中国人歌手ホアン・イーユェン「G-DRAGONは私のアイドル」

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写真=10asia DB

中国にある四川師範大学で音楽を専攻していた学生は、偶然にもeverysingアプリ(カラオケアプリ) で自分の歌を公開し、200万人のファンができた。それに後押しされ、中国版SUPER STAR K「スーパーガール(超級女声)」に出演し、BIGBANGの「BANG BANG BANG」を歌って認知度を上げ、中国版「覆面歌王」である「蒙面歌王」で1位となった。そして本当の「スーパーガール」になった中国の歌手ホアン・イーユェン(黄汐源) に会った。

子供の頃、S.E.S.の「Dreams Come True」を聴いてすぐにアルバムを買ったほどのK-POPファンだったと明かしたホアン・イーユェンは、インタビューの間にもそれを思い出すように「Dreams Come True」を口ずさんでいた。機会さえあれば韓国でも活動したいという彼女の目はキラキラと輝いていた。

―韓国に来ることになったきっかけは?

ホアン・イーユェン:韓国語の歌とダンスを学んだ。韓国の歌はBIGBANGの歌を中心に練習していて、ダンスはTURBOのダンスの先生だった振付師に学んでいる。

―好きな韓国の歌手はいるか。

ホアン・イーユェン:BIGBANGのG-DRAGONさんがとても好きだ。東方神起も好きで、昔は東方神起の歌も良く聴いていた。思春期の頃はH.O.T.とS.E.S.、Baby V.O.Xの曲もたくさん聴いた。

―コラボしてみたい韓国の歌手はいるか。

ホアン・イーユェン:難しいだろうけどG-DRAGONさんとしてみたい(笑) G-DRAGONさんは私の憧れだ。

―韓国の他のコンテンツも好きなほうか。

ホアン・イーユェン:そうだ。歌手だけでなく、最近の韓国ドラマも良く観る。「トッケビ」はまだ見ている途中だが、イ・ジョンソクさんが出演したドラマ「W」は最後までとても面白く観た。

―最近韓国では、中国で韓流コンテンツの制限を意味する「限韓令」が問題となっている。中国で活動しているアーティストとして、実際に「限韓令」の存在を感じるか。

ホアン・イーユェン:BIGBANGにも「限韓令」が影響を与えているかはよく分からない。しかし、以前に中国ドラマで主演を務めていた韓国俳優たちが、今は助演ほどしか出演できないでいることを知っている。

―中国版SUPER STAR K「スーパーガール」に出演した頃のエピソードはあるか。

ホアン・イーユェン:その頃、ファン・チヨルさんとLeessang ケリさんが審査員で、私に票をくれたことを覚えている(笑) ファン・チヨルさんは本当に人気があって、その後、耳鼻咽喉科でばったり会って写真を一緒に撮ってほしいと頼んだ。また、THE ONEさんが私の先生だったのだけど、歌詞なしのメロディーだけをハミングしていて、その時私を含むレッスンを受けていた数名の学生が涙を流すほど感動した。

―THE ONEはどんな先生だったか。

ホアン・イーユェン:厳しい時は厳しいが、とても可愛い先生だったことを覚えている(笑) 人気もあったし、ステーキも作ってくれておいしかった。私もそのように、自分の感性で人々に感動を与えることができる歌手になりたい。

―あなたはステージの上でどのような歌手か。

ホアン・イーユェン:ステージ以外では称賛されると照れてしまう性格だが、ステージの上ではカリスマ性があると言われた(笑) 私自身ステージでは、強烈な雰囲気を出そうとする方だ。G-DRAGONさんのように(笑)

―今後の活動計画は?

ホアン・イーユェン:2ndアルバムを完成させるのが目標と、中国ドラマとバラエティ番組にも出演予定だ。機会があればBIGBANGの歌をもっと練習して、韓国語で歌ってインターネットにも載せたいと思う。韓国の歌を韓国語で歌った中国の歌手は多くないので、ファンの方も凄いと思ってくれると思う(笑)

―G-DRAGONのとてつもないファンみたいだ。

ホアン・イーユェン:ルックスも良いけど(笑)、声やステージ上で歌う姿も良い上に、ファッショナブルだ。多くの中国歌手たちの憧れだ。中国のモデルであり女優のアンジェラベイビーもG-DRAGONさんが好きだと聞いた。今度韓国に来る機会があればBIGBANGのコンサートに必ず行きたい。

記者 : キム・スギョン、翻訳:前田康代、写真:イ・スンヒョン