俳優オム・テウンが性的暴行の疑いと関連した調査を受けるため、本日(1日) 警察に出頭した。

オム・テウンはこの日の午後1時53分ごろ、京畿道(キョンギド) 盆唐(プンダン) 警察署に姿を現した。彼はこれまでの気苦労を見せるように少しやつれた顔で報道陣の前に立った。

この日、オム・テウンは「すべての疑いを認めるのか」「オフィステル(事務所としても住居としても使える施設) 内のマッサージ店に出入りしたのは事実か」「誣告(虚偽告訴) 罪で告訴する予定なのか」という質問に「警察の調査で釈明する」と一貫した答えを返した。

オム・テウンは今年1月に京畿道城南(ソンナム) 市盆唐区にあるオフィスホテルのマッサージ店で、告訴人のA氏に性的暴行を加えた疑いが持たれている。告訴人のA氏が「うちの店は売春を提供する店ではないのに、今年1月に男性芸能人が一人でやってきて私に性的暴行をくわえた」という内容の告訴状を提出したのだ。

警察は今回の調査でオム・テウンが該当マッサージ店を訪問したのか、A氏とオム・テウンの性関係が実際にあったのか、性関係があったとすれば強制性があったのかなどを集中的に追求する予定だ。

これに対してオム・テウン側は疑いを否認している。所属事務所のキーイーストは先月26日「告訴人が主張する内容が事実ではないことがわかった。告訴人に対しては誣告および恐喝などによるすべての法的対応を検討している」と公式コメントを明かした。

何より告訴人のA氏が先月12日に常習的な詐欺の疑いで収監されたことが知られ、状況がより混乱している。A氏は2011年から2013年まで京畿道、忠清北道にある風俗店7ヶ所からから数百万ウォン台(数十万円) の前金をもらった後、行方をくらます手法で3300万ウォン(約300万円) に達する金額を騙し取ったことが知られ、詐欺の罪が認められて懲役8ヶ月の実刑を言い渡された。

警察はA氏が6ヶ月が過ぎた後に告訴状を提出した点、A氏の犯罪前歴などを考慮し、A氏がオム・テウンを誣告した可能性も含めて捜査を行う方針だ。

オム・テウンの主張通り、無嫌疑処分を受けたとしても、すでに彼のイメージは大きく傷ついた状況だ。男性芸能人たちの性的暴行関連事件が水面上に上がって議論を巻き起こしている中、今回の事件がどのような結果をもたらすかに注目が集まっている。

オム・テウンは2013年にバレリーナのユン・ヘジンと結婚し、娘のジオンちゃんが産まれた。