元2NE1のDARA主演映画「ワンステップ」が4月に公開…女優としての再スタートに高まる期待

10asia |

写真=「ワンステップ」スチールカット
映画「ワンステップ」(監督:チョン・ジェホン、制作:MCCエンターテインメント) が4月に公開される。

人気ガールズグループ2NE1出身のDARAの初主演作である「ワンステップ」は、事故ですべての記憶を失ったシヒョン(DARA) と、スランプに陥り自分の人生の全てだった作曲ができなくなったチイル(ハン・ジェソク) が出会い、音楽を介して互いに手を取り、成長していく過程を映した。

「ワンステップ」は、シヒョンは音に対して色を感じる“色聴”を患っており、音楽を聞くことができない中で自分自身を見つけるために曲を作っていくという、独特の題材で注目されている。韓国人が愛する音楽映画「ONCE」「はじまりのうた」などのように、音楽を介して感情を共有し、コミュニケーションしていく映画で、美しい旋律のOST(劇中歌) を披露し観客の感性を刺激すると予想される。

今回の映画でメガホンを取ったチョン・ジェホン監督は、強烈な映像と音楽を介して、自分の明確な色を収めると定評がある。第64回ベネチア国際映画祭には映画「魚」で、第58回ベルリン国際映画祭には「美しい」で、第6回ローマ国際映画祭には「豊山犬(プンサンケ)」で招待されるなど、海外有数の映画祭で演出力を認められた。脚本には「ナム・ギハン エリートプロジェクト」「ONE MORE TIME」などの作品で、最高の人気を博しているウェブ漫画作家のホン・スンピョ(ペンネーム:ミティ) が参加した。また、「標的」の脚本を引き受けたチョ・ソンゴル作家が脚色を務め、ユニークで暖かい響きを抱かせるストーリーを完成させた。劇中、最も核心ともいえるOST作業には、MBCドラマ「白い巨塔」「善徳女王」及び、SBSドラマ「サイン」「六龍が飛ぶ」などの作品で、優れたセンスを見せたキム・スジン音楽監督が参加した。

また、歌手からタレントへと活動しながら独立に成功したDARAと、確かな演技力で韓国だけでなく中国でも高い人気を得ているハン・ジェソクが主人公で活躍し、細かい内面演技と共に、これまで見られなかった歌の実力まで披露する予定だ。映画「ストーン」の主演で優れた演技を見せたことで注目され始め、最近「対立軍」に合流し忠武路(チュンムロ:韓国の映画界) のスーパールーキーに浮上しているチョ・ドンイン、KBS「TV小説 少女サムセン~漢方医の夢~」や、tvN「鳴かない鳥」などの作品でお茶の間で認知度を高めているホン・アルム、KBS 2TV「ドラマスペシャル-笑い失格」「海賊:海に行った山賊」「ビューティー・インサイド」などで印象的な名演技を披露し観客を泣かせ、そして笑わせたチョ・ダルファンなどの助演が、映画をさらに多彩に飾ってくれる予定だ。

先月20日、映画の公開のためにオープントレード(株)で行われた、クラウドファンディング(インターネットを通じて資金調達する手法) では、オープンから一日も経たないうちに目標を100%達成した。募集金額を200%増額して再オープンするという、異例のケースを作った。すでにフィリピンをはじめとする香港、マカオ、台湾などのアジア地域に先行販売され、映画への期待をさらに高めている。

記者 : チョ・ヒョンジュ、翻訳 : 前田康代