釜山国際映画祭が10月6日開幕へ…オープニング作はチャン・リュル監督の「春の夢」

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写真=リュルフィルム
チャン・リュル監督の「春の夢」が、10月6日に開幕する第21回釜山(プサン) 国際映画祭のオープニング作として上映を確定した中、7日俳優たちのアンサンブルが期待される神秘的な雰囲気の予告ポスターが公開された。

「春の夢」は独特なオーラを放つ3人の男イクチュン、ジョンボム、ジョンビンと、見るだけでドキドキする彼らの女神イェリが夢見る、彼らが生きる世界を描いた映画だ。

ベルリン国際映画祭、ベネチア国際映画祭など世界3大映画祭が愛する世界的な映画人チャン・リュル監督は、パク・ヘイル、シン・ミナ主演の「慶州(キョンジュ)」で映画空間の美学を披露すると同時に、大衆的な感覚で観客と交流しようとした。

彼の10作目の長編映画「春の夢」でも監督は、ソウルだがソウルらしくない、現在だが現在らしくない、妙な雰囲気を醸し出す水色(スセク) という場所を通じて、登場人物との旅程を共にし、彼らの描写を様々な質感で表現する。

そこにヤン・イクチュン、パク・ジョンボム、ユン・ジョンビン監督とハン・イェリが、それぞれ自身の名前と同名のキャラクターを演じ、予測できない組み合わせで期待を高めている。また、チャン・リュル監督と前作で縁のあるシン・ミナ、ユ・ヨンソク、キム・ウィソン、キム・テフンなど豪華なラインナップの特別キャストが加わり、映画に対する好奇心を煽っている。

映画の内容と同じくらい、予告ポスターもまた目を引く。映画的な空間が与える描写とキャラクターの個性がよく表れている予告ポスターは、ソウル上岩洞(サンアムドン) の先端地区、デジタルメディアシティ(DMC) と向かい合っている水色駅周辺のビルの屋上にいる彼らの姿を収めている。

ビルが並ぶDMCを眺めるイクチュン、ジョンボム、ジョンビンと、彼らと違う方向に立ち1人だけ考えに浸っているイェリの姿は、「バカみたいな夢を見た」という文言と映画のタイトルと絶妙に調和しており、彼らのストーリーに好奇心をそそられる。また、ポスターを通じて、外見だけでも周辺を圧倒する独特な魅力の持ち主たちの3人の男性たちと、彼ら全員が好きで大切に思うイェリのキャラクターが表現されている。

モノクロ映画だけが持つ、奥深く神秘的な雰囲気を醸し出す予告ポスターを公開した、映画人チャン・リュル監督の10作目の長編映画「春の夢」は、10月韓国で公開される予定だ。

記者 : ソン・ジヨン