TWICEが明かした“TWICE”という存在「心を打ち明けられる親友が一度に8人もできた」

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魅力も実力も底なしだ。2015年のJYPエンターテインメントのガールズグループ練習生サバイバル番組「SIXTEEN」を経て、同年10月に正式デビューしたTWICEは、JYPが磨いた宝石の中でも、人々の愛を一身に受けるアーティストとなった。音楽配信チャートからアルバム市場、YouTube再生回数まで連日新記録を塗り替え、授賞式では新人賞に続き大賞のトロフィーまで手にし、例を見ないような“花道”を歩いている。しかし、まだまだ道遠しだという意気込みを見せ、さらなる活躍を予告している。見れば見るほど愛らしいTWICEにインタビューを行った。

―――3ヶ月ぶりにカムバックしました。パク・ジニョンプロデューサーの楽曲をタイトル曲にして活動するのはデビュー以来、初めてですね。

モモ:これまで、他のJYP所属の先輩たちが導入部に“JYP”という音が入る曲で活動しているのを見ながら、羨ましいなと思っていたんですけど、ついに「SIGNAL」で私たちも歌えることになって、本当に嬉しくて光栄です。TWICEにぴったりのハツラツとしたかわいい楽曲です。皆さんたくさん愛してください。

ジョンヨン:デビューアルバムに収録された「Do It Again」もパク・ジニョンプロデューサーの曲だったんですけど、今回はタイトル曲なので以前よりも気を遣ってくださいました。振付も直々に作って何度も修正されました。練習室に来て、振付を教えてもらったんですけど、私たちのダンスを踊る姿が本当にかわいかったです(笑)

――パク・ジニョンさんはTWICEにとってどんなプロデューサーが教えてください。彼は所属しているアーティストに心を込めたアドバイスをすることで有名ですが、記憶に残っているアドバイスはありますか?

ミナ:こんなこと言ってもいいかどうか、ちょっと分からないのですが、本当にお父さんみたいな方です。ご飯もよくごちそうしくれますし、ティーチングをされる時も、本当に良い言葉をたくさんいただきます。

サナ:デビュー当初から9人のメンバーにご飯をごちそうしてくれました。最近は「9人全員で一緒に食べると人数が多くてきちんと話ができないから、3人ずつ分けて食べよう」と言ってくれました。普段私たちを見るたびに、「またきれいになったね」という褒め言葉も忘れません。

――ジヒョとチェヨンはニューアルバム「Eye Eye Eye」の歌詞を一緒に書いたそうですね。作詞家として正式デビューした感想を教えてください。

ジヒョ:作詞作曲をしてみたいなとずっと思っていました。だけど現実になるとは思っていませんでした。歌詞のない外国の曲に歌詞を付けてみてもよいか聞いて、チェヨンと一緒に挑戦してみました。初めてのことだったのですごく未熟だと思いますが、新しい経験をすることができて嬉しかったです。

チェヨン:今まで歌詞をたくさん書いてきたんですけど、良い機会をいただいたので挑戦しました。ジヒョ姉さんが一緒だったのですごく楽しくて、歌詞もすぐに書けちゃいました。一度でゴーサインが出ましたが、レコーディングする時には何度も修正されるだろうと思っていたんですけど、一度で終わりました。

――デビュー曲「OOH-AHHに(優雅に)」から「Knock Knock」まで4連続ヒットを放ちました。TWICEがなぜここまで人々から愛されていると思いますか? また“売れっ子”と呼ばれていることには共感していますか?

チェヨン:私たちにぴったりの曲をいただいたおかげで、ありがたいことに愛されることができたと思います。私も私たちの曲をよく聴くほうですが、いつも「本当にいい曲だなぁ」と思います。9人が持つ強い個性が、ステージや番組で良く表現されています。良い曲と明るいエネルギーが合わさって、多くの人々に愛されるのではないかと思います。

ジョンヨン:本当に感謝しています。メンバー数も多いほうですけど、一人一人を全員分かっていただいて、良い表現で呼んでくださることが光栄です。

――2015年の新人賞に続き、2016年の大賞までも獲得しました。新人としては異例の活躍ですが、凄まじい成果に対する責任やプレッシャーはありますか?

