ハン・チェア「大衆の関心?私が選んだ道だから耐えなければいけない」

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映画「非正規職特殊要員」(監督:キム・ドクス) のマスコミ試写会で、堂々と熱愛を公表したハン・チェアが、インタビュー中涙を見せた。最近、ソウル市三清洞(サムチョンドン) のあるカフェで会ったハン・チェアは、熱愛ニュースのために周囲の人々に被害を与えてしまっているという気持ちが大きい様子だった。他人の前で涙を流すのが嫌で、MBC「僕らの日曜の夜-リアル入隊プロジェクト本物の男」を撮影しながらも、涙が出そうなのをぐっと我慢したというハン・チェアが見せた涙は、どんな答えよりも率直に見えた。ハン・チェアは、そうやってインタビューの間、演技についても恋愛についても、見せかけでなく素直に自分の本音を打ち明けた。

―非正規雇用を扱った映画だ。女優として似たような感情のたくさん感じたようだ。

ハン・チェア:映画やドラマを撮ると、常に「次は何をするの?」という質問をたくさん受ける。その際、次作が決まっていなければ、私は仕事がない人となった。この映画を撮りながら「ああそうだ。私も非正規だったな」とよく思ったりした。そしてその問題についてより深く考えるようになった。

―最初は映画が伝えるメッセージではなく、キャラクターに重点を置いたとか?

ハン・チェア:そうだ。最初は映画が伝えるメッセージより、私がこのキャラクターをしっかりと表現できるかという悩みが多かった。何より、映画がほぼ初めてだったので色々と心配が多かったと思う。

―アクションシーンを撮影するとき、本人の意見もたくさん入れたのか?

ハン・チェア:キャラクターがとてもお転婆なキャラクターで、アクションする時も弱気にやったらバランスがとれないだろうと思い、武術監督と話をして一緒に調整していった。そして、以前もアクションの練習をしてきたので、学んだことが重なってできたのだと思う。

写真=10asia
―劇中、引き受けたキャラクターナ・ジョンアンと似ている部分が多かったとか?

ハン・チェア:私もジョンアンのように、普段もメイクをしたりヒールを履くタイプではない。ラフな服装にスニーカー履くのが好きで、以前演技する時は、ヒールを履いた時の歩き方がぎこちないという言葉もたくさん聞いた。そのためか、ジョンアンというキャラクターを演技する時、飾らなくても良かったので楽だった。

―映画でチャン・ヨンシルとナ・ジョンアンが友情を築いていく過程が興味深かった。実際にチャン・ヨンシル役のカン・イェウォンとは仲良くなったのか?

ハン・チェア:最初は気まずかったが、どんどん互いに似たような部分があることを知って仲良くなった。地方に撮影しに行って、宿所の部屋まで行っておしゃべりをする程、仲良くなった。イェウォン姉さんは様々な魅力を持っている。ある時は決断力があり、またある時は限りなく弱い。そして私を本気で考えて気にかけてくれる。嫌いになれない人だ。

―最も印象深かった場面は、ぎこちないセクシーダンスを踊りながら、キム・ミンギョを誘惑するシーンだった。撮る時はかなり恥ずかしかったと思う。

ハン・チェア:そのシーンは、元は台本に全くなかった。ミンギョ兄さんが作ってくれたシーンだ。何か面白いことはないかということで、ミンギョ兄さんが「踊りを踊るのはどうか」と提案した。そして、直接踊りのデモンストレーションまで見せてくれたが、現場の反応がとても良くて、映画にも入ることになった。

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―ジョンアンというキャラクターは、言いたいことは全部言って、ある時は男性も制圧する強いキャラクターだ。代理満足した部分もあると思う。

ハン・チェア:最初は暴言を吐いたり、言いたいことを全部言ったらスッキリするかと思っていたが、撮影してみたらそんなことはなかった。相手女優に申し訳なくて、謝罪してまわった。殴る立場は楽だと思いきや、むしろもっと不便だった。

―デビューしてから長いが、映画はほぼ初めてだ。映画の現場とドラマの現場で異なる点はあったか?

ハン・チェア:ドラマを10年以上やった。それでも映画の現場に行くと、私を知らない方がいた。それもあってか、最初は現場に行きづらくて慣れなかった。そして、映画の演技とドラマの演技とでは異なる部分があるとは言われるが、私にはまだよく分からない。映画をやりながら足りない点を多く感じて、また勉強になった。

―先日熱愛を認めて大衆の注目と関心を受けたが、負担を感じないか?

ハン・チェア:本当は負担を感じている。デビューしてから10年が過ぎたが、今まではあまり関心を持たれていなかったのに、熱愛を発表したら関心を持たれるということはこんな感じなんだなと思った。元々私の記事には、コメントが全くなかったり、数えるほどしかなかったのに、最近の記事にはコメントがたくさん書き込まれた。だけど世間の視線が良くても悪くても、それを念頭に置いた上で生きなければならない職業を選んだので、私はそれに耐えていかないといけないと考えている。

記者 : イ・ウンジン、翻訳 : 前田康代、写真 : イ・スンヒョン