「ホグの愛」チェ・ウシク&AFTERSCHOOL ユイ“お互いに好きなら走り出せばいい”

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チェ・ウシク×ユイ(AFTERSCHOOL)×イム・スロン(2AM)、豪華若手スター競演で贈るTVドラマ「ホグの愛」のDVD-BOX1が好評発売中、DVD-BOX2は9/2に発売となる。

恋愛経験ゼロの主人公ホグ(チェ・ウシク) が初恋相手で“韓国の人魚姫”と呼ばれる国民的人気のスイマー・ドヒ(ユイ) がシングルマザーになり、そんな彼女を支える「ホグ」の愛の物語。コメディ調で展開しながらも、ビハインドストーリーはシリアスだったと気付かされる憎い演出も。高校時代の淡い回想も織り交ぜながら「そういうことだったのか!」というヒネリもうまく、上質なストーリー展開と語り口が見どころだ。そんな本作で主演を務めたチェ・ウシクとAFTERSCHOOLのユイに、ドラマエピソードをたっぷりと語ってもらった。

「ホグの愛」のシナリオを読んだ時、どのような印象を抱きましたか。こんな部分に惹かれたというのがあれば教えてください。

チェ・ウシク:初めて台本を受け取った時、原作のウェブコミックがあったので少し不安になりました。ファンがすごく多い作品なので。僕がどういう演技を見せたら、ファンの皆さんの心を動かせるだろうかと思ったんです。でも、台本の内容がとても温かく仕上がっていたので、その点がいいなと感じました。

ユイ:私も最初にウェブコミックを読みました。私の場合はシングルマザーというキャラクターが魅力的でした。重たいテーマも組み込まれていますが、それを乗り越えようとするドヒという女性を演じてみたいと強く思いました。この役をやりたいという気持ちが強かったです。

カン・ホグとト・ドヒを演じていて、いちばん気を使った点や視聴者にこんなふうに見てもらいたいと自分なりに気をつけた部分はありますか。

チェ・ウシク:ホグは非現実的ないい人に見えたので、もう少し現実的ないい人に見えるよう気をつけました。ピョ・ミンス監督とも、想像の中では怒ったり大声を出したりしようと話し合ったんです。少しオーバーなところもありましたが、そういった面も見てもらいたいと思いました。漫画では、あまりにもいい人に描かれているので。漫画とは、もう少し違う表情を見せられるよう演じました。

ユイ:私はホグの初恋の人でもありますが“国民の妹”というイメージを持たれている人です。私はそんな経験をしたことないし、そんな役を演じたこともありません。なので、どうすればト・ドヒらしく見えるのかなと最初は悩みました。出産の演技も経験がありませんでした。そして、私が水泳をしていたことを知っている人もいるので、泳ぎの練習を基礎から見直しました。演技となると難しいので。すべてにおいて、初めてのこととして試すことができたので、他の役よりも勉強になることが多かったです。

ホグは思いやりがあり、慈愛の精神に満ちているともいえる一面がありますよね。一方のドヒは情熱的で負けず嫌いで、かつ温かい心も持っています。それぞれ、本人と役が似ていると思う点と、違うなと思う点を教えてください。

チェ・ウシク:僕がものすごくカッコいい役を演じていたら、まったく似ていなかったんですが、僕自身の生き方もありきたりなものなので、そういうところは似ていると思います。どこにでもいそうで、弱そうに見えることには自信があるので、そういうところが似ていました。でも僕はあそこまでいい人ではないので、そこはちょっと違います。

ユイ:そんなことない。あなたはいい人よ。久しぶりに会ったからね(笑)。

ユイさんはどうですか? ト・ドヒとは、努力家で勝負欲が強いところは似ているのではありませんか?

ユイ:はい。そこはすごく似ています。負けず嫌いですし、挑戦するのも好きですし、熱い性格ですし。そういうところは、とても似ています。ト・ドヒを演じていると、気分がスッキリすることが多かったです。演じていた3~4ヶ月の間、気持ちが楽でした。ドヒを演じ終えてからけっこう経ちますが、今でも忘れられない役の1つです。リラックスして演じられたキャラクターだったので、それくらい自分に似ていました。多くの人に愛されている点と、国民の妹のような存在であるという点を除けば、すごく似ていると思います(笑)。

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ウシクさんへ質問です。この作品で初主演を飾り、思い入れが強い作品になったことと思います。映画とドラマの両方で活躍中ですが、初めてのドラマ主演を通して演技への姿勢や意識に変化はありましたか?

