HIGH4 20「ヒップホップは僕たちの二十歳」

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写真=N.A.Pエンターテインメント
HIGH4 20が登場した。HIGH4のユニットであり、ジャンルはヒップホップだ。HIGH4の“ビジュアルメンバー”アレックスとヨンジュンが意気投合した。幼い頃からずっと聴いてきた音楽を、より多くの人々と楽しみたかった。アレックスとヨンジュンにとってヒップホップは夢であり、その夢が始まったのは二十歳からだった。そうやってHIGH4 20が完成した。

HIGH4 20は10月3日、デビューアルバム「HookGA」をリリースした。HIGH4でラップを担当しているアレックスとヨンジュンによるユニットだ。タイトル曲「HookGA」にはヨンジュンとデビュー前から仲が良いMAMAMOOのファサがフィーチャリングで参加した。3人は「HookGA」の中でそれぞれ個性のあるラップを届けた。

「もともと僕たちはミックステープを発売するために着実に曲を作ってきました。その準備過程でどんどん実力がつきました(笑) グループのミニアルバムに収録される予定でしたが、そうするにはあまりにも勿体無いと思いました。収録曲ではなくタイトル曲として活動したかったんです。ハハハ」

アレックスとヨンジュンはHIGH4のメンバーであるソング、ミョンハンのサポートを受けてユニットを結成した。幼い頃からヒップホップを好んでいた二人が意気投合すると、他のメンバーたちも応援してくれた。ソングとミョンハンは現在、11月中旬に予定されているグループでのカムバックの準備に励んでいる。

「HIGH4としてはヒップホップの曲ができないので、ユニットを選びました。僕はアメリカのニューヨーク生まれです。スポーツ、コンピューター、デザイン、音楽の分野に関心があり、実力もかなりありました(笑) その中で音楽が一番好きだったので、6年前、二十歳の時に韓国に来ました」(アレックス)

「実は芸能人としてデビューしたいという夢は持っていませんでした。そんな中、街でスカウトされました。両親から譲り受けた外見のおかげで……ハハハ、冗談です。それでも幼い頃からヒップホップはよく聴いていました。歌手の練習生として正式に音楽を学んでいると、もっと好きになりました。僕がデビューしたのが二十歳の時です」(ヨンジュン)

アレックスとヨンジュンにとって“二十歳”は特別なものだった。アレックスはアメリカから韓国に夢を叶えるために来た年齢。ヨンジュンは平凡な学生から歌手としてデビューした年齢だった。そこで、ユニット名にも必ず“二十歳”を入れたかった。

「僕たち二人で、若くて始めるという感じを与えたかったんです。二十歳の覇気も盛り込みたいと思いました。二十歳の心で、僕たちがやってみたい音楽をやろうという意気込みもありました」

今回の曲にはMAMAMOOのファサがフィーチャリングに参加した。デビュー曲「春、恋、桜の花じゃなくて」ではIU(アイユー)、その後に発売した「もっと近くで…」ではキム・イェリムがHIGH4をサポートした。そのため、女性シンガーのフィーチャリングに対するプレッシャーも当然あった。

「MAMAMOOの認知度を利用したいと思っていたわけではありません。もちろんファサはブレイクしましたが、曲のクオリティを高めるためにお願いしたのです。正直、IU先輩とコラボした後に心配はありましたが、ファサとは約束をしていたのです。『僕たち、デビューしたら、いつか絶対に一緒に歌を出そう』と約束していました。『HookGA』でそれが実現しました」

HIGH4 20には今後の予定がたくさんある。ユニットとグループの活動を並行し、着実にミックステープも発売する予定だ。日本ではコンサートを開催する。アジアで行われるプロモーションにも参加する。それでもアレックスとヨンジュンは期待が隠せない様子だった。

「僕たちはこれから様々なスタイルを届けていきます。音楽も、ステージも。今回の振付は海外の振付師が手がけました。ミュージックビデオはアメリカのロサンゼルスで撮影しました。曲を作って、歌詞を付けるのが面白いんです。特にヨンジュンの場合、言葉遊びをヒップホップに溶け込ませるのがとても上手です。アルバムの成績ですか? 成績が良かったら本当にいいですね。でも、まずはリラックスした気持ちで始めたいです。僕たちが楽しくしていると、大衆も楽しんで見てくださるのではないでしょうか。多分、“HookGA”(発音すると韓国語で夢中になるとの意)になると思います。ハハハ」

記者 : キム・イェナ