ツウィ:賞をいただけたことは、本当に嬉しかったです。感動いっぱいの瞬間でした。いつももっと一生懸命に活動する姿でお応えしなきゃと思っています。

ジヒョ:プレッシャーがないと言ったら嘘になります。短い期間で身に余る愛を受けただけに、当然プレッシャーを感じていますし、不安もたくさんあります。変わってしまったり、うぬぼれたりすることがないようにもっと努力しなきゃと思っています。そうしてこそ、良い姿で長く活動できると思います。

――デビューショーケース当時「たくさんの方々が尊敬して真似したいと思う歌手、韓国というと思い出す歌手になりたい」という目標を掲げました。現在、自己採点で何%ほど達成しているでしょうか。

ナヨン:それはデビュー当初に立てた一番大きい目標でした。今もその目標に向かっています。私たちだけのカラー、私たちがやりたい音楽とステージを、もっと多くの人々に見せながら近づいている段階だと思います。

ジヒョ:まだ全然ダメです。活動して2年ほどしか経っていないので、やっと始まったところだと思います。行く道のりは遠いし、やりたいことがたくさんあります。

――音楽以外にハマっている趣味はありますか?

モモ:ゲームをすごくやります。1人の時はゲーム機で遊ぶのが好きですし、メンバーと一緒にマフィアゲームやホンサムゲームもよくします。

ツウィ:メンバーでゲームをたくさんやります。1人やるゲームは、テトリスが上手です(笑)

ダヒョン:メンバー全員が本当にゲームにハマっています。待ち時間があれば、マフィアゲームなどで趣味生活を楽しんでいます。

サナ:充電にハマっています。先日までサブバッテリーの充電をせずに寝てたんですけど、やってみるとすごく楽しかったです。朝、携帯電話を見るとバッテリーが切れていることがあったんですけど、充電がフルになっている状態で現場にいくと嬉しいです。

ジョンヨン:最近運動にハマっています。健康管理にすごく気を使っています。本当はジムに通いたいんですけど、カムバックの準備に集中していて今は時間がないので、少しでも時間ができれば合間を縫って運動をしています。

ミナ:洋服が好きで、インターネットでずっと洋服を見ています。最近はどんな新しい服が出たのかなと思いながら見ています。購入するよりはウィンドーショッピングをします。それとパズルも好きです。先日、私たちのグッズとして出たポスターのパズルを10時間以上かけて完成させました。

チェヨン:最近ナヨン姉さんとフィルムカメラで写真をたくさん撮っています。印画(写真で、現像したフィルムから陽画を作ること) やスキャンもよくやります。最近また絵も描き始めました。

ナヨン:フィルムカメラで、毎日人物や風景などさまざまのものを撮っています。メンバーやスタッフと一緒にいる時間が多いので、周りの人々の日常をたくさん捉えています。印画も自分でしに行きます。

ジヒョ:最近カメラを買って、いろいろなものをたくさん撮っています。本もたくさん読もうと努力しています。今までは携帯電話ばかり見ていたんですが、こうしてインタビューされることが増えて、作詞に挑戦するようにもなって、語彙がすごく不足していることを実感しました。なので時間がなくても5分~10分あいたら本を読んでいます。

――どんなに忙しくて大変であっても“これだけは忘れないようにしよう”というこがあったら教えてください。

チェヨン:体が疲れると、ポジティブなことを考えられなくなる時があります。でも、辛いことがあってもファンのことを考えると、ポジティブなエネルギーを受けられます。

サナ:音楽番組やイベントに行くと、いつもファンが私たちのために待ってくれています。そんなありがたいファンのためにSNSでいつも交流したいし、会う時も別れる時も絶対に挨拶はしようと思っています。

ダヒョン:視力が良くないので、いくら疲れてもコンタクトは絶対取って寝ると決めています。ダヒョン! それだけは忘れないようにしようね(笑)

――自分を褒めてあげたい部分と、さらに補いたい部分はありますか?

