「ショッピング王ルイ」ナム・ジヒョン、14年間歩んできた俳優の道

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女優ナム・ジヒョンが子役のレッテルを完全に脱いだ。「ショッピング王ルイ」を成功裏に終えたナム・ジヒョンは20代を代表する女優として生まれ変わった。その中に愛情も抱き、悩みも確かにあった。

MBC水木ドラマ「ショッピング王ルイ」(脚本:オ・ジヨン、演出:イ・サンヨプ) に出演したナム・ジヒョンのインタビューが、ソウル江南(カンナム) 区論硯洞(ノンヒョンドン) のとあるカフェで行われた。

ナム・ジヒョンは「ショッピング王ルイ」でコ・ボクシル役を務め、熱演を披露した。心が温かいコ・ボクシルはルイ(ソ・イングク) と純粋なラブストーリーを披露し、たくさん愛された。視聴率も水木ドラマの視聴率ランキングの最下位としてスタートしたが、最後には1位を記録した。まさに逆走行の神話を描いたのだ。

「実は実感がありません。ドラマに入る時すでに競争作リストを知っていました。SBS『嫉妬の化身』はもう根を下ろしていたし、KBS 2TV『空港に行く道』も手ごわい相手でした。だから視聴率2位を最後まで守るだけで成功だと思いました。現場の雰囲気がとてもよかったけど、それが視聴者にも通じたみたいです。視聴率1位は私たちの気持ちをわかってくれた視聴者たちと、最後まで見てくださった視聴者たちのおかげです。『ショッピング王ルイ』は視聴者が育てたドラマだと思います。視聴者の皆さんが思っている以上に感謝しています」

実際ナム・ジヒョンは「エデンの東」、「善徳女王」、「クリスマスに雪は降るの?」などを通じて子役俳優として活動した。そのため、子役のイメージが強かった。だが、今は違う。ナム・ジヒョンは「ショッピング王ルイ」を通じて大人の俳優となった。初めてヒロインを務めたのが「ショッピング王ルイ」だからだ。子役のイメージを脱いだため、その分このドラマに対しての意味も特別なはずだ。

写真=キム・ジェチャン
「子役のイメージが強いので私がまだ10代だと思っている方も多いと思います。だから作品選びが重要でした。私の年齢に合う役割を探す過程でコ・ボクシルというキャラクターに出会えたと思いました。初めての第一歩をうまく踏み出したような気がします。だからもっと意味が特別だと思います。スタートをうまく切っただけに、うまくやっていこうと思いました」

2004年にデビューしたナム・ジヒョンはなんと14年間俳優の道を歩いている。きっと変わったこともあるはず。「何だか一段階、一段階上がっているような気がします。子供の時は母と一緒に撮影現場に行きましたが、今は違います。もう一つ変わったのは、監督に私にも台本関連の深い話をしてくれることです。それで台本を見る方法も変わったと思います。一人で研究もするけど、周りの人々にフィードバックももらいます。その過程で責任感ももっと大きくなりました。責任感とプレッシャーもあるけど、これも乗り越えなければならないと思います。再び学ぶことも多いですし」

ナム・ジヒョンは演技に対して熱い情熱を持っていた。演技に対する質問に答えるたびに目を輝かせた。いつも考えていることだからか、すらすらと話した。

「いい役を担う機会が来るかもしれません。その機会が来た時に逃さないよう練習しています。どの役割も最善を尽くして演じ、同じような役割の中でも差別化を図るために努力すべきだと思います。『ショッピング王ルイ』では初めてロマンス演技をしました。気まずいと思ったけど作品の中に溶け込んだらそうでもありませんでした。ソ・イングク兄さんにもたくさん助けてもらいました。対話もたくさんしましたし。私たちはもっと可愛く、愛おしく映ることを目指して演技をしました」

ドラマと映画を行き来しながら精力的に活動しているユン・ヨジョン、キム・ヘジャ、そしてチョン・ドヨンがロールモデルだというナム・ジヒョン。これまで熱心に走ってきた彼女であるだけに、その願いは叶えられるのではないか。

20代を代表する女優としての道はこれからだ。無限の可能性を抱いているナム・ジヒョンの将来を応援する。

記者 : パク・グィイム