映画「阿修羅」チュ・ジフンの魅力ポイントを分析!

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写真=映画「阿修羅」

チュ・ジフンが映画「阿修羅」で爆発的な存在感を放っている。

チュ・ジフンは韓国で9月28日に封切られた映画「阿修羅」で、善と悪を行き来する後輩刑事ムン・ソンモ役を熱演している。チョン・ウソン、ファン・ジョンミン、クァク・ドウォン、チョン・マンシクなど、錚々たる先輩俳優たちの間でも自分だけの卓越したオーラを放ったチュ・ジフンに好評が相次いでいる。今回は観客を惹きつけたチュ・ジフンの魅力ポイントを探ってみよう。

善と悪を行き来する立体的なキャラクター

チュ・ジフンは悪人揃いの「阿修羅」で唯一、善から悪へと変貌するキャラクター ムン・ソンモを完璧に演じた。やや鈍く、明るい刑事からハン・ドギョン(チョン・ウソン)の指示で悪徳市長パク・ソンベ(ファン・ジョンミン)に忠誠する遂行チーム長になるまで、次第に悪染まり、変わっていく人物の複雑な内面を繊細に描く。

特にチュ・ジフンは義理と野心の間でギリギリの綱渡りをし、観客を映画に引き込む。純粋さと卑劣さが交差する顔で、危なっかしい感情をそのまま描いたチュ・ジフンは、絶対悪の隙間で共感や憐憫まで引き出し、深い印象を残す。


義理か、野心か!ブロマンスに注目

誰と一緒にいても魔性のケミ(相手役との相性)を生み出すチュ・ジフンは、今回の映画でも“ケミ本能”を見せる。公開前から話題を集めたチョン・ウソンとの特別なブロマンスは一番の見どころだ。兄弟のように特別だった先輩・後輩刑事である二人は、悪徳市長パク・ソンベを巡って妙な競争に至り、張り詰めた緊張感を形成する。

また悪の中枢パク・ソンベとの危険な相性も目を引く。想像も出来なかった権力を味わった後、パク・ソンベに認められるために極悪なことをいとわないムン・ソンモの姿は、物語を一層豊かにし、興味を引き出す。相手や状況によるチュ・ジフンの本能的なリアクションが完璧なシナジーを織り成し、映画を見るもう一つの面白さを届けているとの評価だ。


チュ・ジフン初のアクション映画

高い身長や都会的なルックスから、アクションが得意であることが予想されるが、「阿修羅」はチュ・ジフンの初めてのアクション映画だ。人物の感情が爆発することで出てくるぶつかりと動きなどで構成された「阿修羅」のリアルアクションを再現したチュ・ジフンは、体当たりの熱演を通して演技の幅を広げた。見る者を夢中にさせるアクションの中で観客たちは予測不可能なチュ・ジフンの危険な魅力に引き付けられると見られる。

このようにチュ・ジフンは、最高潮に達する演技力で魅力的なキャラクターをさらに立体的に仕上げ、多彩なケミと熱血アクションを通して深い余韻を残す。錚々たる俳優たちの間で物語の軸を支え、強烈な存在感を上気させたチュ・ジフンの活躍に熱い関心が集まっている。

チュ・ジフンが出演した映画「阿修羅」は地獄のような世の中でただ生き残るために戦う悪人たちの物語を描いた犯罪アクション映画。韓国で28日より公開されている。

記者 : キム・ジヒョン