チェ・ウシク:他の作品もそうだとは思いますが「ホグの愛」は、ホグとドヒとクムドンが出ないシーンがほとんどなかったんです。だから、視聴者の皆さんが飽きるんじゃないかという不安があり、大きなプレッシャーを感じていました。いつもなら視聴率はあまり気にしないのに、今回は放送の次の日に確認してしまい、何パーセントか下がっていたら自分のせいなんじゃないかと責任や不安を感じていました。でも、ピョ・ミンス監督が家族のように接してくれましたし、現場の雰囲気も良かったんです。あとは、緊張するような先輩がいませんでした。もちろん、お母さんやお父さんなどベテラン俳優はいましたが、同じ世代の仲間と過ごすことが多かったので、にぎやかに笑ったり、ふざけ合ったりしていました。ドラマに出演して感じたことは、もちろん他の映画やドラマでも同じなんですが、自分ではなく相手の演技が大切だということでした。感情を込めるシーンがたくさんありましたが、ユイさんは最初から100パーセントで演じてくれるんです。なので、僕は無理せずに感情を込めて演じることができました。ユイさんのおかげです。

スロンさん演じるガンチョルとのロマンスともいえるシーンがいくつかありました。演じてみていかがでしたか?

チェ・ウシク:初めてスロンさんに会った時、すごく背が高くて、目も大きくて。僕は鏡の中でいつも小さい目を見ていたので、目の大きな人と近くで向き合うのは慣れなかったですし、男性同士のロマンスも初めてだったので、最初はやっぱりやりづらかったです。でも、スロンさんとは性格が似ていたから、最後までやれたんだと思います。どうすれば2人の顔がよく映るだろうかと一緒に悩んだりもしました。スロンさんに壁に追いやられるシーンがあるんですが、笑いをこらえるのが大変でした。スロンさんとのシーンでNGを出す時は、ほとんど笑ってしまうせいでした。

ユイ:キスしようとするシーンを撮る時、2人ともすごく真剣なんです。私はそれを見ているんですが、2人して顔の角度を気にしたりして、見ているほうが恥ずかしかったです。本当に2人とも真剣なんですよ。楽しんでいるようにも見えました。

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次はユイさん。先ほど、少しお話にもありましたが、クムドンの母親役を演じてみていかがでしたか。

ユイ:出産シーンの後で初めて子どもを抱いた時、10分も抱っこできなかったんです。すごく重くて。それに落としたらどうしよう、ケガさせたらどうしようと余計に考えてしまって。演技に集中しなければならないのに、子どもが泣いたらどうしようと気になって集中できないんです。10分も抱っこできなかったのに、腕は震えていました。お母さんたちは、どんなふうに抱っこしているのかと混乱すらしてしまったんです。10分だけ抱っこするのが、こんなに難しいのかと。でも撮影が進むにつれて、子どもを寝かしつけることができるようになりました。私が大好きなシーンの中に、寝ている子どもの横でホグへの思いを子どもに告白するシーンがあります。さっきは冗談のように話しましたが、ああいうシーンを撮ると、本当に本当に子どもがいたらいいなと…(笑)。そんなふうに思いましたし、子どもの大切さも感じました。自分の子どもではありませんが、実際に妊婦さんのお腹にいる赤ちゃんの心音も聞いたんです。生まれたばかりの赤ちゃんが私に笑いかけてくれたり、神秘的でした。実は、これから子どもがテーマのドラマを撮る予定なんです。「ホグの愛」を通して、すごくたくさんのことを学びました。子どものことがもっと好きになりましたし、私にとって大切な作品になったと思います。

クムドンはすごくかわいかったですよね。

ユイ:ファンの皆さんが赤ちゃん用品をたくさんプレゼントしてくれました。日本のファンの皆さんもくれたので、すごく不思議でした。

チェ・ウシク:ユイさんに子どもはいないのに、赤ちゃんの物をくれたの?

ユイ:クムドンヘのプレゼントよ。なので、やっと日本で放送されると聞いて嬉しいです。

ウシクさん共演していかがでしたか?

ユイ:ホグにはとても感謝しています。本当に一生懸命なのを感じましたし、いつも「リラックスして」と言ってくれました。ホグの優しさが感じられて、ドヒはこんな気持ちになるんだなと思いましたし、頭ではなくて心で演じられたのは久々だったような気がします。ホグとは、機会があればまた一緒に演技がしたいです。

イ・スギョンさんが演じたホギョンは恋愛のプロという設定で、ホグに恋愛のアドバイスをしていました。その中で印象に残っているセリフはありますか?

