ソンフン「俳優に認められる俳優になりたい、それが本当に僕の気持ちそのまま」

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デビュー作品からバラエティ番組、週末家族ドラマまで、出演する作品ごとにヒットしている俳優ソンフンに会った。以前の「@star1」とのインタビューで「俳優に認められる俳優」になりたいと抱負を明かした彼は、今もその時と全然変わっていないとし、当時を振り返った。売れるスターにはそれだけの理由があった。今ソンフンが人気の理由を2回会った記者にも、指が足りないほど数えることができる。

―「@star1」とは久しぶりですが、今日の撮影はどうでしたか?

ソンフン:楽しかったです。写真もすごく気に入っていますし。でも、今早くご飯を食べに行こうと思っています。今日が思いっきり食べられる最後の日です。5週間ほどのプログラムを計画していますから(笑) 筋肉づくりプロジェクトというか。だから今日できる限りいっぱい食べておこうと思っています。

―KBS 2TV週末ドラマ「ドキドキ再婚ロマンス 子どもが5人!?」が有終の美を飾りました。家族や友だち、周りからの反応はどうですか?

ソンフン:こんな質問をたまに受けます。しかし、本当に周りから反応がありません(笑) 母がたまに電話でチェックしてくれる程度?近い知人たちは反応といっても、男たちはリアクションがあまり大きくないですね。「おお」「へえ」くらいです。

―その中でも一番しっかりモニタリングしてくれる人は?

ソンフン:僕です。僕自身。僕が僕の作品を一番よく観て楽しんでいるみたいです。ハハ。

―今回の作品を通じて10~20代の女性視聴者たちを魅了していますが、心境を聞かせてください。

ソンフン:「ドキドキ再婚ロマンス 子どもが5人!?」は週末ドラマじゃないですか。本来は年配の方々がよく観る時間帯ですが、今回の作品は特有で年代層が様々だったそうです。若い人たちも楽しく観てくださったみたいで。本当に新鮮な気分でした。そのように評価されて嬉しかったです。

―ファン層が若くなったことを実際に実感していますか?

ソンフン:人が多い繁華街に行くと少し感じます(笑)

―演技力に対する論争や悪質な書き込みがほとんどなかったですね。イメージの良い俳優として成長しましたが。

ソンフン:まだ悪質な書き込みをされるほど認知度がないのでしょう。僕の目には演技の穴が見えて恥ずかしい時が何度もありました。しかし、実は僕が演じたサンミンというキャラクターは誰が演技してもある程度基本的にはこなすことのできる役です。僕はそれこそキャラクターに助けられたのです。

―記事をチェックしながら記憶に残る書き込みはありませんでしたか?

ソンフン:僕のファンではなかったと思いますが、僕の作品をデビューした時から観てくださっていた方がいました。僕がどんな俳優かは知っているけれど、ファンではない方々です。そんな方々から演技が上手くなったと言われると本当にありがたいです。俳優としてちゃんと歩んでいるだなあと確認することもできますし。僕は作品をしている時はインターネットもほとんどしないし、コメントもほとんど見ないほうですが、今回の作品はとりわけ反応が面白くてたくさん見てみました。

―イム・スヒャンさんとインタビューをしましたが、ソンフンさんは作品をするたびに相手の役者にすっぽりハマると言っていました。

ソンフン:ある意味当然ですね。プライベートでスヒャンに寂しいと言われたこともあります。その時、僕はごめん、仕方ないと答えました。今僕には(シン・) ヘソン以外に誰かに気を配る余裕がないと。スヒャンと2人のシーンや、仲良く演技するシーンが多くなかったのもありますし。うん、仕方ないと思います。

―そのためか、家族ドラマではなくて、恋愛中心の作品をやってもよく似合いそうですね。

ソンフン:ある瞬間からジャンルを考えなくなりました。ジャンルに関係なく、どんな作品であれ、シーン1つ1つが重要になったといいましょうか。そのため、視聴者の方々も「ドキドキ再婚ロマンス 子どもが5人!?」という家族ドラマから恋愛ドラマのような甘さを感じているのではないでしょうか。

―共演してみたい女優はいますか?

ソンフン:う~ん、ハン・ヒョジュ先輩?先輩特有の演技が好きです。機会があれば、共演してみたいです。

―イ・ジョンソク、キム・ウビン、キム・レウォンなど男性主人公が特に活躍している最近です。他の作品もモニタリングしていますか?

ソンフン:SBS「ドクターズ」を楽しく観ています。キム・レウォン先輩の演技が本当に好きです。定型化されておらず、本人だけのスタイルで役をこなす能力が本当に格好いいじゃないですか。ドラマを観ながら、あの役はキム・レウォン先輩以外に誰にも代替できないんじゃないかと考えます。その役を活かす圧倒的な何かの魅力があると思います。イ・ビョンホン先輩もそうですし、チョ・ジヌン先輩もそうですし、そのような先輩たちの演技を本当に尊敬しています。

―映画「帰ってきて、釜山港へ」の撮影を控えています。釜山(プサン) 生活は楽しみにしていますか?

ソンフン:オールロケ撮影なので、1ヶ月半ほどを釜山で暮らすことになると思います。僕より一緒に行くスタッフたちが苦労すると思います。

―水泳選手出身なので、海を見ると飛び込みたいのではないでしょうか?

ソンフン:僕はホテル、ジム、撮影現場だけ行ったり来たりしようと思っています。遊びではなくて、仕事に行くわけですから。また、その作品と役に入り込んで暮らすことになるでしょう。

―今回の映画が映画デビュー作ですが、格別な撮影になりそうですね。

ソンフン:演技できる分野なら舞台であれ、ドラマであれ、映画であれ、すべて挑戦してみたいと思っていました。ありがたいことに、今回初めて映画を撮影することになりました。また機会があれば演劇もしてみたいです。観客と近くで呼吸しながら自らも大きく成長できるそんな演劇作品です。今すぐには難しいと思いますが。

―これからのソンフンは、今までとはどう違うと思いますか?

ソンフン:以前「@star1」とインタビューした時と同じ気持ちです。いつも俳優に認められる俳優になりたいと考えています。本当にその文章がぴったりだと思います。「俳優に認められる俳優」になろうという気持ちが、本当に僕の気持ちそのままです。どうですか?あの時より、僕はもっと頑張って上手くやっているように見えますか?

進行&インタビュー:キム・ドゥリ、スタイリング:イ・ジオン、フォトグラファー:イ・ギョンジン、ビハインド・フォトグラファー:チョン・ユジン、ヘア:ミン・エソン(Jacklyn) 、メイク:シン・ジェウン(Jacklyn)

記者 : キム・ドゥリ