ジヒョ:未熟な部分はたくさんありますが、それでももっと自分を褒めてあげたいです。2年間、音楽番組や公演に慣れてきて少しは自然にパフォーマンスができていると思います。

ジョンヨン:きれいになったと思います。先日、メンバーとデビュー当時の姿を見たんですけど、お互い「本当にきれいになったね」「この子見て」とからかいました。あの時はぽっちゃり顔で、みんな赤ちゃんみたいな感じでした(笑)

――「TWICEのメンバーで幸せだ」「TWICEになって良かった」と思うときはどんな時でしょう。

ミナ:いつも思っています。ステージに立つのは自分1人でできるものではなくて、メンバーがいるからこそ可能なことだと思います。メンバー同士すごく仲も良くて、本当に嬉しいです。幸せです。

ツウィ:たまにメンバー同士で意見が合わない時もありますが、喧嘩はしたことないんです。話し合うとすぐに解決します。そんなメンバーと一緒にいられて幸せです。TWICEは本当に良いチームです。

ナヨン:心の中を打ち明ける友だちが多いほうではありませんでしたが、一度に8人もできました。本当に自分をちゃんと分かってくれて、自分のすべてを見せることができて、心を分かち合えるTWICEがいて幸せです。

――一生懸命突っ走ってきた自分に、そしていつも応援してくれる大切なファン(ONCE) へ一言お願いします。

ダヒョン:1年半という時間は、ある意味短くて長いものですが、歩む道はまだ遠いですよね。これからも今までのように明るく元気な姿を失わないようにね。未熟なTWICEをいつも愛してくれて、本当に本当にありがとうございます。ONCEの皆さんも、病気せずに元気で幸せでいてください。私たちが皆さんの愛に応えられるよう、もっと頑張ります。

チェヨン:本当に苦労しましたが、もっと頑張りましょう。これからやらなければならないこと、成長していくこと、成し遂げていくことも本当にたくさんあります。ポジティブな姿勢を失わずに、着実に頑張っていけば、9人全員が願う絵がもっと大きく描かれるはず。ファイト! ONCEの皆さん、今回の活動で一層成長した姿を披露したいと思います。TWICEが成長する姿を見守ってください。

ジヒョ:疲れる時もあるけれど、振り返ると、全部大切な時間になっていると思います。その瞬間を考えながら、今はもっと頑張ろう。そしてTWICEを存在させてくれたONCEは私たちにとって、すごく大きい存在です。TWICEの全部だと思っています。

ナヨン:これからも忙しくて、大変な時もあると思うけど、その中で今のようにささやかな幸せを探してほしい。私たちのONCE! デビューする前は今のようにファンと一緒に交流できなかった状況だったので、自分が一生懸命に努力することが全てでしたが、デビュー後はファンが好きなことを探すようになりました。ONCEが自分の一部になったというか。もっと良い姿を披露します。

ジョンヨン:約7年間、練習生生活でした。よく耐えたと思います。多くの方から愛されているのだから、初心を失うことなく、もっと一生懸命に頑張ろう。ONCE! ONCEは文字通り1つだという意味ですが、ファンソング「ONE IN A MILLION」のように、百万人の中で1つしかない本当に大切な存在です。ONCEがいなかったら、私たちもここまで来られなかったと思います。

ツウィ:デビュー前は人見知りな方でした。親しくない人に自分から声をかけることもなく、話もできませんでした。今も上手なほうではありませんが、ファンともっと交流したい気持ちで頑張りましたし、少しずつ上達しているの褒めてあげたいです。そして一生懸命に応援してくれるONCEのおかげで、ステージでもっと明るく素敵な姿を披露したくなります。私たちが大変なときにONCEを見ながら元気を得るように、ONCEも大変なときに私たちを見ながら喜びを得られたらと思います。

ミナ:今は苦労しても、幸せな瞬間がやってくるはずだから、もっと頑張ろう。これからもよろしく。ONCEの皆さんがTWICEを作ってくれました。ありふれた言葉のように聞こえるかもしれませんが、ONCEがいるからこそ私たちがいます。

サナ:メンバーとファンと、これからも今のように楽しく過ごすこと! ステージに上がる時も今のように楽しむ心を忘れないこと! お疲れ様。これからも頑張ってね(笑) 活動するたびに私たちのスケジュールに一緒に参加してくれるONCEがすごく大切だから、しっかり健康管理しなきゃ。健康が最高です。

モモ:苦労が多かったけれど、まだ未熟なところが多いので、もっと一生懸命に頑張って、ファンにより良い姿を披露しよう。今回も一生懸命に活動しますので、ぜひ見守ってください。

エディタ:キム・ドゥリ、インタビュー:ファン・ヘジン、フォトグラファー:イ・ギョンジン、ビハインド・フォトグラファー:チョン・ユジン、スタイリスト:イム・ジヒョン、ヘア:パク・ネジュ、メイク:ウォン・ジョンヨ

記者 : ファン・ヘジン