「エターナル」ソヒ“Wonder Girlsとしての過去は消さず、女優として成長したい”

OSEN |

写真=パク・ジュニョン
「オモナ(あらま)」と叫んでいた少女が、今では大型スクリーンを通じて演技を繰り広げている。女優“アン・ソヒ”のストーリーだ。

ガールズグループWonder Girlsのメンバーだったソヒは、脱退を宣言し独立した後、女優として活動している。昨年、観客1千万人を動員した「新感染 ファイナルエクスプレス」に続き、新作「エターナル」に出演中だ。

この作品で、ワーキングホリデーでオーストラリアに来たジナ役を演じたソヒは、見慣れぬ地で1人でさまよい、辛い思いをするが、時には堂々とした姿を見せるジナ役をうまく表現した。

前回出演した映画「新感染 ファイナルエクスプレス」では演技力を確認しにくい役を演じたが、今回の「エターナル」ではもっぱらソヒの演技に集中することができた。

「新感染 ファイナルエクスプレス」に比べ成長したと思うかと聞くと、「私は私の演技に点数をつけることはできないと思います」と恥ずかしがっていたソヒは「観客の方々が少しでも成長したと見てくだされば、それが私の点数だと思います」と答えた。しかし、演技力とは関係なく、自ら非常に成長できた時間だったと話した。

実際にこの作品でソヒと息を合わせた俳優イ・ビョンホンは、ソヒに対して称賛を惜しまなかった。演技力には厳しいイ・ビョンホンに称賛されるほどなら、もうWonder Girlsのソヒではなく、女優アン・ソヒの方が馴染んでいるかもしれない。

しかし、ソヒがWonder Girlsとして活動した過去を消したいと思うのではないかと思っているのなら、それは大間違いだ。今もメンバーたちと連絡し合い、友情を深めているソヒは、過去の姿を消すよりは、これから新しい色を塗っていきたいと抱負を語った。

以下は一問一答。

―「エターナル」を見た感想は?

ソヒ:まだ客観的に見ることは難しい。私が出演した作品なので惜しいところの方が多い。でも、オーストラリアにいた1ヶ月は長いと言えば長いし、短いと言えば短い時間だったが、先輩たちもとても苦労した。そういう部分がたくさん盛り込まれているような気がして、嬉しかった。見ているだけで嬉しかった。

―「新感染 ファイナルエクスプレス」と演技を比べると?

ソヒ:後でかなり時間が経ってから私の演技を見ても、100点満点は与えられないと思う。足りないところが多くていつも残念だ。でも、ご覧になる方々が少しでももっと成長したと見てくだされば、それが私の点数だと思う。私がつけるのは恥ずかしい。

―自分で成長したと思うか?

ソヒ:今回の作品に出演してたくさんのことを学んだと思う。大先輩の方々と共にすることになったし、海外で撮影することだけでも勉強になったと思い、行ってみて色々考えることができた。俳優としても、人間としても学び成長できた時間だった。

―特に大変だったシーンはあったか?

ソヒ:劇中でイ・ビョンホン先輩に「おじさん、助けてください」と叫ぶシーンがある。私が本気で助けてと叫んでこそ先輩も振り向いてくれるだろうし、観客にも共感していただけるじゃないか。うまくできるかとても緊張した。心配したし、緊張したせいかうまくいかなかったが、先輩が本気でやらなきゃ振り向かないとおっしゃったので自信を持って本気で叫んだ。大変だったが、すっきりした。

―活動しながらどこか“壁”にぶつかるような感じがしたことがあるか? まるで劇中のジナのように。

ソヒ:アメリカで活動していた時、どうしてもそう感じた。そういうところでジナに共感した。見慣れない地で1人で暮らしながら韓国に戻るためにお金を稼ぐ姿が、私がアメリカで活動していた時の姿と重なった。そういうことを思い出した。

―これからどんな姿を見せたいか?

ソヒ:過去の姿を消すより、女優としての姿を塗っていく方がいいと思う。良い役があればもっとたくさんお見せしたい。

記者 : キム・ギョンジュ