった。シングル「春春春」を通じて“国民の春の男”になり、女心を掴んだロイ・キム(25)。今回も女心を揺さぶる準備が終わったという。「今回の音楽はきっといい」と自信満々に笑う彼を見ると今回もハマる覚悟が必要かもしれない。

――撮影中ずっと明るい姿がよい。

ロイ・キム:もともと明るい。落ち込む人や状況は好きじゃない。一緒にいるのに力が抜けてしまう状況や、真剣な話をする席にはほとんど僕がいない。つまらないことを言ったり、とんでもない話をする日常が好き(笑)

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――あだ名が“ロジョシ(ロイ・キムおじさん)”だが、徐々に実年齢と顔年齢が同じになってきた気がする。

前の写真を見ると今より若い感じはする。ところで僕は明日がもっと気になる。僕の30歳と40歳が気になる。まだ年をとるのは怖くない。明日が期待されるし、楽しい。

――「明日」はロイ・キムにどんな意味を持つか。

ロイ・キム:安定感? 僕は時間が経つにつれ、安定していくような気がする。地道に応援してくれるファンと音源、アルバムを積んでいくことからとてもやりがいを感じる。僕の音楽スタイルが、40代や50代になっても無理せずに歌える楽曲であることが幸せだ(笑) これからもそういう音楽がしたい。

――そしたら「今日」25歳のロイ・キムのアルバムはどうか。

ロイ・キム:ものすごいものが出てきている。久しぶりのアルバムで結構欲張った。他のジャンルとコラボしたい気持ちもあった。でも、いざやってみたら全く違った。結局普段からやってきた音楽がもっとよい結果を出した。大きな変化を試みたが、羽目を外したようだ。自然に行くのが正解だと思う。作業をしてみたら、結局同じようなアルバムが出ている(笑) ただ、25歳のロイ・キムが作る音楽だから、少しは違うだろうと思う。

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――KBS 2TV「ユ・ヒヨルのスケッチブック」で、次のアルバムは女心を攻略することだと言った。

ロイ・キム:でまかせだった。無理だ(笑) 僕がやってきた音楽からはそういう雰囲気が出ない。もちろん女性の方々に好かれる楽曲ではある。ものすごくセクシーな感じではないが、遠くから眺めている感じのアルバムだ。今恋ができなくて気が狂いそうで、別れて悲しい感じではない。愛も別れも経験した人の観点から歌える音楽だ。執着しない男の感じ! 歌は本当にいい。本当に歯を食いしばって作った。期待してもよい(笑)

――「春春春」のおかげで、春の男と言えばロイ・キムになった。他の季節に欲を出したことはないか。

ロイ・キム:夏も、秋も、冬も全部チャレンジしてみた。けれど相変わらず春の男だった。自分を修飾する季節がひとつだけでもあるのが幸せだ。あえてこのイメージを切り捨てたりしたくない。この中でよいことがあれば尚更いいと思う。

――他の楽曲が「春春春」より音楽ランキングの成績がよくなかったことについて残念に思ったことはないか。

ロイ・キム:3rdアルバム「北斗七星」のとき色々考えた。「春春春」と比べて自責した。自分でも惨めだったし「なんでうまくいかないのか」と不満だけ持った。しょんぼりしている僕を見た仲間が叱った。「私はトップ10に入ったこともない」と言った。それを聞いて「僕はこうしてはいけないんだ。これもとてもありがたいことなんだ」と思った(笑) その後僕への期待は高いが、ランキングへの期待は低くなった。そういうふうに無駄な感情でエネルギーを消耗するのはやめることにした。

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――アルバム活動と大学生活を両立している。忙しくないか。

ロイ・キム:今やらなきゃいけないことだ。数年経ってから何かをする自信がない。大学も音楽も、今すぐやらなければならないことだ。卒業もしなきゃ。(ジョージタウン大学に) 行くため、あれほど勉強したのに悔しくてたまらない(笑) ところで、芸能人として忙しく過ごすことに耐える自信はない。今も仕事だが、完全に仕事になっていく瞬間が怖い。長く活動すれば体も、精神的にも疲れてしまうのが当然だ。でもアメリカに行ってきたら公演が楽しいし、もっと切実になる部分がある。“休み”は絶対に必要だ。

――アメリカの市民権を持っている? それとも軍隊は行くのか。

ロイ・キム:アメリカで大学に通っているだけで、韓国の国民だ(笑) 義務が与えられれば、いつでも行く予定だ。まずは音楽に集中したい。

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――ロイ・キムの理想のタイプは?濃い恋愛をしたことがあるか。

ロイ・キム:基本的に明るい人がいい。明るくなければ友達としてもあまり好きじゃない。活動的かどうかは別に関係ない。家にいることが好きでも、明るい人が多い。僕を笑わせてくれる人ならいいと思う。濃い恋愛は……僕の思い通りにいかないのが僕の心だ。でも、相手が「違う」と言うのにわざわざ作ろうとはしない。100回チャレンジしてできない人はいないと言われるが、100回までチャレンジしたいと思った女性に会ったことはない。いつかは出会いたい。でも、時間が経つほど難しい。気が狂いそうな恋は時間が経つほど難しい。そういう恋愛はとてもしたいと思うが、僕の“脳”ではできないと思う。少し心配だ(笑) 友達のような恋愛はできると思うが、熱い恋愛は難しいと思う。そういう人がいれば今すぐにでも結婚したい。もちろんしないと思うが(笑)

――休暇ができたら何をしたいか。

ロイ・キム:活動の結果がよければ、スタッフのみんなと旅行に行きたい。この頃は回りにつらい思いをしている人もいないし、僕を苦しめる人もいないし、一生懸命に働いた分の結果がたまに出る。今のように生きていくことができればそれがいい。でも、この状態がずっと維持されることは、大きい欲だと思う。

記者 : キム・ダウル