ドラマ版「猟奇的な彼女」キャスティング論争についてSBSが釈明…公式コメントを発表(全文)

OSEN |

SBSが「猟奇的な彼女」のキャスティングをめぐる論争について釈明した。

SBSは23日、報道資料を通じて「ドラマ『猟奇的な彼女』」(制作:レモンレイン、ファイブラザーズ c&m、監督:オ・ジンソク) のオンラインオーディションをめぐる論争に関連し、SBSの公式立場を表明します」と知らせた。「猟奇的な彼女」は、キム・ジュヒョンがオーディションを通じてヒロインとして合格したと知らせたが、これを覆した後、一部の女優の名前が候補として上がり、内定していたのではないかという論争が巻き起こった。

以下は、公式コメントの全文である。

「猟奇的な彼女」の制作会社であるレモンレインとファイブラザーズ c&mは、株式会社MIDAS ENTのallcast.co.krサイトを通じて、男性主人公の女性相手役を選抜するためのオンライン公開オーディションを開催しました。しかし、SBSは事前PRとオンラインキャスティングイベントに関する企画と進行に公式的に参加または議論したことがありません。

オンラインキャスティングの主催側は、“20~30歳の女性を対象”に書類審査と2次オーディション合格者10人に対してオンライン投票を行い、審査委員点数45%、俳優点数10%、ネットユーザー点数45%(NAVER 投票30%、グローバル動画ライブサービス「V LIVE+」のグローバル好感度10%、中国le.com投票5%) を合算して最終的に選抜すると告知しました。

しかし、SBSはこのオーディションの“応募できる対象、形式、点数配分”などに関与したことがなく、最終的なキャスティングについても全く約束したことがありません。

ドラマ制作会社単独でのオンラインキャスティングが行われ、応募資格の幅が広がりすぎてしまい、この過程で条件に満たない応募者まで大勢応募する副作用が発生しました。

このような副作用が知られ、逆に可能性のある女性主人公資源を確保している既存のマネジメント事務所では、かえってオンラインキャスティングに応募しない事態が発生しました。

演技力に対する評価より、単純な有名度やファンダム(特定のファンの集まり) の依存度が反映されてしまうネットユーザー審査点を45%に策定しました。

従って、隠された新人女優の発掘を目標とする新人オーディションの基本的な趣旨を活かすことができませんでした。

ある応募者はオンラインキャスティングイベントが行われる直前にドラマに出演していたため、ネットユーザーから大量票を獲得し、演技の経験が全くない応募者は既存のファンダムをもとにネットユーザーから大量票を獲得するなど、審査の公正性も担保されませんでした。

公信力と新人女優に対する眼目を持つ審査委員の数が絶対的に不足(制作会社の代表1人、マネジメント事務所の代表1人、広報代理店の代表2人) していたことも、オンラインキャスティングイベントの充実の妨げとなりました。

また、正確に点数も集計されませんでした。一部マネジメント事務所から送った応募者に対しては、点数に関係なく2~3次オーディションまで合格させるなど、複数の雑音がありました。

このようなオーディション過程における不透明さや雑音は、ネットユーザー審査の結果で克明に表れました。オーディションを経て選定された女優が、ネットユーザー審査で1位に選定された女優より20%も低い点数を獲得したのです。

これに関連して、演出者のSBSドラマ本部のオ・ジンソクプロデューサーは「審査過程の雑音などにより、オンラインオーディションキャスティングを通じては『猟奇的な彼女』の完成度を確保できるヒロインを選抜できず、公開的な過程を通じた新人女優発掘という名分も獲得できないと判断し、1次オーディション以降、外部の制作会社が主管したオンラインオーディションイベントに全く関与しなかった」と話しました。

その後、SBS「猟奇的な彼女」のドラマ制作会社と制作陣は、正常なキャスティング過程を通じた完成度の高いドラマ制作のために全力を尽くしています。SBSはこれからも視聴者の皆様の期待にお応えできるよう、最善を尽くしてまいります。

記者 : ピョ・ジェミン