KARA ギュリ「再始動?まだ早いけれど…」

10asia |

2016年1月、ギュリ、スンヨン、ハラが芸能事務所DSPメディアを離れることを決め、KARAのメンバーはバラバラになった。9年という時間をKARAのメンバーとして、夢中で駆けてきたが、今はアイドルではなく、ただのパク・ギュリとしての日常を楽しんでいる。そのようにお互いに違う道を歩んでいるが、ギュリとKARAは切っても切れない関係だ。今もメンバー達と仲が良く、お互いの活動を応援しあう、心強い存在だ。

―スンヨン、ヨンジ、ハラなど、KARAのメンバー達が活動している姿を見ると、どんな気分か。

ギュリ:ソロ活動をしているけれど、メンバーが活動しているだけでも心強く感じる。誰か活動を休んでいる時、他の誰かが活動している。ファンたちに安心感を与えているようで嬉しい。

―ギュリとKARAのメンバー達はどんな関係だと説明できるか?

ギュリ:少し前にスンヨンが昔の動画を送ってくれた。昔の話もしながら、少し思い出に浸った。笑い転げながら話せるのが私たちの関係だ。

―KARAのファンたちはギュリを応援し続けている。

ギュリ:私も昔は誰かのファンだった。だからファンたちの気持ちがよくわかる。情熱が必要なことだ。それだけ何かをもっとしてあげたいという思いが大きい。

―最近、再結成する元祖アイドルが多いが、KARAにもそのような考えはあるか?

ギュリ:KARAのメンバー達はソロ活動を始めてまだ間もない。まだ再結成の話をするには早い。当然また再結成して活動している先輩方を見ると、本当にかっこいいしすごいと思う。

―久しぶりに昔の映像を見た気分は?

ギュリ:当時は本当に無我夢中で過ごしていた。新人の時は、自分がどうなのかも把握できないままスケジュールをこなしていた時もあった。本当に忙しく過ぎ去った気分だ。ステージでメンバー達と一緒にダンスと歌を歌えるということ自体が楽しかった。当時はとても楽しくてドキドキしたけれど、今思えばあっという間に時間が過ぎた気がする。

―今は余裕があるのか?

ギュリ:当時は突っ走っていたけど、今はやりたいことをしながら時間を過ごしている。人と会ったり、美味しいものを食べながらお喋りしたり、お酒を一杯たしなむ日々を楽しんでいる。実際たいしたことはしていない。昔はスケジュールがない日にも自分が忙しくしていないと大変なことになると思っていた。余裕がなかった。忙しいことが幸せだと思った。それが本当に幸せだったし、仕事ではたくさん経験したけれど、日常的な経験はあまりできなかった。今はそのような感情をたくさん感じて、考える時期だ。

―そのような感情をどのように経験しているか?

ギュリ:演技の先生と私が今何をどうやって感じているのかたくさん話し合っている。自分自身を振り返る時間がなかった。私がどんな人間なのか分かっていてこそ、他の人物を演じることが出来ると思う。だから技術的に演技を学ぶよりも、対話をたくさんする方だ。毎日毎日が驚きの連続だ。KARAの活動のときにはいつも前向きな感情だけ感じようと努力していた。今年に入って、たくさん怒ったり、狂ったように笑ったり、酔ったこともあった。私がこんなにたくさんの感情を感じることができるということに驚いた(笑) たくさんの感情を感じ、上手くコントロールしながら引き出すことが出来ればいいと思う。

―これからどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。

ギュリ:見せたことがないので、本当にたくさんお見せしたい。淡々としたものから濃い感じの色まで、様々な役に挑戦してみたい。

記者 : チョ・ヒョンジュ、写真 : チョ・ジュンウォン、翻訳 : 前田康代