ファンの不買運動も…ガールズグループDIAのカレンダーに議論が勃発

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写真=2017 DIA「Season's Greeting」表紙、MBKエンターテインメント
最近ガールズグループDIAのファンたちのTwitterには「REST」という文言が表示されていた。ファンのアカウントがREST(休息) またはCLOSE(閉鎖) を掲げるというのは、ファン活動を休む、ファンページを閉鎖するという意味になる。これはファンがスターやその所属事務所を相手にした一番強力なレベルの抗議方法の1つだ。DIAのファンはなぜここまで怒っているのだろうか。

昨年の年末、DIAの所属事務所であるMBKエンターテインメントは、シーズングリーティングの写真を撮影した。シーズングリーティングとは、スターの写真で制作されたカレンダー、ダイアリー、写真、DVD、はがきなどで構成された新年セットで、ファンにとっては次の1年を共にする必須購入アイテムだ。そのため、そのコンセプトが公開される年末になると、どんな構成でどんなコンセプトか、ファンの期待と関心が高まる。デビューして初めて、DIAがシーズングリーティングを発売するということで、ファンの期待は高かった。しかし、ファンは怒った。制作を手掛けた写真家がロタ(Rotta) のためだった。

写真=Twitterキャプチャー
美少女写真で有名なRottaは、セーラー服やブルマ姿の写真を撮ることが多い。公開された彼の写真を見ると、グラビア写真を連想させるポーズや衣装の写真が多い。そのため一部のネットユーザーたちは「(彼のモデルがすべて成人だとしても) 少女を連想させるRotta作家特有の演出と写真はすべてロリータコンプレックスを刺激するものだと非難する。

非難の矛先はRottaと作業した芸能人にまで向けられる。もちろん芸能人モデルとの写真は、彼のグラビア写真とは露出度が違う。しかし、ネットユーザーたちはこれさえも「ロリータコンプレックスに基づいたものだ」とし、このようなコンセプトに参加した芸能人も結局「ロリータファンタジーを作ることを助長しているのだ」と非難する。DIAのファンたちがRotta作家とDIAの作業のニュースが知られて反発した理由もここにある。初めて発売するシーズングリーティングを、なぜわざわざ論争を呼んでいる作家とコラボして非難を買っているかという指摘だ。写真が公開された後、このようなファンの不安は現実のものとなり、一部のファンたちは購入をボイコットする動きを見せた。

しかし、このようなファンの反発にもかかわらず、所属事務所のMBKエンターテインメントは、シーズングリーティングのサイン会の予定を発表した。サイン会はシーズングリーティングを購入したファンだけが参加できるイベントだ。ファンサイン会の知らせを見たファンたちは怒りを見せ始めた。ファンの非難を受け入れることなく、サイン会を開くということは、ファンの愛情を込めた批判を無視した仕打ちだというのだ。サイン会の予定が知らされ、DIAのファンたちは自分たちのアカウントに「REST、シーズングリーティングファンサイン会を反対します」という文言を掲げて、強く反発した。

写真=Rottaの写真集表紙 (左) 「2015 セプロジェクト」 (右) 「ROTTA CALANDAR BOOK 2017」
Oh my Newsは6日、MBKエンターテインメントにこのようなファンの動きについて意見を聞いた。所属事務所の関係者は、ファンの怒りに対して「その気持を十分理解している。そのような反応はすべてDIAを心配して愛している気持ちから来たものであるので、感謝している」と明らかにした。

「ファンの不買運動のため急いでサイン会の予定を決めた」というファンの指摘には「サイン会は発売が決まったときに予定されていた。ファンの反発は知っているが、複数の会社と人、組織が一緒にやっていることであるため、手のひらを返すように止めることはできなかった」と説明した。

また「Rotta作家に対する論争があることは知っていたが、そのような方向を望んでコラボしたわけではない。その方は写真に光を良く利用する方であるし、そのような華やかな雰囲気が必要であったためコラボしただけだ」とつけ加えた。

所属事務所は「ファンへのプレゼントになってほしいという思いで制作したが、論争が起きて残念だ。しかし、このようなすべては結局関心と愛の表現だと思う。ファンの怒りをおさめる方法を考えている」と伝えた。

記者 : キム・ユンジョン