WALWARI「差別化?いいえ、第2のコブギになります」

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写真=Nooriマネジメント
新人が登場すると、“第2の○○”、“ポスト○○”などのタイトルが付く。人々に認知されるためだが、その表現が嬉しいとは限らない。誰かの後を追うよりは、自身が先頭に立ちたいと思うためだ。しかし、堂々と「“第2のコヨーテ”、“第2のコブギ”になる」と笑顔で話すグループが現れた。

WALWARIは男女3人組のグループだ。女性メンバーが二人、男性メンバーが一人である。ビジュアルから見ても、2000年代に精力的に活動していたコブギがすぐに思い浮かぶ。頼もしいラッパーのMR.BOOMBOXと華やかな外見、ボーカルを担当しているMERRYとJYUNKYがその主人公だ。さらに注目すべき経歴の持ち主であり、WALWARIへの期待はさらに高まっている。

リーダーのMR.BOOMBOXはビートボックス界では相当有名な人物だ。韓国はもちろん、海外でも様々なステージに立っている。フリーラッパーとしての地位も固めているMR.BOOMBOXは、ヒップホップアルバムを準備していた中、親交のある歌手THE ONEと出会い、男女3人組としてのデビューを提案された。

最年長のJYUNKYは中国人だが、学生時代は日本で過ごしていた。韓国生活4年目であり、歌手への夢を育んできた。また、幼い頃から芸能人になることが夢だった。偏見がないため、どの国の文化も短時間で身につけることができ、大学ではジャズとボサノバを専攻していた。韓国ではガールズグループHoney Friendsとしてデビューした過去がある。

最年少のMERRYは2015年11月にガールズグループとしてデビューした。ガールズグループDia Girlsとしてデビューしたが、ニューアルバムの準備中に会社の事情によってグループが解散となった。再び練習生に戻ったMERRYはボーカルとラップの練習を並行した。

「『WALWARI』は『ワオ』と『ラララ』を合わせた造語です。グループ名について話していた時に出てきた名前です。雑談の中で誕生した名前とも言えます。MR.BOOMBOXとJYUNKYはイベントで出会いました。二人とも気さくな性格なので、すぐ仲良くなりましたし。でも、こうやってグループになるとは思っていませんでした。末っ子のMERRYはキャラがユニークです。もちろん、今はまだ姉さんと兄さんの間で顔色を伺っているんだとは思いますが(笑)」

WALWARIはデビュー曲「HAKUNAMATATA」で軽快なステージを届けることに自信を表した。EDMのジャンルをベースにしたこの曲を聴いた瞬間、パーティーやクラブの雰囲気が思い浮かぶ。しかし、メンバーたちは意外と「HAKUNAMATATA」が好きではなかったという。

「正直、第一印象は3人ともイマイチだと思っていましたが、プロデューサーが積極的に主張してきました。男女グループに慣れていなかった私たち3人と、男女3人組グループコヨーテを手がけたプロデューサーの意見が最初から一致するのは困難でした。でも聴いていたら、活かしていけると思えるパートがありました。グループ全体のためにも欲張らないようになりました」

「HAKUNAMATATA」の意味通り、すべてが上手くいくと思っているというWALWARI。大衆とのコミュニケーションのために、特定のジャンルに偏ることもしないという。曲は聴けば聴くほど愛着が湧き、再度レコーディングをした時に突然振付が頭に浮かんできたという。今は鳥肌が立つほどこの曲が好きになったと言い、笑顔を見せた。

「ステージの上にいる私たちを見てみなさんが『あの子たちはなぜあんなに楽しそうなの?』と思ってもらえたら嬉しいです。私たちも楽しいし、見ていても楽しいし、ただ全部何もかもが楽しかったらいいなと思っています。コブギ先輩の歌を聴くと、みんな楽しい気分になりましたよね?私たちもそんな風になりたいです。WALWARIを覚えてもらって、みなさんが私たちに会いたくなるように頑張ってステージに立ちます」

記者 : キム・イェナ