元2NE1のMINZY「これまで見せられなかった“人間コン・ミンジ”を見てほしい」

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華やかなデビューで音楽界を席巻した。ステージ上のMINZYを多くの人々が見守り、名前を連呼した。しかし、果敢な独り立ちを決心し人々に一歩近づくと、壁は少しずつ壊れ始めた。誰も知らなかった本当のMINZYが見え始めた。まだ見せられていない部分が本当に多いという。いつにも増してファイトあふれる彼女だ。

――カムバックして忙しく過ごしているようですね。

MINZY:ずっとスケジュールがあったので忙しく過ごしています。最近が一番忙しいと思います。元々は神秘的な雰囲気がすごくあって、今まで私の実際の姿をあまりお見せできていなかったと思いますが、今はバラエティ番組にも出ているし、“人間コン・ミンジ”をそのまま見せていると思います。体力も一生懸命に管理しています。キツいスケジュールですが、楽しみながらやっているので時間が経つことも分からないほどです。

――2NE1の話をせざるを得ません。グループを脱退した後、解散のニュースが伝えられました。

MINZY:2NE1がずっと続いてほしいと思っていました。しかし別れることになって残念でした。でも最後の曲を通じてファンにちゃんと別れの挨拶を告げられたと思います。

――最後の曲に参加できなくて残念に思うファンが多かったと思います。

MINZY:残念でした。一緒に歌えたら良かったのに。最後だから正式に挨拶できればよかったなぁと思います。

――練習生時代を含めて、YG ENTERTAINMENTで11年余りを過ごしたかと思います。脱退は簡単な決心ではなかったと思いますが、きっかけはありましたか?

MINZY:簡単じゃなかったのが当然です。家族よりスタッフと頻繁に会っていましたから。10年はものすごい期間です。すべての決定が簡単ではありませんでした。きっかけがあったというよりは、契約の整理がついて自然に別れることになりました。

――新しい事務所としてMUSIC WORKSを選択したのも意外でした。

MINZY:アットホームな面に惹かれたと思います。ペク・チヨン姉さんがリーダーを務める場所です。宗教が同じなので、知り合いでした。お姉さんがすごく気を配ってくれて優しいです。YGは1つのグループが活動するとそこにフォーカスを当てるので、残りは休みの時間が多かったのが事実です。そういう部分が少し残念だったとすれば、今は「お互い頑張ろう」という雰囲気があるのが魅力です。

――初めてのソロ活動がMBCドラマ「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」のOST(劇中歌) になりましたね。

MINZY:新しいことに挑んでみたいと思っていました。今までパフォーマンスグループのメンバーだったので、私の声を聴いてもらいたいと思いました。初のOSTだったのですごく楽しみにしていました。曲も本当に良かったので、自然にスタートを切ることができました。

――ソロアルバムの準備は容易ではなかったと思いますが。

MINZY:1から10まで自分で全部やらなければならないので、すごく手間がかかります。しかし、その分本当に楽しいです。アイディアがたくさん浮かんできて、白い画用紙に絵を描いている感じでやっています。仕事だと思わず、本当にアートをしている気分です。以前は事務所から提案された内容をもとに決定したり、話し合うくらいだったとすれば、今は1から10までアイディアを出して、細かく参加できる部分が増えたと思います。

――ソロアルバムに自作曲も収録されました。ニューアルバムについて紹介してください。

MINZY:本当にさまざまな姿を披露できると思います。それ以上の姿も披露できると思います。私の特技がダンスなので、パフォーマンス的なものも存分に披露するつもりです。「MINZYにこんな一面があったの?」と思われるような音楽もあります。新鮮に感じる部分もあると思います。これまで聴いてもらいたかった音楽があったし、追求したいスタイルの音楽がありました。以前はダイアリーに秘めておいたとすれば、今回はそれを共有できるアルバムになったんじゃないかと思います。

――KBS 2TV「お姉さんたちのスラムダンク2」にも出演中ですね。

MINZY:番組自体に負担はありません。キム・スク姉さん、ホン・ジンギョン姉さんなど、みんな本当に良いお姉さんたちです。お姉さんたちとガールズグループUnnies(オンニス) を結成すると言われた時、楽しむと同時に、愉快な自分の姿を披露できると思いました。自然に選択したと思います。

――デビュー前に経験した過程なので、感慨深いと思いますが。

MINZY:ガールズグループとして活動しながらやってきたものがあるので、それを披露することができます。再び練習生に戻った気分です。お姉さんたちと息を合わせなければならない部分もそうですし、ガールズグループはチームワークが本当に重要です。お姉さんたちにダンスや歌を説明しなければならない部分がたくさんありますが、教えるのも楽しいです。みんな愉快に参加しています。

――「お姉さんたちのスラムダンク2」を通じて新しい姿をたくさん見ました。

MINZY:これまで“強い”“強い姉さん”のイメージがあったと思うので、近づき難いし、声をかけられない人だという先入観があったようです。またはクラブに行ってすごく遊びそうだというイメージがあると聞いたことがあります(笑) そういう面がバラエティ番組に出演して、普段の姿を見てもらいながらだいぶ消えたと思います。

――I.O.I出身のチョン・ソミさんが“MINZYオタク”だと告白しました。いつの間にか先輩になっているんですね。

MINZY:私も驚きました。以前は私が末っ子だったのに、私より若い人たちを見ると驚きます。そういう人たちを見ると不思議で、本当に良くしてあげなきゃと思います。時間って怖いものですね。

――MINZYさんを見ながら夢を育てた後輩たちができました。

MINZY:本当に責任を感じます。私も以前の姿を思い出します。「私もそうだったなぁ」と思います。良いお姉さんになりたいとすごく思っています。ソミは私を慕ってくれて本当にかわいいです。一緒にご飯を食べたり、おしゃべりもしたりして、仲良くしています。

――ダンスアカデミーを運営していますね。始めたきっかけは何ですか?

MINZY:進路について悩む人たちがたくさんいます。特に、歌手になりたいけれど、それについてあまり知らない人たちがたくさんいました。夢はあるけれど、どうやってなればいいか分からない人たちのメンター(良き指導者) になってあげる人、そして環境が必要だなぁと思って始めることになりました。

――デビューして今までの時間を振り返ると、どんな思いですか?

MINZY:ここ数年間は自分を鍛える時間だったと思います。今の自分を作るまで、形成していく時間でした。今は羽を広げる時間だと思います。

――“独り立ち”という単語がMINZYさんにとってはどんな意味を持つのでしょうか?

MINZY:背中を押してくれる単語です。重いですが、それでいてジャンプできるようにしてくれる足がかりみたいに思います。私は完璧主義がひどいほうなので、完璧にできないとやろうとしません。みんなを苦しめる疲れるタイプです(笑) だからもっと一生懸命に準備して、なるべく限界を超えようと努力し続けています。プレッシャーもありますが、楽しみながらやろうと努力しています。

記者 : イ・ミンジ