チェ・ウシク:セリフを最初から最後までは覚えていないんですが、信号を例にして話すシーンがあったんです。(ホグは) 好きな女性がいたら走れと言うんですが、そのシーンを最初と最後に撮影しました。ホグとドヒがキスもします。そのシーンがいちばん印象的なんですが、恋愛のアドバイスとして役に立ったかどうかは…(笑)。そのシーンがすごく記憶に残っています。

ユイさんはいかがですか。

ユイ:ホギョンが言っていたセリフはすごく長いんですが、心に響きました。ホグの言うように、現実には起こりそうにないことだけど、筋は通っていると思います。ぜひ注目して見てください。

このドラマは単純なコメディーではなく、家族やシングルマザー、同性愛などのテーマも描かれていますが、視聴者の心が温まる作品でした。「ホグの愛」に出演してから、自身の恋愛観に影響を与えたことがあれば教えてください。

ユイ:影響を受けたことはありませんでしたが“初恋は実ることもある”ということが分かりました。お互いに好きなら走り出すべきだと思います。それに、たとえフラれたとしても、アタックしてみていいと思いました。ホギョンの言葉のように。

チェ・ウシク:僕はドラマを通して、恋愛観よりも家族の温かさに気づかされました。僕らは初恋でしたが、他のドラマで描かれるような恋愛じゃなかったんです。父親として、母親としてクムドンのことを考え、お互いに愛し合ってという感じでした。それで家族の大切さや温かさを学んだんですが、恋愛観か…。好きな人を温めてあげて愛してあげれば、成功できるかも…(笑)。失敗するかもしれませんが、成功するかもしれない。恋愛は大変そうだ。

最近はデジタル化が進んで展開もスピード重視になっていますが、今回のドラマはアナログに描かれていました。その点も温かいなと思いました。それでは、これから挑戦してみたい役はどんな役か、どんな俳優になりたいかを教えてください。

チェ・ウシク:役までは分かりませんか、ジャンルではホラーやアクションに挑戦してみたいです。顔が血だらけになったりする役をしてみたいです。

俳優としては、どのような価値観を持っていたいですか?

チェ・ウシク:いつも聞かれる質問なんですが…。いい格好を見せるためだけに努力はしたくないです。いろんな表情を見せたいですし、人間味のある役を演じていきたいです

ユイ:悪役をやってみたいです。年齢も重ねて子どもの母親も演じるようになったので…。どんな役がいいかとか、今まで制約してきたことはなかったんです。演技についてはまだまだ勉強中ですし、任された役をきちんとこなせるようになりたいです。自分は未熟だと思うので。私の名前ではなく、役名で呼んでもらえるような役者になりたいです。「ホグの愛」では、ユイよりもドヒと呼ばれることが多かったです。こんな演技をもう一度してみたいと感じています。

「ホグの愛」の見どころを挙げるとすればどんな点でしょうか。これまでのお話にも出てきましたが、改めてお話しください。

チェ・ウシク:家族がいちばんのポイントだと思います。家族の大切さをたくさん描いたドラマです。他のドラマのように、男性の主人公が出てきて、女性の主人公が出てきて恋をするという話でもないし、大きな問題を描いてもいます。本来なら、もっと笑えてドタバタに描けるドラマですが、登場人物の感情や描かれているエピソードがシリアスな面もあります。それだけ、いろんな面が見られるドラマになっています。

ユイ:ホグが真剣に言ってくれたので、私からはホグのダンスに注目してもらえれば、きっと楽しんでいただけると思います。韓国ですごく話題になったんですよ。すごかったんだから。

ウシクさんのダンスに注目ですね(笑)。それでは最後に、日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

チェ・ウシク:日本のファンの皆さん、こんにちは。このドラマは家族の温かさがたくさん描かれていて、きれいなユイさんと僕のラブストーリーも描かれています。たくさんの見どころがある作品なので、暇な時に見てもらえるだけでも楽しんでもらえると思います。感動もできるドラマです。どうぞよろしくお願いします。

ユイ:「ホグの愛」は重たいテーマを描いていますが、愉快に痛快に描いた作品です。ぜひ応援してください。楽しいストーリーなので、気に入っていただけると思います。ありがとうございます。

■DVD情報
「ホグの愛」
DVD-BOX1 発売中
品番:TCED-3127
価格:¥15,200+税
【DVD 仕様】2015年/韓国/カラー/本編各話約60分/第1話~第8話収録/16:9LB/片面・1層/音声:[オリジナル韓国語]ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ/字幕:日本語字幕/各巻2話収録/4枚組

DVD-BOX2
2016年9月2日(金) 発売
品番:TCED-3128
価格:¥15,200+税
【DVD 仕様】2015年/韓国/カラー/本編各話約60分+特典映像(予定)/第9話~最終話(第16話) 収録/16:9LB/片面・1層
/音声:[オリジナル韓国語]ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ/字幕:日本語字幕/各巻2話収録/4枚組
※仕様は変更となる場合がございます。
※韓国放送:2015年2月9日~2015年3月31日/tvN/全16話
発売元:クロックワークス
販売元:TC エンターテインメント

【特典映像・封入特典情報】
○特典映像
【DVD-BOX2】
チェ・ウシク&ユイ撮り下ろしインタビュー
メイキング映像(予定)
○封入特典
【DVD-BOX1】
ストーリーブックレット
【DVD-BOX2】
ストーリーブックレット

記者 : Kstyle編集部