Dal★Shabet「7年目のジンクス?怖くない」

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写真=Dal★Shabet

Dal★Shabetのこれまでの6年間を1週間に圧縮すると、月・火・水・木のあいだアルバムを準備して、金・土・日にはステージの上で自由を満喫するような生活の繰り返しだった。Dal★Shabetはステージの上でファンと共に呼吸する瞬間を楽しむために、月・火・水・木は忙しくアルバム作業に専念した。天才は努力する者に勝てない、努力する者は楽しむ者に勝てないと言うではないか。楽しむために努力することができるDal★Shabetは、必ず今より更に大きな光を見ることになるグループだろう。

―8ヶ月ぶりのカムバックだ。

セリ:実際には、7月にアルバムを出す準備を終えた。タイトル曲を含めて、思っていたより良い曲をたくさんもらった。今回が10thミニアルバムなので、もう少ししっかりアルバムを作ってみようと意見をまとめ、申し訳ないがカムバックを先送りすることになった。

―多くの歌謡曲は愛をテーマにするが、今回のDal★Shabetのタイトル曲「FRI.SAT.SUN」は愛歌ではない。

アヨン:シンサドンホレンイ兄さんと一緒に作業をしながら色々な話がたくさん出て、兄さんがどんな歌詞を使いたいかと聞いてきた。もう6年目になるのでアップグレードした姿を見せたい、共感を呼び起こすメッセージのある歌を歌いたいと話した。私たちの意見を反映して作られた歌が「FRI.SAT.SUN」だ。

写真=アヨン
―毎週「金・土・日」を待ちわびるような職業ではないのに、特別に今回の歌に共感する点はあるのか?

アヨン:「FRI.SAT.SUN」は、私たちの状況とも合っている。デビューした瞬間から今まで、私たちは平坦な道を歩いてはいないし、激しく努力して大衆からも評価を受けて、我を忘れて動きながら6年という時間を過ごした。会社員じゃなくても、皆があっちこっちにぶつかりながら生活を送っているではないか。

―20代中頃なら恋愛もして、恋の話を語る時ではないか。だが、スビンはショーケースで「恋愛細胞が死んだ」と話していた(笑)

スビン:歌を歌う時、時々感情が上手く捉えられない感じがするたびに、私の恋愛細胞が死んだのではないかと思う。私の場合、今まで個人的な時間がほとんどなかった。だから休む時間ができれば、恋愛よりはまず休むことを選んだ。長い間恋愛もしていない。だからこの前からtvN「私の耳にキャンディ」を通じて、間接的ながらもときめく気持ちを経験している。

セリ:スビンはよく感情が行ったり来たりする。寂しいという言葉を頻繁に口にしながら過ごし、時々「姉さん、私仕事をするのが本当に好き。恋愛のことは考えもできない」とニコニコ笑う。

写真=セリ
―メンバーの間に絆が感じられる。

セリ:5年間宿舎生活をしていたが、今年から独立してそれぞれ住んでいる。ところが独立すると切なさが大きくなった。だから会うと本当に話したいことが多い。

ウヒ:映画やコンサートもしばしば見に行く。5年間一緒に住んで性格も皆知っているから、それぞれお互いに傷つけないように気をつける。

アヨン:もちろん傷つくことが全くないわけではないが、お互いに悪意がないことが分かっているので、すぐに誤解を解く。私たちメンバー同士では溜まることは無い。

ウヒ:スビンは違うでしょう?(笑)

スビン:違う。私は愛されている。この頃7年目のジンクスの話がよく持ち上がっているが、私たちにはそういうのはないと思う。姉さんと活動するのは天に感謝するくらい良い。周りの人々やファンの皆もそれが感じられるみたい。だからDal★Shabetをいつまでも続けて行くつもりだ(笑)

写真=ウヒ
―“10枚目のアルバム” “6年目のガールズグループ”という名称が負担に感じられはしないか?「Dal★Shabetは何故ヒットしないのか」と惜しむ人々も多い。

アヨン:「今度はヒットしなければならない」という言葉は私にとっては傷になる。もちろん、Dal★Shabetを期待しての応援の言葉であるかもしれないが、結局はヒットしなかったという事ではないか。私たちは上手くいったと思っているのに。だからこの前、そんな話をするコメントに“悲しいね”を押した(笑) アルバムが出るたびに母親が、うちの子たち上手くいくと良いねと言ってくれるのに、そんな事を聞くたびにとても申し訳ない。

ウヒ:私の考えは少し違う。私たちの歌を聞きもせず悪口から始まる言葉は特に気にしない。だが「Dal★Shabet、絶対ヒットしてほしい」というコメントは、結局私たちに関心を見せているのだから、これは良いと思う。ずっとそのような話を続けていれば、本当にいつかヒットするかもしれない。

アヨン:アイドルはファンがいてこそ存在するものだ。私たちがイベントに行くたびに歓迎してくれて、待ってくれているファンがいると実感している。だからDal★Shabetがヒットできなかったとは考えない。代わりに、一生懸命アルバム活動をして、私たちの認知度を今より更に高めるのが重要だと考えている。

セリ:私たちはデビューしてからリアルバラエティ番組に出演したことがない。私たちは本当に楽しく過ごしているのに、その姿を大衆に見せることができなくて残念だ。YouTubeやNAVERのライブ映像配信アプリ「V」を通じて普段の私たちの姿を見せているが、もう少し多くの人々に私たちの魅力をお見せしたい。

写真=スビン
―4人組に変わってから2番目のアルバムだ。

スビン:4人体制に変わったのに知らない人々もいて、これまでメンバー6人でずっとアルバムを出してきたのに、4人に変わるとファンにその空席が見えることもある。だからその空いた部分を満たそうと努力している。4人だが上手くやっている。

セリ:状況が合わず一緒にやっていくことができなくなっただけだ。今でも脱退したメンバーとはずっと連絡しているし、その子も私達を一生懸命応援してくれている。

―そうやって応援してくれる人々がいるということは本当に良いことだ。

アヨン:あらゆる事を辞めたい瞬間にも、ファンが残した手紙を読むと、私とこんなに会いたがっている人が多いということを実感するし感謝している。本当に想像以上で心強い。

ウヒ:私たちが個人活動をする時もたくさん関心を持ってくれる。特に好きなメンバーにさらなる愛情を注げるので、私たちのファンはDal★Shabet自体を愛してくれる。ファンが私たちに似てくるみたいだ。

セリ:団結心みたいなのがあるようだ。ファン同士で会って、1杯飲んだりもするそうだ(笑)

―「金・土・日」は、1週間の疲れをほぐし自由を満喫できる瞬間だ。Dal★Shabetにとっての「金・土・日」はいつか?

ウヒ:ステージの上にいる時?(笑)

アヨン:ウヒの言うとおり。アルバムを準備する時は月・火・水・木で、ステージに上がると金・土・日だ。アルバムを準備する時は、あまりにも心配をしてしまうので大変だ。

セリ:私たちが1位になれば金・土・日が完成するのではないか。

スビン:私は1位候補になっただけでも嬉しいかも(笑)

記者 : ユン・ジュンピル、翻訳 : 前田康代、写真 : イ・スンヒョン