ユ・スンジュン、ビザ発行拒否に対する取り消し訴訟が棄却される…結局踏むことができない韓国の地

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写真=ユ・スンジュン Weibo
歌手ユ・スンジュンが韓国の地を踏みたいとして、大衆の前でひざまずいて行政訴訟まで進めたが、結局司法府はこれを拒否した。

ソウル行政法院行政1部(部長判事:キム・ヨンチョル) は本日(30日) 午後2時、B220号法廷にて進められたユ・スンジュンの査証(ビザ) 発行拒否処分の取り消し訴訟を棄却した。

この日裁判所はユ・スンジュンの訴訟を棄却して、「国防の義務遂行に支障を招いて、韓国社会の秩序を惑わす恐れがある。公共の安全、善良な風俗を害する」と判示した。

ユ・スンジュンが韓国に入国して再び芸能活動をする場合、兵役の義務を果たす人々に被害を及ぼして、青少年に兵役逃れの風潮が蔓延しえるという点を根拠に上げた。特に裁判所は、ユ・スンジュンが社会服務要員招集期日を3ヶ月延期し、アメリカに入国してアメリカ市民権を取得したことに関連して、兵役回避のためのものだと判断した。

ユ・スンジュンは2002年、軍入隊のための身体検査で社会服務要員判定を受けて入隊予定だったが、突然韓国国籍を放棄、アメリカ市民権を取得して兵役が免除された。これを受けてユ・スンジュンに対して兵役逃れを非難する世論が沸き立ち、法務部はユ・スンジュンの入国制限措置を下した。2002年2月に仁川(インチョン) 国際空港で入国が拒否されてから、14年にわたり韓国の地を踏むことができずにいる。

その後、昨年5月にユ・スンジュンはインターネット放送アフリカTVを通じて、ひざまずいて積極的に入国許可を訴えた後、アメリカの駐ロサンゼルス領事館に入国ビザを申し込んだが拒否された。当時ユ・スンジュンは、「アメリカ市民権をあきらめて軍入隊をしても入国禁止が解除されて韓国国籍を回復して、韓国の地を踏みたい」と語った。それと共に、韓国国民と兵務庁の関係者たちに「どんな方法でも韓国の領土を踏みたい。善処してほしい」と泣いて訴えた。

同年10月にユ・スンジュンは、「韓国政府が在外同胞に発行するF-4ビザを発行してほしい」と主張して行政訴訟を提起したが、結局彼が韓国の領土を踏むことは許されなかった。

記者 : チェ・ジイェ