JYJ ジュンスを虚偽告訴…建設業者に「罰金刑」の宣告

OSEN |

裁判所がJYJのジュンスを詐欺の疑いで告訴したが、ジュンス側から誣告罪(虚偽告訴罪) で告訴された建設業者に無罪を宣告した1審判決を覆し、罰金1000万ウォン(約100万円) の処分を科した。

ソウル中央地方裁判所刑事1部は、10日に開かれた控訴審の宣告期日で「(建設業者キム某氏に) 誣告の故意性が十分に認められる」と原審の判断は誤ったと破棄し、被告に罰金1000万ウォンの判決を言い渡した。

裁判所は「(施工会社の代表が) 工事代金とは事実関係が全く異なる借用金を主張しながら虚偽告訴をし、これを通じて実際には借用金でない工事代金を払ってもらおうとしたことは誣告の故意がある」と判断した。

裁判所は判決文で「検察が提出した証拠によると、建設会社の代表キム某氏がジュンスを相手に『自身をだまし、資金を借用した』と詐欺罪で告訴したことは、ジュンスが刑事処罰を受けるようにする目的で虚偽告訴をしたことで、キム某氏は自身が告訴した告訴状の内容が虚偽であることを十分認識した」と強調した。

また「キム某氏は虚偽の事実で刑事告訴をしたことで国家の適正な訴追および刑罰機能を阻害し、このような告訴の事実を通じて公開されたことで有名な芸能人であるジュンスの名誉が毀損されたことを考えると、罪質と犯情が軽くない」と厳しく指摘した。

以前、ソウル中央地方裁判所刑事5単独は7月14日に開かれた第1審判決で建設業者キム某氏が虚偽の事実で告訴したことは事実だが、検事が提出した証拠だけでは誣告の故意が認められないとし、無罪を言い渡した。

だが、今回の控訴審で裁判所が立場を変えたことで、デビュー以来最も不名誉な噂話に巻き込まれたジュンスの無罪が明らかになり、これまでの不名誉を挽回することになった。

裁判所はジュンスが建設業者のキム某氏から約49億ウォン(約4億9000万円) を借りたことがない事実を確認した。建築業者のキム某氏はジュンスが建築した済州(チェジュ) トスカーナホテルの施工会社の代表だ。2014年9月、ジュンス側が工事代金が膨らんだという疑惑を提起すると、これを揉み消して残りの工事代金をはやく精算してもらうため同じ年の12月、ジュンスが借りたお金を返さないと主張し、警察に虚偽告訴状を提出した。

キム某氏はこのような内容を自身が取締役を務めている地域のマスコミを通じて報道し、その後まるでジュンスが約49億ウォン相当の巨額を横取りしたと推測する色々な記事が多数報道され、メディアの報道だけでジュンスの名誉が傷ついた。

捜査に着手した検察はジュンスに「詐欺罪の嫌疑なし」と言い渡すと共にキム某氏の告訴は虚偽で誣告に当たると判断し、キム某氏を起訴した。

記者 : キム・ボラ