“絵の代作議論”チョ・ヨンナム側、無罪を主張

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写真=TVレポート DB
絵の代作疑惑による詐欺の疑いで起訴された歌手兼画家のチョ・ヨンナムが裁判所に出頭した。

10日、ソウル中央地方裁判所では詐欺の疑いで起訴されたチョ・ヨンナムと彼のマネージャーチャン氏の初公判が行われた。今回の公判は草束(ソクチョ) 地院から裁判管轄権がソウル中央地方裁判所に渡ってから初めて行われるもの。

この日、チョ・ヨンナムの法定代理人は「公訴事実を否定し、無罪を主張する」と伝えた。続いてこれについて2つの理由を付け加えた。

チョ・ヨンナムの法定代理人側は「法律的主張の中に最初の告知があるが、絵を買う人にいちいち告知する義務があるのかが疑問だ」とし、「買う人みんなに告知が出来るのか疑問がある。方法もそうだ。すべての芸術で問題になる」と知らせた。続いて「有名人が自伝を書いたとき、代筆作家がいることを知らせるべきか、すべての芸術界で告知義務が重要な先例になるとみ」と明かした。

また「詐欺罪欺瞞(ぎまん) の故意のうち、故意があったのかも疑問だ。従来、すべての美術に関連付けることはできないが、助手を使ったり助けを受ける。場合によって告知の義務があるとしても、一般人はわからない」とし、「検察では90%を助手が描いたと言ったが、今はその部分が抜けている。軽微な上塗りだけをしたとみる。作品のアイディアは被告人がすべて与えた。助手は単純労働、何パーセントを描いたか、上塗りがなぜ軽微なのか知らせたい」と強調した。

チョ・ヨンナムは2011年9月から昨年1月まで、ソン氏とA氏など代作画家に注文した絵に、上塗り作業を少しだけして自分の署名をした後、17人に21点を販売し、約1億5300万ウォン(約1530万円) を取得した疑いで不拘束起訴された。またチャン氏は昨年9月から今年4月初旬まで代作の犯行に加担し、3人に代作の絵5点を販売し、約2680万ウォン(約268万円) を取得した疑いがもたれている。

当初この事件は今年7月、春川(チュンチョン) 地裁の草束地院で初公判が開かれた。しかし、チョ・ヨンナムの裁判管轄権変更要求が受け入れられ、ソウル中央地裁に移送された。刑事訴訟法は、刑事事件裁判の管轄権は原則的に被告人の住所地および居所地、現在地と犯罪行為地で決めると規定しているためだ。

記者 : パク・グィイム