ファン殺到で警察まで出動…大人気ドラマ「雲が描いた月明り」のサイン会会場が大混乱

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19日午後、パク・ボゴムに会う2時間前から景福宮(キョンボックン) 興礼門(フンレムン) 広場は「雲が描いた月明り」の主人公たちを一目見ようとする人々で溢れていた。

「雲が描いた月明り」側は同日、景福宮興礼門広場で事前に選ばれた200人のファンを対象に視聴率の公約であったサイン会を行う予定だ。しかし、景福宮興礼門広場と壁の下にはそれよりずっと多くのファンが集った。200人の10倍以上は超える人で賑わっており、事故を防止するために警察も大量投入された。

警護員たちは「ここにいらっしゃるみなさんは(サイン会を) 見ることができません。列に並んだからと言って見れるものではありません。こちらは責任を取ることができません」と何回も告知したが、ファンたちは動こうとしなかった。「雲が描いた月明り」の主人公たちと近距離で同じ空気が吸えるだけで満足できるという雰囲気だった。

興礼門広場には「雲が描いた月明り」のサイン会のテーブルと椅子、ファンたちが順番に並ぶフェンスなどが用意されていた。海外の観光客もこの珍しい光景をカメラで捉えていた。サイン会に選ばれなかったが、パク・ボゴムを見るために訪れたという50代に見える女性ファンは「サインがほしいのに」と残念がった。

写真=TVレポート DB
ファンサイン会は当初、3時から開始予定だったが、35分遅れて始まった。興礼門から見て左側の国立故宮博物館の前にリムジンが到着し、パク・ボゴムとジニョン、キム・ユジョン、クァク・ドンヨンの順にドラマの中の服に姿を現した。

俳優たちの登場に現場は騒然となった。ファンは一斉に腕を広げて携帯電話で写真や動画を撮るのに忙しく、この過程で、他の人を押したり、記者の撮影用はしごに登るなどマナーのない光景も見られた。

人が殺到し、俳優たちの姿が全く見えないとファンの惜しい声も相次いだ。俳優たちはサイン会を開始する前に立って感謝の挨拶を伝えたが、これも音が小さく、遠くからは聞こえなかった。現場は複雑だったが、ファンサイン会はパク・ボゴムの大衆的な人気を再証明する場となった。

今回の「雲が描いた月明り」のサイン会イベントは、皇太子イ・ヨン役のパク・ボゴムが8月28日に放送されたKBS 2TV「芸能外中継」で「視聴率が20%を突破するとサイン会をしたらどうか」と公約を掲げたことから開催されたものだ。

記者 : イ・ウイン